ワークショップ4  
胆膵内視鏡・腹腔鏡低侵襲治療および合併症
 胆膵分野における内視鏡あるいは腹腔鏡治療の進歩は著しいものがある。内視鏡においては、結石治療やドレナージはもとより乳頭部腫瘍に対する切除、EUSガイド下ドレナージなどが急速に進歩し、結果として低侵襲治療が可能となった。また腹腔鏡においても、膵癌に対する腹腔鏡下膵体尾部切除あるいは低悪性度病変に対する腹腔鏡下膵頭十二指腸切除が保険適応となり、先進施設を中心に普及しつつある。しかしながらいずれも現在は発展期であり、適応と共に重篤な合併症にも十分配慮する必要がある。本セッションでは、各施設の低侵襲治療の成績と合併症抑制に対する工夫を紹介することで、明日からの診療の一助としていただきたい。また胆膵内科と外科の合同セッションであり、より密な関係を築くための発表・議論を期待する。