会長挨拶

会長 森重 健一郎
岐阜大学大学院医学系研究科産科婦人科学分野 教授

第33回日本女性医学学会学術集会を平成30年11月3日(土・祝日)・4日(日)の2日間、長良川国際会議場・岐阜都ホテル(岐阜市)にて開催させていただきます。
この学会は、平成23年の学会名称変更以来、更年期医学だけでなく思春期学、感染症学、子宮内膜症、骨粗鬆症などを含めて幅広い領域をカバーする女性医学のプラットホームになりました。領域・職種の拡大に伴って学術集会参加者も2,000名を超え、なお増加しつつあります。

今回のテーマは「もう一度原点に返って未来を語ろう-女性医学の楽市楽座」です。
織田信長が約450年前の永禄10(1567)年に岐阜城の城主となりました。天正4(1576)年までの足かけ10年で、この地から天下統一を目指すとともに、それまでの閉鎖的な社会構造を打ちこわし楽市楽座による新しく自由な経済システムを構築し、混沌とした戦国時代から新しい時代への流れを作りました。女性医学も新たな姿に生まれ変わろうとしているときに学術集会を担当させていただくことは、責任の重さを感じるとともに大変光栄と感じています。

招請講演としては、まずわが国の女性活躍の旗手である衆議院議員の野田聖子先生に、女性医学の進むべき方向性について講演をお願いしています。また基礎医学の立場から、細胞レベルでいきたまま観察する新技術で骨粗鬆症の病態解明を進めている大阪大学教授石井優先生に講演いただく予定です。特別講演としては去年11月新たに日本女性医学学会理事長に就任された愛知医科大学教授若槻明彦先生に“女性医学学会の進むべき方向性”についてご講演をお願いしています。シンポジウムは「各ライフステージにおけるメンタルヘルス」、「尿失禁・骨盤臓器脱」、「女性医学における多職種連携」、「若年がんと妊娠」を取り上げたいと思います。

またセミナーとしては「HRTのガイドライン改定」(2017年に改定されたHRTガイドラインについて改定にかかわった専門家によるわかりやすい解説)、有名女性アスリートもお招きしての「女性アスリートのヘルスケア」、またハンズオンセミナーとして「流産治療法(手動真空吸引法)」も企画しています。さらには教育講演として専門医機構共通講習の認定ポイントになる感染(必修)と医療安全(必修)のテーマの講演も組み込まれています。もちろん従来通り多くのモーニング・イブニング・ランチョンセミナーを準備しています。また1日目には「第29回産婦人科骨粗鬆症研究会」を同時開催します。2日目には日本産婦人科医会共催の形で乳がん検診の講習会を予定しています。

更年期医学の分野にとどまらず、広く一般演題を募集しています。どしどしご応募ください。女性医学のプラットフォーラムであるこの学術集会にふさわしい議論が交わされることを期待しています。

会場は長良川の河畔にあり、目の前には金華山と岐阜城を仰ぎ見る風光明媚なロケーションです。残念ながら岐阜長良川鵜飼いのシーズンからは外れますが、学会の前後に晩秋の郡上八幡や下呂温泉・飛騨高山にも足を延ばされてはいかがでしょうか。ぜひこの機会に岐阜に足をお運びいただき、岐阜を楽しんでいただければうれしく思います。会場で皆様とお会いできることを岐阜大学教室員一同、心よりお待ちしています。

ページの先頭に戻る