会長挨拶

テーマ:臨床アレルギー学の新たな座標軸: Navigation 2012

第24回日本アレルギー学会春季臨床大会開催にあたって

会長 片山一朗
大阪大学大学院
情報統合医学講座 皮膚科学教室


第24回日本アレルギー学会春季臨床大会を2012年5月12日(土)~13日(日)の2日間、大阪国際会議場にて開催いたします。本学会を担当させていただきますことを大変光栄に思い、今までの伝統に相応しい充実した会にすべく教室員一同鋭意準備を進めております。

日本アレルギー学会春季臨床大会は、2010年の第22回春季臨床大会より3回の春季大会において新しい時代の大会の在り方を問うスタイルで開催することとなり、24回大会はその取り纏めを行う重要な大会になります。 

大会のテーマは「臨床アレルギー学の新たな座標軸:Navigation 2012」とさせていただきました。

国民から期待されるアレルギー診療を提供していくためには医師、看護師、薬剤師、臨床栄養士などの連携による横断的なアレルギー診療の推進、その成果の国民への還元とアピール、よりアクセスしやすく役に立つ情報開示が必要と考えます。このような観点から22回、23回大会と同様に臨床分野と教育に重点を置くこと、コメデイカルの先生方との連携や市民、社会への貢献をより強く打ち出せるプログラムを考えております。特にテーマ館では他科の診療技術や典型例の診断と治療、管理法など、ハンズオンセミナーをとおして学べる機会も是非提供出来ればと考えています。また新研修制度の開始以来、初期~後期研修におけるアレルギー疾患診療の指導を誰がどう行うかは必ずしも明確ではありません。若い初期研修医を対象にした「アレルギー疾患診療の魅力」をアピールするプログラム、総合アレルギー診療医をどう育成していくかなどを考えるシンポジウムなども検討したいと考えております。

学会会場の「国際会議場を中心とする中之島地区」は大阪大学発祥の地であり、大阪市立科学館、国立国際美術館をはじめ多くの文化施設があります。サクラの季節から青葉の時期にかかる気候の良い時期であり、学会の合間に散策していただければと思います。久し振りの大阪での大会です。会員の皆様方の多数のご参加とご指導、ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げますとともに、浪花の文化や食を心から楽しんでいただければと願う次第です。