シンポジウム4  
知っておくべき新たな薬剤性消化器障害の現状と課題
 薬剤性消化器傷害は、これまで非ステロイド性抗炎症薬や抗血栓薬による症例が主体であった。近年、免疫チェックポイント阻害薬、アンジオテンシン受容体拮抗薬、炭酸ランタン、ビスホスホネート製剤、プロトンポンプ阻害薬など新たな原因薬剤が加わり、時に重篤な障害を来たしている。本シンポジウムでは、幅広く全消化管と肝胆膵領域における新たな薬剤性障害の特徴や既知の薬剤性障害の発症機序や増悪因子などの新知見に関して、診療の現状と課題を討論していただきたい。