シンポジウム4  
消化器がん治療における免疫チェックポイント阻害剤の現状と課題
司会: 草場 仁志(九州大学大学院医学研究院連携病態修復内科学)
本田 琢也(長崎大学病院がん診療センター)
2010年に進行悪性黒色腫において免疫チェックポイント阻害剤の有効性が海外で示された。本邦では2014年に悪性黒色腫に承認されたが、消化器がんにおいては2017年に胃癌、その後、大腸を含むMSI-high固形癌、食道癌、肝癌へと適応が拡大している。late lineからfront line、さらには補助化学療法への開発も進む中で、本シンポジウムでは、消化器がん治療における免疫チェックポイント阻害剤の実臨床における有効性、安全性、バイオマーカー等の検討から、他の殺細胞薬や分子標的薬を含めた治療の組み立て方、安全対策などを報告して頂き、今後の課題について討論を期待したい。