第29回日本小児整形外科学会学術集会

会長挨拶

  • 和田 郁雄
    第29回日本小児整形外科学会学術集会
    会長 和田 郁雄

    名古屋市立大学大学院リハビリテーション医学分野教授

この度、第29回日本小児整形外科学会学術集会会長にご推挙頂きました名古屋市立大学大学院リハビリテーション医学分野の和田郁雄です。

日本小児整形外科学会は、小児整形外科学に関する研究の促進や連絡、提携の充実を図り、整形外科学の進歩普及に寄与することを目的に平成2年11月に第1回学術集会が開催されました。現在は大学附属病院やこども病院、小児整形外科あるいは療育施設の医師、開業医など、1200余名の会員を擁し、研究発表や講演会、教育研修会などの開催、機関紙の発行、内外の関係学術団体との連絡および提携、小児整形外科学に関する研究調査など様々な活動を行っています。

本学会は、小児期にみられる先天異常や発育性障害、麻痺性あるいは感染性、腫瘍性疾患をはじめ、外傷やスポーツ傷害など、小児期運動器の疾患・外傷、障害の成因や病態、診断、治療に関する臨床的、基礎的研究成果を国内外に広く発信するとともに、国民への啓発活動、各種団体との情報交流を活発に行っております。こうした活動は、運動器の問題を抱えた子ども達を健全に育成することにつながり、結果として国民の健康・福祉の向上に貢献できるものと考えております。この伝統ある学会の学術集会をお世話させていただくことは、身に余る光栄であるのはもちろん、その責務の大きさに身の引き締まる思いです。

本学会の目的や活動内容を踏まえ、私たちは、今回の学術集会の基調テーマを「子どもを羽含み、小児整形外科医を育む」としました。これは文字通り、子どもたちを羽にくるむように大切に育て、その成育の一翼を担うべくすぐれた小児整形外科医を育成することです。このテーマを基に、子どもの運動器の問題を扱う医療者および若き整形外科医に対し、最新の小児整形外科や療育に関する臨床的、基礎的知見や技術情報を発信し、これを享受する機会を設けるべく魅力的な企画を考えております。その内容として、招待講演や教育研修講演、シンポジウムやパネルディスカッション、主題演題などとともに、ハンズオンをはじめとした各種セミナーなど意欲的なイベントを目論んでおります。招待講演では、Ken Kuo先生(Taipei Medical University)とHarry Kim先生(Texas Scottish Rite Hospital)に講師をお願いしております。

私共は、本学術集会を開催するにあたり、極力効率的な運営に努め、充実した価値ある集会にしたいと考え、現在準備に余念がありません。

是非とも私共の意気込みをご賢察いただき、ご支援・ご協力を賜りたく願い申し上げる次第です。