会長挨拶

第13回日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会
会長 出家 正隆
(愛知医科大学医学部 整形外科学講座)

出家 正隆

この度、第13回日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会(JOSKAS)を昭和大学医学部 整形外科学講座 稲垣克記教授が主催されます第47回日本整形外科スポーツ医学会学術集会(JOSSM)とともにJOSKAS/JOSSM meeting 2021という形で、6月17日~19日の3日間、札幌コンベンションセンターで開催いたします。

JOSKASは、2009年に日本関節鏡学会と日本膝関節学会が発展的合併をする形で誕生し、今回で13回を数えます。その前身となった2つの学会は昭和50年(1975年)に故 渡辺正毅先生を会長として設立されて、研究会から学会、そしてJOSKASへとつながっています。JOSKASの目的は、関節鏡、膝関節、スポーツ医学及びその関連分野に関する基礎的・臨床的研究の成果発表の促進をはかり、ひいては整形外科学の発展に貢献することにあります。令和の時代になり、JOSKASは更なる発展へ向けて新たなる展開を試みています。JOSSMとの合同開催は、昨年に続いてでありますが、JOSKAS/JOSSM meetingとさせていただき、垣根をより低くし、稲垣JOSSM会長とともに一つの学会として開催し今後に引き継がれるような形にしたいと考えています。

まずそのためのテーマを、『BREAKTHROUGH AND EVOLUTION』とさせて頂きました。JOSSMとJOSKASの両学会が共に歩み寄り、発展的な変化を遂げていこうという決意を表しています。そのためbreakthroughが必要であるということです。JOSSMもJOSKASも、医師・理学療法士・トレーナーなどからなる大きな学術団体ですが、長い歴史とともにそれぞれに特徴があります。両学会を基盤として少し異なった視点から討論することで、breakthrough そしてevolutionにつながると確信しています。集約的でガイドライン的な答えをだすことは大切です。しかし、breakthroughのために、既存治療での満足できない点を医療全体からの視点で討論できるようにしたいと考えています。この学会で運動器の治療や予防をディスカッションし、次世代を担う若い人達が、新たな視点を持って、発展していくための学会としていきたいと思います。

6月の札幌は季候も良く、訪れるにはもっとも良い季節です。多くの先生方に集まっていただき、楽しい学会にしたいと考えております。多くの皆様方にご参加いただき、活発なご討論を心よりお願い申し上げます。

第47回日本整形外科スポーツ医学会学術集会
会長 稲垣 克記
(昭和大学医学部 整形外科学講座)

稲垣 克記

日本整形外科スポーツ医学会(JOSSM)は、第1回大会を当時は整形外科研究会として大阪で開催されました。横浜市立港湾病院の高澤晴夫先生、関東労災病院の中嶋寛之先生、大阪市立大学の市川宣恭先生らが中心となり、スポーツ選手の特に上肢・下肢の運動器の障害に関する研究成果の促進をはかることで、国民や学生、アスリートのスポーツ障害の治療発展に貢献することを目的に結成されました。時は46年の歴史と発展を経て研究会から学会となり第47回を迎えました。昭和大学医学部整形外科学講座は第16回大会を藤巻悦夫会長、第38回を筒井廣明会長のもと開催させて頂きました。このような歴史と伝統あるJOSSMはこの度、我が国における東京オリンピック・パラリンピック競技大会(東京2020)の開催を契機に日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会(JOSKAS)と合同開催という素晴らしい企画の下、運営をさせていただく栄誉を得ました。これもひとえに両学会の役員、関係諸氏のご尽力によるものと心から感謝申しあげます。 JOSSMはJOSKAS出家会長とともに両学会がINTERACTIONすることにより、共により大きな進化と発展を遂げると信じています。

本学会のテーマは出家会長とともに「BREAKTHROUGH AND EVOLUTION」とさせていただきました。これは両学会が共に歩み寄り、壁を打ち破って発展的な躍進と進化を遂げていこうという両会長の強い願いを込めたものです。どうかみなさまがこの理念に基づいて札幌の地にお集まりいただき自由闊達なDiscussionをしていただけたら幸甚です。

スポーツは「投げる」「跳ぶ」「走る」「蹴る」「打つ」「泳ぐ」など人間の基本的な動作の集合で成り立っています。本学会ではこれらの基本的なperformanceを中心に新しい理論を組み立てていければと考えます。

本学会が医師・理学療法士・トレーナー等職種の垣根を超えて、皆様にとって実りのある自由で創造性豊かな学会になると同時に、アスリートや患者様にとって少しでも福音になる学会になることを祈念いたします。

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