ワークショップ2  
消化器病における若手医師のトレーニング
 消化器病診療に関わる医師には、日々高度な専門的知識と技術が必要になってきている。消化器癌に対する画像強調拡大観察や内視鏡治療、腹腔鏡手術、炎症性腸疾患に対する抗体療法、C型肝炎に対する抗ウイルス療法など、過去20年間にこの領域で達成された劇的な進化もその一因である。その一方で彼らを取り巻く社会環境も、特に若手医師の間では、働き方改革や新専門医制度などへの対応という点で大きく変化しつつある。
 このような状況のなか、消化器病を専門とする若手医師教育の見直しや、新しい発想と方法(論)の導入は重要な課題であると考える。本セッションでは、各施設における若手医師に対する教育・育成への取り組みや効果、問題点、今後の課題に関する演題を内科・外科を問わず広く募集し、消化器病における未来へ向けた、より充実した若手医師の育成方法について議論を交わしたい。