第67回 日本泌尿器科学会中部総会

会長挨拶

第67回日本泌尿器科学会中部総会を担当するにあたって

第67回 日本泌尿器科学会中部総会
会長 松田 公志
関西医科大学腎泌尿器外科学講座教授

 第67回日本泌尿器科学会中部総会を、2017年11月24日から27日まで、大阪国際会議場で開催させていただきます。本会を担当させていただくことを、大変光栄に存じております。本学が中部総会を担当させていただくのは、1966年に故新谷 裕名誉教授が第17回中部総会を担当させていただいて以来2回目、51年ぶりとなります。学会ポスターには、当時の本学学舎を掲載させていただきましたが、まさに隔世の感があります。
 この間に、泌尿器科学はもとより医学全体が大きく進歩し、その速度は加速度的に速まっています。手術は、50年前には如何にして拡大手術を行うかがテーマでしたが、現在は低侵襲手術の質向上が課題となっています。がん薬物療法も、1952年ナイトロジェンマスタードの開発が最初であり、1966年はマイトマイシン、ブレオマイシンなどがわが国で開発された直後でしたが、その後シスプラチンが導入され、現在は分子標的薬から免疫チェックポイント阻害薬へと進歩しています。わが国での生体腎移植第一例は1956年でしたが、現在は免疫抑制療法が確立し、長期予後とQOLがテーマとなっています。排尿障害の領域では、現在も使用されている生薬がちょうど50年前の上市であり、すべての薬剤がこの50年間に開発されました。
 第67回中部総会では、本学が50年ぶりに主催させていただくことから、テーマを「泌尿器科におけるサブスペシャリティー-50年の進歩とこれから」とさせていただきました。各サブスペシャリティー領域の現状と将来展望を、特別講演またはKeynote lectureとシンポジウムまたはワークショップとを組み合わせて、参加される先生方に分かりやすく構成したいと考えています。シンポジウムやワークショップの演者は、中部地区の各大学から若手の先生方を中心にご登壇いただく予定です。また、若手の先生方の学会発表をブラッシュアップしていただけるように、魅力的なプレゼンテーションの仕方も一つのテーマとして取り上げる予定です。
 学会期間中には日本泌尿器科学会の教育プログラムを多数開催する予定で、11月27日(月)にはそのビデオ講演会を開催します。新しい専門医制度の概要が明らかになっていることと思いますが、それに適合するプログラムの予定ですので、こちらにも多数ご出席ください。
 11月末の京阪神はまさに紅葉の盛りです。京都、奈良、神戸も近いですので、23日祝日など利用されて楽しんでいただければと存じます。どうか先生方のお力で、本学会を盛り上げていただきますように、よろしくお願い申し上げます。