公益社団法人 日本薬剤学会 第31年会

ご挨拶

  • 公益社団法人日本薬剤学会 第31年会
    年会長 竹内 洋文
    (岐阜薬科大学 薬物送達学大講座 製剤学研究室 教授)

この度、公益社団法人日本薬剤学会 第31年会を2016年5月19日(木)~5月21日(土)の3日間、長良川国際会議場および岐阜都ホテルにおいて開催することとなりました。

薬剤学は、人の役に立つ薬の開発には欠くべからざる、薬学を支える学問分野と広く認識されています。近年の、多様化する医療ニーズ、アンメットメディカルニーズに応えるためにも、薬剤学の進展は強く求められています。ドラッグデリバリーシステム(DDS)の概念の具現化はもとより、様々な新剤形の開発とその有効性の証明、患者さんの立場に立った薬物治療の実現、さらには、核酸医薬・遺伝子治療などの最新の創薬情報など、様々な薬剤学の研究成果を議論し、情報を統合することは上述目的達成のための極めて有効な手段と考えます。産官学の各分野より、薬に関わる多くの方々の参加をお待ちしています。

第31年会のメインテーマは「清流から生まれる新たな製剤・創剤の世界」です。清流とは、開催地となります岐阜市内中央を横断する長良川の代名詞です。その河畔に位置する会場で、今後の薬剤学の進化、未来を考えたいと思います。岐阜市に隣接し、長良川上流域に位置する美濃地方は、日本書紀に「天武天皇の時代(西暦685年)に宋の高僧を迎え、天皇のために薬草を煎じさせた」との記載があり、薬を製したことに関する初の記録であることから日本の製薬の発祥の地と言われています。また、清流は、その流れを血流に例えて、選択的な薬物送達の必要性を説いた一文を思い起こさせます。さらに、会場から見上げることができる金華山山頂の岐阜城の雄姿には、16世紀に美濃の地を平定し更なる国の統一を目指した織田信長の「天下布武」の文言に込められた志を感じていただけるかと思います。これらの風景に、統合された薬剤学によりさらに発展する「新たな製剤・創剤の世界」を重ね合わせることができればと願っています。

本年会では、一般演題の口頭、ポスターによる研究発表の他に、特別講演、招待講演、各種受賞講演、ラウンドテーブルディスカッション、企画シンポジウム、ランチョンセミナー、並びに各分野の企業展示会等、多種多様のプログラムを予定しております。30周年を終え、次なる一歩の年会の名に相応しい、充実した3日間となりますよう、アカデミア、製薬および関連産業、医療現場を代表する組織委員各位と共に、プログラムの構築に努力して参ります。プログラム具現化のために、関係各位の皆様のお力添え、ご支援を伏してお願い申し上げます。年会当日は、多くの皆様にご参加戴き、活発な討論を頂けますことを期待し、ご挨拶とさせていただきます。

2015年6月吉日

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