第87回日本胃癌学会総会

第87回日本胃癌学会総会

会長挨拶

第87回日本胃癌学会総会
会 長 二宮 基樹
(広島市立広島市民病院外科)
会長 二宮 基樹
 
 

 歴史と伝統ある日本胃癌学会の第87回総会を2015年3月4~6日の3日間、「分化と統合」をテーマにリーガロイヤルホテル広島を中心に開催させていただきます。分化し発展した胃癌診療が、統合され更なる発展を成し遂げる場となることを心より祈念しています。
 初日には、ふたつのplenary sessionを企画致しました。ひとつは胃癌治療ガイドラインのコンセンサスミーティングであり、もうひとつはJCOG0110をはじめ臨床的に極めて重要な臨床試験の結果が続々明らかになりますので、その結果を報告していただきます。
 本学会では主題とともにポスター発表を重視し、基本的に口演は主題とその関連だけと致しました。十分な内容の提示ができて、参加者が繰り返し見ることができるポスターは魅力的な発表形態と思います。そして、ポスター発表の時間帯は基本的に他のセッションは閉じますので、多くの参加者が論議に加わっていただけることを期待しています。
 このたびの話題のひとつは、日本胃癌学会のなかでESD研究会が再組織され、新たなスタートをきることになったことです。高度に進化したESDですが、適応や技術等について外科系医師と論議できるのが大きな魅力です。ESDの更なる発展が期待できます。
 特別企画の「日本胃癌学会による臨床試験の品質向上の試み ~研究者主導臨床試験の持続可能な体制整備のために~」はあるべき臨床試験の姿を論議し、「全ゲノム解析・エピゲノム解析から胃癌の治療・診断へ」では加速する基礎からのトランスレーションを論議致します。
 広島は来年被曝70周年を迎えますので、「放射線被曝と胃癌」をテーマに講演を予定しています。
 日本胃癌学会も年を追うごとに国際化の装いを強めています。世界をリードしているからこそ、韓国や中国をはじめとする海外の胃癌治療医に参加していただけるものと思います。International sessionは昨年と同様にopen surgery, laparoscopic surgery, ESD, chemotherapy, future prospective of Japan-Korea collaboration trials等のセッションを用意しています。世界へ発信できる論議を期待しています。
 主題セッションでは、いま胃癌の世界で最もホットな話題である食道胃接合部癌、大動脈周囲リンパ節郭清、conversion therapyなどに大きなスポットをあてています。昨年から進化した論議をお願いしたいと思います。
 医師だけで行える医療は少なく、チーム医療の時代になってきました。この度の主題には医師のみならず、看護師、薬剤師、栄養士等々が応募・参加できるセッションを用意しました。積極的な応募をお待ちしています。
 また、胃癌の歴史と若手の教育にも配慮を致しました。我が国の胃癌治療の幕開けから現代に至るまで、エポックメーキングなテーマを取り上げて講師に語っていただきます。過去を振り返り、現在を見つめ直す機会になれば幸いです。そして、若手医師のために胃癌診療の基本となるテーマや基本手術手技についての講義も用意しています。このような基本的な知識が最先端の発表を理解し易くするものと思います。

 広島は6本のたおやかな川と豊かな緑に包まれ、穏やかな瀬戸内海に面した魅力的な世界平和都市です。世界遺産も宮島の厳島神社、原爆ドームとふたつあり、3月は牡蠣もお好み焼きもお酒もおいしい季節です。どうぞ広島で日中は胃癌についての学術論議を徹底して行い、夜は広島の味を堪能してください。皆様のご来広を心よりお待ちしております。
 
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