会長挨拶

第41回日本骨折治療学会
会長 矢島 弘嗣(市立奈良病院 院長)

この度、第41回日本骨折治療学会を市立奈良病院で担当させていただきますこと、誠に光栄であり、会員の皆様に厚く御礼申し上げます。本学会を奈良で開催させていただくのは初めてであり、奈良県立医科大学整形外科学教室ならびに同門会と連携をとって、実り多い学会にするように準備を進めていく所存でありますので、どうか皆様のご協力をお願い致します。
 さて今回のテーマを「骨折および骨折治療の合併症-対策と治療戦略-」とさせていただきました。私自身、奈良県立医科大学整形外科に長く在籍していた関係で、開放性骨折をはじめとする神経血管損傷を伴った重度四肢外傷や、いろいろな偽関節の治療を行ってきました。そして現在、第一線病院で新鮮骨折の治療に明け暮れております。幸いにも多くの骨折や骨折治療の合併症を経験したことから、日頃の骨折症例の治療において、いろいろとその経験が役に立っていることを痛感しております。そして多くの会員の皆様に骨折や骨折治療の合併症を深く勉強していただくことによって、日常の治療成績をより向上していただきたいと考え、このテーマを決定したわけであります。テーマだけを見ると何か後ろ向きで暗いような印象があるかもしれませんが、きっと明日の治療につながるような多くの発表があり、充分に満足して帰っていただけることを願って準備を進めていく予定です。
 招待講演としてKevin Chung先生に「橈骨遠位端骨折の合併症」を講演していただくことになっています。また澤口理事長には「プレートおよび髄内釘の合併症」について講演していただき、いかにそれらを回避するかを皆様でお考え願えれば、これからの日常診療に有用な知識として持って帰っていただけるものと信じております。また教育研修講演は1つの会場を使用して、肩から足まで部位別に基本手技と合併症についてしっかりと勉強していただけるようなプログラムを考えております。もちろん今年の学会でも好評であったディベートも合併症を中心に企画する予定です。
 今までの学会では新しい器具、新しい手技などが主題やテーマとして注目を浴びてきました。今回はむしろ今までやってきたことを一度振り返って、そして合併症やトラブルをもう一度吟味して、それらをしっかりと検討したうえで会員個人個人が前に進もうという考えで今回の学会を企画いたしました。奈良すなわち平城京は1300年前に日本の首都だったわけです。今回の学会も奈良にちなんで一度過去を振り返ってみていただければ幸いかと存じます。多くの先生方のご出席をお待ちしております。

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