ご挨拶

薬理学会会員の皆様にはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。

2009年(平成21年)3月16-18日にパシフィコ横浜・会議センターで第82回日本薬理学会年会を開催致しますにあたり一言御挨拶申し上げます。

年会は薬理学会の社会貢献も含めた最も重要な学会活動です。本年会ではテーマの「病態生理に基づく薬理学」に則って全ての学会活動を実行していく所存です。

現況のようなIT時代にあって情報収集の場としての年会の意義は低下しており、会員相互の交流の場としての意義が大きいと思っております。加えて、教育の場としての年会、つまり年会を若手の育成の場所にすることも重要だと考えています。交流と育成を一緒に実現する方法は、学会の一般演題発表の充実です。最重要課題の一般演題ですが、幸い今年会には、口頭発表285題超、ポスター発表670題超の合計950題超の応募がありました。この中には同時開催致します「第4回日中薬理・臨床薬理ジョイントミーティング」への中国からの一般演題への応募108題も含まれます。10分発表5分討論の口頭発表、ポスター前での4分口述3分討論の発表の時間確保をお約束しましたので会場確保に嬉しい悲鳴を上げております。更に、一般演題の座長には准教授・講師クラスの若手を積極的に配置し活性化を図っております。教授を始めとするシニアの先生方には是非討論を盛り上げて頂きたく存じます。

本年会のPlenary Lectureに2007年のノーベル生理学・医学賞受賞のOliver Smithies教授(米国ノース・カロライナ大学)をお招き出来ますことはこの上なく光栄なことです。講演タイトルは“Two Mouse Tales”です。昨年より始まりました「江橋節郎賞」の本年の受賞者はiPS細胞の山中伸弥教授(京都大学)に決まりました。更に特別講演を6名の先生方にお願いしました。年会ならではの多彩な講演をお楽しみ頂ければと考えております。

シンポジウムには36題の応募があり、年会学術企画委員会と組織委員会の合同会議で26題を採択いたしました。「薬理学会・臨床薬理学会合同シンポジウム」も含まれております。一方、前述の「第4回日中薬理・臨床薬理ジョイントミーティング」は初めての試みで、年会中の同時開催となります。全て英語で進行し、日中双方から4名の特別講演と、 8名のシンポジストの講演が実施されます。又、一般演題では中国から参加者も一緒混じって発表する形にしましたので、大いに国際交流を深めて頂きたいと切望しております。

学会ホームページの動画、ポスター、そしてプログラム集の表紙は、熱気溢れる弘前青森の夏祭りです。弘前の扇ねぷた、青森の人形ねぶた、そして五所川原の立佞武多の前で思いっきり跳ねて頂ければと思っております。跳ねるとは熱く議論して頂きたいという意味です。多数の皆様のご参加を心よりお待ち致しております。

最後になりましたが、本年会を開催するに辺り、各方面から多大なご支援ご協力を頂きました。改めて感謝申し上げます。

第82回日本薬理学会年会
年会長 元村  成
弘前大学大学院医学研究科病態薬理学講座

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