第83回 日本循環器学会学術集会

シンポジウム
循環器関連学会に訊く-202030:学会として何ができるか-

日本語

国内座長: 樗木 晶子(九州大学 保健学)
副島 京子(杏林大学 第二内科)
我が国は社会のあらゆる分野において2020年までに指導的地位に女性が占める割合を少なくとも30%程度とする目標を第3次男女共同参画基本計画で唱いました。現時点では、臨床医に占める女性医師の割合は約2割ですが、平成29年度の医師国家試験合格者の3割強が女性です。今後、女性医師数はますます増加し、30%に到達することも夢では無くなりました。しかし、循環器科では外科、脳神経外科などと並んで女性医師の割合が非常に低くなっています(5.9、2.2、1.7%)。
循環器関連の学会に置いて様々な臨床・研究分野で活躍している女性は少なくはありません。202030に向けて、女性医師は“信用できる同僚・先輩・後輩”として認められるよう努力を継続すること、また学会、職場において“女性だから向いていない”、“女性だから無理でしょう”という偏見は捨てて協力して切磋琢磨していくことが必須だと考えます。女性活躍が当然となっている欧米社会に比べて日本ではまだ発展途上と思われますが、今後の発展のためにどのような努力が必要なのか、建設的な議論の機会となれば幸いです。202030という言葉が一人歩きしないように学会として最大限のサポートをして、また女性医師一人一人が努力して将来につなげていきたいと思います。 きっといつかはこのような議論があったことも過去の記録となることを祈念致します。
一緒に本音で語りましょう。多くの皆様の御参加をお願いいたします。

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