シンポジウム1  
消化器内視鏡治療における偶発症の治療戦略
 消化器内視鏡治療の進歩は著しく、多くの患者が低侵襲治療の恩恵を受けることができるようになってきた。一方、日本消化器内視鏡学会の全国調査によると内視鏡治療関連の致死的偶発症は依然一定頻度で発生しており、最近では各種治療法に対するガイドラインも整備されてきてはいるものの、完全に偶発症をゼロにすることは難しく、各施設ではガイドラインを基にさらに個別に対策を講じているのが現状であろうと思われる。本セッションでは偶発症が起こった場合の各施設でのリカバリー戦略に関する演題を、消化器内視鏡治療がカバーする消化管、胆膵、門亢症治療などの全ての領域から募集する。なお偶発症発症予防対策の演題は本セッションでは対象としない。