会頭挨拶

川島  眞

第110回日本皮膚科学会総会
会頭 川島  眞

このたび会頭として、第110回日本皮膚科学会を横浜の地にて開催させていただくことになりました。誠に光栄に存じますとともに、会員の皆様に心より感謝申し上げます。東京女子医科大学は、1900年(明治33年)に吉岡彌生により東京女医学校として開設されました。東京女子医科大学皮膚科学教室は、1926年(大正15年)に皮膚科泌尿器科学教室として誕生しました。その長い歴史の中で、総会を担当させていただくのは初めてであり、責任の重さを痛感いたしております。

今回の総会では、二つのテーマを中心に構成したいと考えております。一つは、東京女子医科大学が担当する意味を考え、これまで以上に女性皮膚科医師が活躍する場を設けることとし、シンポジウム、教育講演などになるべく多くの女性医師に登場してもらうようにしたいと考えております。さらには、女性医師の勤務環境をいかに整備すべきかについても意見を出し合う機会も設けたいと思います。もう一つは、自分が皮膚科医になって30年以上が経過しましたが、その間に日本の皮膚科学あるいは皮膚科医療が国内、国外で学問として、さらには社会に対して様々な貢献をしてきましたが、それを一度振り返る機会にしたいと思っております。数多くの貢献のすべてを網羅する訳にはいきませんので、会頭の独断がかなり含まれてしまうことはご了承いただきたいと存じますが、回廊風にポスターをみていただき、我々にとっては回顧あるいは懐古する機会に、若き皮膚科医には今後の励みにつながることを期待しています。

教育コース中心の総会になってから8年目を迎え、定着した感もありますが、今回も同様の構成とし、一般演題はポスター発表としました。ポスターセッションの司会の先生方と会頭による審査でポスター賞を準備いたしますが、それに加え本総会から、外国人名誉教授であられます、故ウィリアムエプシュテイン教授のご遺族からのご寄付のよる「ウィリアムエプシュテイン記念賞」を、会頭と学術委員長とで選考した最も優れたポスター1題に対して授与することになりました。名誉ある第1号となられるように皆さまの奮起に期待します。

また、今回で3回目となる皮膚科スぺシャリティナース講習会も実施いたします。関東一円から皮膚科に興味を抱き、皮膚のケアの重要性を認識されたナースが大勢参加されることを期待しています。

横浜みなとみらいの学会場から電車で直行も可能な自由が丘の街から、話題のスウィーツを集めたコーナーを展示会場の一角に設けたいと考えております。皮膚科学を学ぶ合間にリラックスする時間も作っていただきたいと思っております。

第110回日本皮膚科学会総会が、一人でも多くの会員の皆様に取りまして、さまざまな面から意義深い、記憶に残る総会となりますように努力したいと考えております。何とぞよろしくお願い申し上げます。

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