第48回日本医学放射線学会秋季臨床大会
会長  上谷 雅孝
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科 放射線診断治療学 教授

 このたび「第48回日本医学放射線学会 秋季臨床大会」を平成24年9月28日(金)~30日(日)の3日間、長崎市の長崎ブリックホール・長崎新聞文化ホール・NCC&スタジオにおいて開催することとなりました。

 
 今回のテーマは「ワクワクする放射線医学 —From Imaging to Imagination 」としました。放射線医学はめざましい進歩をとげ、まさにワクワクするような発見の歴史のなかで、その可能性を広げてきました。本学会では放射線医学の新しい魅力を発見し、直面する課題と展望を語ることのできる学会にしたいと考えています。
 

 私が放射線医学に興味をもったのは前教授の林邦昭先生が学生のために開いていた Felson の “Chest Roentogenology” の輪読会に参加してからです。たった1枚のX線写真から診断を導くことができるという驚きが放射線科医を志す発端であったと思います。画像診断は目にみえるものだけでなく、その裏側にある目にみえないものを想像することが重要であり、面白さです。画像から患者さんのことを思いやることができる放射線科医でありたいと思いつづけています。最近の画像診断技術の進歩は我々の目にみえる範囲を大幅に広げてきましたが、その反面、想像することの楽しみが相対的に減ってきたようです。新たな技術開発は放射線医学の発展にとって不可欠ですが、それを生かすのは放射線科医の想像あるいは推理する力であることを忘れてほしくないと思っています。

 

 今回は新たな試みとして、会場からの応答を直に取り入れることができる集計システムを一部に採用する予定です。インタラクティブな応答を得ることで、より刺激的な教育講演やシンポジウムが実現できることを期待しています。

 

 長崎は日本における西洋医学の発祥の地であります。おそらく、多くの先人達はこの長崎でワクワクと新しい学問に取り組んだことでしょう。そのような経験をできるような学会となるように精一杯努力させていただきます。