第34回日本老年脳神経外科学会

ご挨拶

会長 清水 宏明
第34回日本老年脳神経外科学会
会長 清水 宏明
秋田大学 脳神経外科 教授

2020年8月

 本年の日本老年脳神経外科学会(第33回、宇野昌明会長)は、4月に倉敷で開催される予定でした。新型コロナウィルス禍でいったん7月に延期になりましたが、それも開催は困難で、誌上開催となりました。

 下記のご挨拶文は、4月の学会終了と同時にオープン予定であった第34回のホームページ用に記載したものです。その後、状況を見ながら開催方法を再検討し、ようやく今、ホームページを開設できることになりました。状況は大きく変わっておりますのであらためてご挨拶させていただきますが、本学会のささやかな記録の一つとして当初の挨拶も掲載させていただきました。

 さて、8月になった現在、いったんおちつきかけた新型コロナウィルス感染症は第二波の様相を呈してきました。このあとどのように推移していくのか、容易には予想できません。多くの学会がWEB開催を部分的ないし全面的に取り入れ、その利点を最大化し欠点を最小化する試みを続けています。

 第34回日本老年脳神経外科学会も、開催方法を検討した結果、基本的にはライブ配信とオンデマンド配信をミックスしたWEB開催の方向で考えております。WEB開催の利点である「いつでも、何回でも」をオンデマンドで実現し、欠点である人的交流の場をライブでのdiscussion (with WEB assistance)で少しでも補う工夫をいたします。

 学会の学術的テーマには大きな変更はない予定です。今後開催されるいろいろな学会の開催方式を参考にしながら、有意義な学会としたいと思います。引き続きご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

2020年3月

 この度、第34回日本老年脳神経外科学会を2021年4月17日に秋田市にて開催させていただくこととなりました。1988年以来の長い伝統がある本学会を主催させていただくことは、教室員一同、大変光栄に存じております。

 秋田県は、高齢化が進む日本においてその最先端地域であり、当地において本学会を開催させていただくことには大きな意義があると考えております。多くの高齢者に向き合う日常臨床では、より若年者であれば外科的治療に迷わないような状況においても、その介入が本当に患者さんのためになるのかどうか、一歩立ち止まって考えることがしばしばあります。手術をするとしても根治性と合併症回避のバランスをどうするのか、確立した手術手技を適用するだけではない問題があると思われますし、保存的治療の目的や方法も若い世代とは異なるように思います。

そこで、本学会のテーマを「高齢者脳神経外科医療のコンセプト」といたしました。脳神経外科が扱う疾患の代表的なものをとりあげ、エキスパートの考え方を拝聴し、公募演題において様々な考え方を学び議論することで、診療の目標や方法に関するコンセプトを少しでもつかめたらと思います。

他科から学ぶことをテーマとしたセッション、「脳卒中リハビリテーション看護」に関するセッションも設ける予定です。様々な角度から高齢者脳神経外科医療を議論できるよう準備しております。

 4月半ばの秋田は晴れの日が多く、気持ちのよい青空を期待しています。会場隣の観光名所である千秋公園では桜をお楽しみいただける頃と思います。
学会の合間には、秋田の自然のほか、きりたんぽ鍋、稲庭うどん、比内地鶏、さらには秋田ならではの地酒などをお楽しみいただければと思います。会員の皆様、メディカルスタッフの方々など、多数の皆様のご参加をお願い申しあげます。