シンポジウム3  
コロナ時代の消化器病診療: 現状と工夫
司会: 原田 直彦(独立行政法人国立病院機構九州医療センター 消化器内科)
外間  昭(琉球大学病院 光学医療診療部)
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックにより、世界中の生活、文化、医療は劇的に変化した。とりわけ医療従事者は、自らへの感染を危惧しながら日々懸命な努力を続けている。消化器病診療においては、内視鏡検査での感染防護対策、通常診療や手術の制限や医療経営への影響、ステロイド剤、生物学的製剤や抗がん剤を用いた治療への影響など多くの問題点が指摘されている。また、COVID-19には多彩な消化器症状、肝障害や虚血性消化管障害が合併することが明らかになり、病態解明と治療協力が求められている。そこで、コロナ時代の消化器病診療の現状と工夫に関する演題を幅広く募集し、コロナ禍を克服すべく議論を深めたい。