第27回日本臨床微生物学会総会・学術集会にご参加の皆様へ

第27回日本臨床微生物学会総会・学術集会を、7年ぶりに杜の都、仙台で開催させていただくことになり誠にありがとうございます。
会期は、地方そして冬季の開催であることから余裕をもって平成28年1月29日(金)午後から31日(日)午前まで初めての3日間とし、「チーム医療・連携、そしてグローバル化へ ~感染症診断・治療から感染制御まで~」をテーマに開催いたします。会場の仙台国際センターは、新展示場の新設で大きくなり、地下鉄東西線の開通により仙台駅から5分と交通の便も大変良くなりました。
特別講演は、地域連携による感染制御や感染症危機管理を構築し、本学会理事長であります賀来満夫先生に「感染制御と地域連携」についてご講演いただきます。招聘講演は、薬剤耐性菌研究で著名なFribourg大学(スイス)のPartrice Nordmann先生に“Emerging Antibiotic Resistance ; myths or reality ?”というタイトルで講演いただきます。また、教育講演(4講演)、シンポジウム(11テーマ)、Motivational Session(2テーマ)、ベーシックレクチャー(10テーマ)、日韓台フォーラム、緊急セミナー(MERS)、共催シンポジウム(15テーマ)、各種委員会報告などを企画しました。また、ワークショップとして各地区のプログラム委員を中心にテーマ選定から準備までお願いし、薬剤耐性菌、真菌検査、稀な症例など8地区から持ち寄っていただき競演形式としました。
一般演題は、本学会最高の368演題で、日頃の研究成果を発表していただきます。改めて感謝申し上げます。
第27回本学会総会・学術集会のポスターでは、本学会総会のテーマ(チーム連携、グローバル)と一致すること、作者の石ノ森章太郎が宮城県出身であることから「サイボーグ009」を採用させていただきました。
オプショナルツアーとして仙台近郊の被災地視察を企画しました。将来に向けた災害対策のためにも、東日本大震災の復興の現状や課題も直接ご覧いただきたいと考えています。
 本学会総会・学術集会は、多くの皆様方のご支援、ご協力により開催できることに感謝いたしますとともに、多くの先生方に参加していただき、楽しく有意義な学会になりますよう宜しくお願いいたします。

総 会 長 長沢 光章(東北大学病院 診療技術部)
副総会長 國島 広之(聖マリアンナ医科大学 内科学総合診療内科)



平成27年度日本臨床微生物学会評議員会での挨拶

第27回日本臨床微生物学会総会・学術集会の総会長を務めさせていただきます東北大学病院の長沢光章です。
平成28年1月29日(金曜日)午後から31日(日曜日)お昼頃まで、「チーム医療・連携、そしてグローバル化へ ~感染症診断・治療から感染制御まで~」をテーマとし、仙台国際センターで開催させていただきます。会場は、新展示場が完成し、地下鉄も開業することになり仙台駅から4分と交通の便も大変良くなります。
私は、第10回本学会総会(総会長 山口惠三先生)の時に副総会長、第20回本学会総会(総会長 賀来満夫先生)の時に学会事務局長を務めさせていただきました。また、24年間に渡り連続して本学会の幹事、理事、監事そして副理事長として事務局関連を中心に務めさせていただきました。これらの経験を活かし、来年の学会の準備を行っていきたいと思います。
評議員会にご出席された先生方のお手元にあります第27回本学会総会・学術集会のポスターですが、斬新なデザインとして「サイボーグ009」を採用いたしました。学会のテーマ(チーム連携、グローバル)と一致すること、作者の石ノ森章太郎が宮城県出身であること(石巻漫画館や石ノ森ふるさと記念館もあります)から採用しました。「ブラックゴーストと戦う009、病原微生物と戦うJSCM」と第二のサブタイトルも付けさせていただきました。
また、学会企画アンケート用紙も入っていると思います。是非とも評議員の先生方からご意見、ご要望をお寄せいただき、楽しく勉強できる学会にしていきたいと思います。
 最後に、もう一つお願いがあります。仙台市内には7,000室のホテルがありますが、観光や少なくなりましたが復興・支援のために満室となることが予想されます。早めのご予約をお願いいたします。
 多くの先生方に参加していただけますよう、どうぞ宜しくお願いします。

以上
(2015.1.31/一部改編)