会長挨拶

第32回日本臨床リウマチ学会 会長
松原メイフラワー病院
松原 司

この度、第32回日本臨床リウマチ学会を2017年12月2日(土)~3日(日)の2日間、神戸ポートピアホテルにて開催させて頂くことになり、大変光栄に存じます。
この十数年でリウマチ治療は飛躍的な進歩を遂げ、臨床的アウトカムのパラダイムシフトが生じたといっても過言ではありません。これらの進歩に伴い治療の多様化が進み、専門領域が異なる医師や看護師、薬剤師、理学療法士や作業療法士等が共同して治療に参画する、いわゆる集学的治療の必要性がますます大きくなっていると言えましょう。治療が成功するためには、この集学的治療が上手く嚙み合うことが重要です。そこで、今回のテーマを「集学的治療のハーモニーを目指して」とさせて頂き、学会プログラムを作成いたしました。
特別講演1企画、特別企画1セッション、シンポジウム8セッション、教育講演9企画と多くを企画いたしました。特別講演では、リウマチ治療のピットホールとも言える治療過程で生じた訴訟問題とその対策について講演して頂くこととしました。また特別企画では「患者の求めるリウマチ治療」と題して、大規模患者サーベイの結果を踏まえ、医師、医師以外のスタッフおよび患者代表による討論を企画いたしました。シンポジウムにおいては、リウマチ性疾病における医療保険制度や診療報酬査定における問題点を取り上げました。リウマチ治療におけるprecision medicine、寛解達成後のリウマチ治療戦略として経済性も踏まえた生物学的製剤のスペーシングやテーパリングの問題、患者の心理的寛解を目指した臨床的取り組みについてもシンポジウムのテーマに加えました。教育講演では、リウマチ性疾病の皮膚病変や眼病変に関する講演も企画させていただきました。
このように医師及びメデイカルスタッフにとって、明日のリウマチ性疾病の診療に役立つ盛沢山の内容になっておりますので、是非多くの皆様のご参加をお待ち申し上げております。また学会開催日には神戸で恒例の冬のイベントも始まっていると思いますので、神戸観光も兼ねて足をお運び頂ければと存じます。