御礼

第51回日本リハビリテーション医学会学術集会(2014年6月5日(木)-7日(土)、名古屋国際会議場)は4,000名を超える方々にご参加いただき盛会裏に終了しました。これもひとえに皆様方のご支援ご協力の賜物によるものです。主催者一同、心より感謝申し上げます。

さて、本学術集会は「実用リハビリテーション医学 -Practical Rehabilitation Medicine-」をテーマとしました。リハ医学は、徹底的に実用的な医学だと思うからです。そして、リハ医学のコアである「活動(activity)」にフォーカスし、キーワードは、ユニークで普遍(unique & ubiquitous)、実用先進(practical innovation)、構造的知恵(structured knowledge)としました。

また、初日:国際 Day、二日目:チーム Day、三日目:市民/学生/研修医 Dayをサブタイトルに特徴あるプログラムを展開しました。

特別講演では、Dr. Jeffrey B. Palmer、Dr. Hermano Igo Krebs、Dr. K. Ming Chan、Dr. Volker Hömberg、石川 誠先生、Dr. Tai Ryoon Han、Dr. Jianjun Liの7名の先生に、北米、欧州、アジア、各国の最先端リハ医療についてご講演いただきました。

教育講演は16本。また、シリーズで学べる構造教育講演も2つ企画しました。リハ医療に必要な多岐にわたるテーマを多くの参加者に学んで頂きました。

「活動」主題のシンポジウム6つは、活動機能構造連関・最新の活動計測・活動再建を考える・練習支援ロボット展開・社会・環境への対応・長寿社会への挑戦でした。なぜ、リハ医学において、「活動(activity)」にフォーカスすべきか、を熟考いただけたのではないでしょうか。

パネルディスカッションは8つ。最新の電気生理学から回復期リハモデル、リハ科開業など、多彩なテーマを満喫して頂きました。

会長講演は、1980年に医師となり慶應義塾大学で千野直一門下生としてリハ医学を学び始め、それから30余年を経た現在、リハ医学について思い巡らせている話を「活動の臨床としてのリハビリテーション医学」と題して、議論させていただきました。

4つの展示会場は、トヨタ自動車のロボットをはじめ、最新のリハ関連医療機器、義肢装具、嚥下関連など、先進的70社の大変興味深い展示が、出展者と参加者との間の熱気溢れる交流をもたらして頂けました。感謝申し上げます。

ランチョンセミナーは16本、モーニングレクチャーは2本、会員の皆様には、名古屋の味を楽しみながら、大きな刺激となったこと、感謝いたします。また、2本の治療手技が学べるハンズオンセミナーでは、優れた先人の技術を継承して頂ける機会になったかと思います。

一般演題は過去5年で最高の756題、各会場で熱の籠った活気のある議論を交わして頂きました。会員の日々の絶え間ない努力による高い研究水準や豊かな臨床経験が随所にみられる有意義な機会となりました。また、コメディカルポスターセッションを特別企画として同時開催し、演題数287題と大変な盛り上がりがみられました。

市民公開シンポジウムでは、「ロボットが変えるだろうリハビリテーションの未来」と題し、日本の医療における課題をロボットによって克服し、明るい未来が待っていることを市民の皆様に示すことができたのではないかと自負しております。

本学術集会が、日本のリハ医学の更なる発展に少しでも寄与できたなら、主催者一同、望外の喜びです。

本学術集会の運営にご支援、ご協力頂きました関係者の皆様にこの場をお借りして、深く感謝申し上げます。そして、本学会の益々の発展、会員の皆様のご健勝、そして、リハ医療を必要とするすべての方々のご多幸をお祈り申し上げます。

2014年6月8日

大会長 才藤 栄一
藤田保健衛生大学医学部リハビリテーション医学 I 講座 教授

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