第32回日本内分泌外科学会総会(The 32nd Annual Congress of the Japan Association of Endocrine Surgeons)

会長挨拶

  • 第32回日本内分泌外科学会総会
  • 会長 酒井 英樹
  • (長崎大学大学院医歯薬学総合研究科泌尿器科学 教授)
会長:酒井  英樹 写真

第32回日本内分泌外科学会総会は2020年5月に長崎ブリックホールで開催の予定でしたが、新型コロナウイルス(COVID-19)感染の拡大を踏まえ、9月17日(木)と18日(金)に延期させていただきました。その間、現地開催に向けて準備を進めて参りましたが、感染の再拡大の中、会員の皆様の安心・安全を第一に考え、WEB・誌上開催とすることにいたしました。不確実な状況の中、本総会の開催に向けてお力添えをいただきました皆様に心より感謝申し上げます。

本学会がおもに扱う臓器は甲状腺、副甲状腺、副腎、膵・消化管、乳腺と多岐にわたり、外科、耳鼻咽喉科、泌尿器科、放射線科、病理診断科など多くの診療科が関係しています。そのような中で、本総会のテーマを「これからの内分泌外科 変わるもの、変わらないもの」とさせていただきました。近年、医学あるいは医療分野の進歩には、再生医療、ゲノム医療、AIを用いた診断・治療の開発など目を見張るものがあります。内分泌外科の領域でも、精巧な手術デバイスを用いた精密な内視鏡手術あるいは遺伝子診断とそれに基づく治療戦略など、すでに多くの新しい診療が展開されています。一方、内分泌臓器の異常に伴う症状や徴候から適切な検査を行い、正確な診断と最適な治療を提供する患者本位の診療体系は変わることがありません。また、日進月歩の医療技術や情報を取り入れ変わり続けることが、私たちの常に変わらない姿勢かもしれません。これから先、内分泌外科がどのように変わっていくのか、変わらないもの、変えてはいけないものは何なのかを、診療科の垣根を越えて議論できるよい機会となるように準備を進めてまいりました。

特別講演では、福島県立医科大学副学長(長崎大学名誉教授)の山下俊一先生が「原子力災害と被ばく医療-放射線健康リスクの最前線」を講演されます。シンポジウム・ワークショップでは甲状腺、副甲状腺、副腎、乳腺・前立腺などの領域別に、最新の研究や診断・治療について討論していただきます。また、要望演題・一般口演・ポスターをあわせて221演題のご応募をいただきました。多数のご応募誠にありがとうございました。

今回は今まで経験したことのないWEB・誌上開催となります。開催にあたり、ご参加の皆様にはご迷惑をおかけする点もあるかと存じますが、何卒ご理解・ご協力の程、よろしくお願い申し上げます。

多数の皆様のご参加を心よりお待ちいたしております。