第55回日本リハビリテーション医学会学術集会
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ご挨拶
  第55回日本リハビリテーション医学会学術集会
会長 浅見 豊子
(佐賀大学医学部附属病院 リハビリテーション科 診療教授)
 
 この度、第55回日本リハビリテーション医学会学術集会の会長を務めさせていただくことを大変光栄に存じております。本学術集会を2018年6月28日(木)~7月1日(日)の4日間、福岡国際会議場、福岡サンパレスにおきまして開催いたします。

 近年、リハビリテーション医学や医療は様々な進化をとげています。世界で脚光をあびている「再生医療」においても、より良い成果をもたらすためにはリハビリテーションが重要な鍵になるとされています。そして、そのリハビリテーションの手段として、リハビリテーションロボットの存在も大きな関心を持たれています。このリハビリテーションロボットの活用は、「再生医療」をはじめとした医療の分野のみならず、高齢化に伴う介護・医療の質を高めるための介護分野における手段としても検討され始めています。このようなリハビリテーション医学・医療におけるハード面の進歩の一方で、熊本震災などを経験して感じ得たチーム医療の重要性といったリハビリテーション医学・医療のソフト面の充実意義も再考されています。いずれにしましても、再びその人らしく生きることを支援するリハビリテーション医学・医療は、言い換えれば「再生の医学・医療」にほかなりません。この『再生』を、私たちは今後もしっかりと暖かく羽ぐくんで(育んで)いく必要があります。そのためには、病院や施設、ならびに在宅でのリハビリテーション医学・医療を充実させ、人々の日常生活活動を向上させ、自立を促し、早期に社会復帰を果たす支援をすることが基本になります。そして、急性期、回復期および生活期のすべてにおいて、リハビリテーション医学・医療に携わる医師が大きな力を発揮していくことが重要です。

 リハビリテーション医学・医療領域における特徴として、医療、保健、福祉の分野にいたるさまざまな分野を含むため、専門性と役割が他の診療科と比較して広範囲である点があります。また、リハビリテーション医学・医療の対象疾患は、循環器疾患、呼吸器疾患、消化器疾患、代謝内分泌疾患、運動器疾患、神経疾患、泌尿器疾患、精神疾患、悪性腫瘍、小児疾患など多岐にわたり、重複障害を有していることも少なくはありません。そのため、リハビリテーション科医は、複数の診療科の基礎的な知識と最新の情報を修得し、他の診療科の医師との連携を図っていく技能が必要になります。厚生労働省による必要医師数実態調査では、リハビリテーション科医が最も必要とされており、本学会において専門医の育成は重要な課題となっております。つまり、基礎的な知識から最新の情報までを系統立てて整理し、それらに関する研究成果を発表し、議論を重ねる場となる本学会学術集会は重要な意義をもっております。

 第55回の学術集会では、テーマを「再生を羽ぐくむリハビリテーション医学」とし、人々のより良い『再生』をリハビリテーション医学・医療を用いて構築することについて考える学会といたしました。海外招聘者講演や特別講演、シンポジウム、パネルディスカッション、共催セミナーでは、国内外における各領域の第一人者の講演によってリハビリテーション医学の最新の知見が得られ、教育講演では基礎的および臨床的課題についての知識と情報を学べるように、多数の企画を準備する予定です。

 多くの皆様のご参加を心からお待ちしております。
 
 
 
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