ご挨拶

第58回CIDESCO世界会議の京都開催を心から歓迎致します。

御高承のこととは存じますが、京都市はわが国における古都として屈指の観光地であります。世界文化遺産をはじめとする、数多くの社寺や史跡がある魅力あふれる都市です。

京都の洗練された美的感覚は、芸舞妓や徒弟制度に見ることができます。日本髪やメイク、着物といった各芸術分野において、目の肥えた女性達を満足させる職人達の高い技術は、徒弟制度により伝承されてきました。このような京都の伝統芸術が、多くの人気を博し、何世紀も前に日本のコスメ産業を産み出しました。

京都には、脈々と受け継がれた伝統文化と21世紀を担う先端技術が共存しており、学術研究や技術革新の中心都市として栄えています。任天堂や島津、京セラやワコール等の世界的な企業の本拠地でもあります。

今回の会議テーマには、「皮膚と環境の調和」が謳われておりますが、京都は、京都議定書を通じて地球温暖化防止と循環型社会の実現に向け、取り組んでおります。京都人の環境に対する配慮は、一千年前の源氏物語に記録されているところです。

このように京都は、CIDESCO世界会議開催にふさわしい環境を擁しております。関西国際空港からの京都へのアクセスも大変便利で、市内の交通も地下鉄やバスが整備され、快適な移動が可能です。43年目を迎える京都国際会館は、会議施設としても数々の大規模な会議や世界的に重要な会議を経験しております。

日本の伝統と近代文化が融合した京都へお越しになり、第58回CIDESCO世界会議を開催されることを、市民を代表し、心から歓迎するものであります。

門川 大作
京都市長