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鹿児島大学大学院整形外科学
小宮 節郎

 このたび第23回日本軟骨代謝学会を鹿児島市で開催させていただきますことを大変光栄に存じます。これまでの歴史の中で本学会が九州の地で開催されますのは初めてのことではないかと思います。学会は2010年4月2日(金)、3日(土)の両日、鹿児島市にある鹿児島市医師会館で開催されます。
 鹿児島、というより薩摩は江戸時代77万石の加賀百万石に次ぐ大藩の城下町であり、日本史の形成に深く関与してきました。特に江戸末期から明治初期にかけては近代日本そのものの礎になっていました。多くの歴史上の大人物を生んでいます。現在、鹿児島市は人口60万人の本土最南端の中核都市であり、桜島、錦江湾を借景にしています。国内外からの大型船も来航する、また時には潜水艦も停泊する港町でもあります。県全体としてみると日本初の国立公である霧島、世界遺産の屋久島、人工衛星・ロケット発射基地の種子島、離島の奄美大島・与論島などを有し、また各種の温泉群にも恵まれ、全国有数の保養地、観光地でもあります。南北500キロにわたる長大な広がりがいろいろな地域性・文化を見せてくれます。来年学会が開催される時期は桜が開花する穏やかな気候が期待されます。
 会場は新幹線が到着する鹿児島中央駅に隣接しています。アクセスが便利であり、大きな会場を有しゆとりあるスペースが期待できます。最終的な九州新幹線の完成は2012年ですが、それを見越しての各種施設の建設が進んでおり駅前周辺には活気があります。
 軟骨は骨格の成長過程、関節・脊椎運動、体の支持機構という面で整形外科には重要な対象器官です。分化、変性の過程を探求し、再生医療や移植医療へ展開をしていくことが我々に課せられた重要課題であろうと考えます。骨代謝研究に比べればまだまだ未知の分野が数多く残されています。軟骨分化・変性・再生の演題を数多く募集いたします。特別講演は外国からMartin Lotz先生、Mary Goldring先生、Hari Reddi先生を、国内からは日本軟骨代謝研究で金字塔的業績を残され我々に研究の導きを開かれた岩田久先生にお願いしてあります。
 多くの皆様方が鹿児島市での本学会に参加されますよう、期待申し上げます。