CKD委員会報告

用語集



CKD対策委員会は、運営委員会と4つのWGより成る。各WGの活動法報告を以下に示す。
疫学調査研究WG
MDRD簡易式の日本人係数について論文にまとめてCENに公表。これを用いて日本人のCKD有病率を推計し、CENに報告。
NKFよりIDMS traceable MDRD式の発表されたため、この式に対する日本人係数(0.741)を設定し、論文を投稿中。この改訂MDRD簡易式はCKD診療ガイドに採用された。
平成17年度から実施したコホート調査をまとめ、日本人の腎機能低下速度として第49回日本腎臓学会学術総会で公表し、論文投稿中。
日本人のGFR推算式の作成のため、プロジェクト「イヌリンクリアランスによる日本人のGFR推算式」を行い、第50回日本腎臓学会学術総会で結果を報告。検証をすすめ、第51回日本腎臓学会学術集会で公表予定。
診療ガイドライン作成WG
かかりつけ医向けの「CKD診療ガイド」を作成し、第50回腎臓学会学術集会にあわせて公開。腎機能低下時の薬剤投与量を付表に加え、8月に出版。
本ガイドの英文版を作成し、改訂も適宜行う予定。
CKD企画推進WG
日本透析医学会、日本小児腎臓病学会とともに、日本慢性腎臓病対策協議会を平成18年6月25日に設立。日本腎臓財団とIKEAJがオブザーバー参加。事務局を日本腎臓学会内におき、日本腎臓財団などからの寄付を中心にして運営。
CKDニュースを発行し、学会、研究会、講演会などで配布。
2007年3月11日に東京において、CKD啓発イベント「ストップ・ザ・腎不全 CKD対策を考える講演会」開催。厚生労働省の後援、日本医師会、糖尿病学会、高血圧学会など、CKD対策を共同して推進するパートナーとなる国内26学会・団体の賛同を得て、行動目標を公表。平成20年3月9日に第2回を開催予定。
国際連携・国際貢献WG
アジアにおけるCKD対策推進を目的とするAsian Forum of CKD Initiative 2007をISN-COMGAN, KDIGO, APSN, ANZSNと共催。アジア13カ国を含め海外からの参加者は62名。本フォーラムの意義と日本腎臓学会のCKD対策におけるイニシアチブが国際的に高く評価され、アジア太平洋地域の各国腎臓学会の横の連携の強化および国際機関(ISN、KDIGO)との協調行動が実現。概要をISNホームページ、国際誌などで公表予定。
第2回となるAFCKDI2008を2008年5月4日にクアラルンプールにおいてAsian CongressのPre-forumとして開催予定。

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腎臓学用語集の改訂について
 腎臓学用語集は第31回日本腎臓学会総会(1988年、石川兵衞会長)の際に日本腎臓学会編として発刊されました。その後は改訂されないままでしたが、19年の間には新しい疾患概念や多くの医学用語が誕生するようになったことから、新しい腎臓学用語集の刊行が望まれていました。日本腎臓学会では50周年記念事業として、腎臓学用語集の改訂第2版を刊行することとなり、2005年に腎臓学用語集改訂委員会が発足しました。委員には、内科、小児科、泌尿器科、解剖学、生理学、薬理学、病理学の専門家にお願いし、更に透析専門医にも加わっていただき、腎臓学の関連領域を網羅できるように配慮しました。
 改訂の要点は、1)初版刊行以降に腎臓学の領域で使用されるようになった用語や関連の深い領域の用語の追加採録、2)今日ほとんど使用されなくなった用語や廃語となったものの削除、3)日本医学会医学用語辞典及び各関連学会の用語集と整合性を持った訳語の選定、4)今日汎用され、国際的にも通用する略語集の作成、5)巻末の「腎の構造の標準的名称」の改訂、そして、6)CD-ROM版の作成であります。
 改訂作業は用語集改訂委員会の各委員の多大なご尽力により終了し、この度、腎臓学用語集第2版が刊行されることになりました。この第2版は50周年記念事業として、会員全員に配布されることとなり、9月中には会員の皆様のお手元に届くことと存じます。
 本用語集が腎臓学会会員をはじめ、多くの医師やコメディカルの方々に利用され、そして愛用され、腎臓学及び関連領域の診療や研究に役立つことを委員会一同、切に願っております。
平成19年8月
腎臓学用語集改訂委員会
委員長 田口  尚

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