第83回 日本循環器学会学術集会

シンポジウム
超高齢化・医療費膨張時代における循環器医療提供体制と医療政策のあり方

日本語

国内座長: 代田 浩之(順天堂大学 循環器内科)
後藤 葉一(公立八鹿病院)
わが国では75歳以上の後期高齢者の全人口に対する比率が2040年には20%を超え、2065年には25%を超えると予測され、世界の中で最も速いスピードで超高齢化社会に突入しようとしている。医療分野では、超高齢慢性多重併存疾患保有患者の増加に伴う受療患者数の増加に加え、高額な新薬や医療機器の出現により医療費が膨張の一途をたどる中で、地方および診療科における医師偏在、医療と介護における連携不足、終末期医療と緩和ケアへの準備不足、一次・二次予防体制の未確立などの課題が山積している。この状況下で、脳卒中と心血管疾患を含む循環器疾患は、高齢者の死因、寝たきりの原因、医療費のいずれにおいても癌を抑えて1位であり、我が国の医療提供体制および医療政策においてきわめて重要な位置を占める。本シンポジウムではこのような背景を踏まえて、超高齢化・医療費膨張時代において循環器医療提供体制とそれを方向付ける医療政策はどうあるべきか、持続可能性・効率性・均てん性をいかにして実現するかなど、各分野の専門家にお集まりいただき多方面から議論していきたい。

閉じる

↑ pagetop

© 2018- 第83回 日本循環器学会学術集会. All Rights Reserved.