第73回日本弱視斜視学会総会・第42回日本小児眼科学会総会

ご挨拶

第73回日本弱視斜視学会総会

会長:杉山 能子(金沢大学眼科)

会長:杉山 能子 (金沢大学眼科)

 第73回日本弱視斜視学会総会を2017年6月16日(金)・17日(土)の両日にわたり、金沢にて、第42回日本小児眼科学会総会と合同開催いたします。会場は、JR金沢駅東口徒歩1分の石川県立音楽堂です。2015年3月に北陸新幹線が開通して以来、東京方面からのアクセスも抜群となり、東京、大阪、名古屋いずれからも2時間半となりました。
 今回、初めての試みとして弱視斜視学会の一般講演に対してプログラム委員会を設置することとなりました。複数の機関から選ばれたプログラム委員が応募演題の選考を行い、国際基準に沿った、より質の高い学会を目指してまいります。
 招待講演は、David Taylorロンドン大学名誉教授にお願いしました。 私は、ロンドンのMr. Taylorのお宅にホームステイさせていただいて、Great Ormond Street Hospitalへ通い、弱視斜視や小児眼科を学びました。Mr. Taylorは、「ロンドンにいる間に、眼科だけではなく世界に視野を広げて」と、様々なことを手取り足取り教えてくださいました。豊富な経験に基づいた暖かい、しかし、新しくおもしろい講演をいただけると期待しています。
 シンポジウムは、「特殊な斜視」について、データに基づいた治療戦略を、①Duane症候群(林 孝雄先生)②甲状腺眼症(木村亜紀子先生)③強度近視性固定内斜視(横山 連先生)にご講演していただきます。
 また、お隣の国である韓国からDong Gyu Choi先生を迎え、韓国での間欠性外斜視診療の基調講演を予定しています。
 講習会は、「斜視診療の基本:検査~治療のスタンダード」を、① 斜視検査(宇田川さち子先生)、② 小児の斜視診療(仁科幸子先生)、③ 成人の斜視診療(彦谷明子先生)にご講演いただきます。斜視診療初心者の方々にもわかりやすく基本から具体的に解説し、また、中級者にはさらにステップアップできるコツをご教授いただけるものと期待しています。

 弱視斜視を学ぶには小児眼科の知識が、小児眼科を学ぶには弱視斜視の知識が必要です。今回のポスターデザインは、あたかも弱視斜視と小児眼科のように、日本を代表する二つの文化都市である金沢と京都ががっちりとタッグを組み、本合同学会が皆様にとって意義深いものになるようにとの願いを込めて作成しました。

 金沢は、金沢城、兼六園、三つの茶屋街、近江町市場などの観光スポット、加賀友禅、金箔、輪島塗、九谷焼、蒔絵などの伝統文化、お寿司、加賀料理、和菓子などの食文化など、前田家加賀百万石の歴史と伝統のある奥深い綺麗な街です。学会と金沢を満喫していただきたく存じます。多数の皆様に参加いただき、活気ある楽しい合同学会になることを祈念しています。

第42回日本小児眼科学会総会

会長:外園 千恵(京都府立医科大学眼科)

会長:外園 千恵 (京都府立医科大学眼科)

 第42回日本小児眼科学会総会を2017年6月16日(金)・17日(土)の両日にわたり金沢にて、第73回日本弱視斜視学会総会と合同開催いたします。北陸新幹線の開通により活気を増した金沢駅、その駅前にある石川県立音楽堂が学会場となります。

 小児眼科という分野は、眼科学のあらゆる領域を網羅するうえに、視機能発達に関わる、各児の将来を見据えて治療を行うという重責を担っています。眼科での治療介入は、将来の合併症まで考えて一手を指すことが大切です。本学会では、重症アトピーの小児が「生涯、見えることを維持」するために何ができるか、どうすべきか、を考える機会として、シンポジウム『重症アトピーへの対応と連携』を企画しました。皮膚科の視点、眼科各分野の経験を交えた討論を期待しています。

 発達障害に関する様々な病名、例えば「アスペルガー症候群」「学習障害」「自閉症スペクトラム障害」の違い、よくわからないと思いませんか?しかし、目線が合わない、という主訴で受診する子供たちの中には、少なからずこれらの障害が含まれます。こども達それぞれに必要な支援を提供するために、発達障害を知っておくことは大切と思われます。教育講演では児童精神科医である村松陽子氏より、『発達障害児の基礎的理解と必要な配慮』について解説いただきます。

 講習会は、稀な先天疾患から日常よくある内反症まで、いずれにも洗練した治療を行えることを目的に『小児の眼窩・眼瞼疾患』をテーマにしました。

 歴史ある加賀の街並み、金沢駅周辺を散策するだけでも、眼科医療や眼科学に思いを馳せることができるでしょう。小児眼科学の発展及び小児眼科医療の向上のため、一人でも多くの参加をお待ちしております。