第77回日本血液学会学術集会 The 77th Annual Meeting of the Japanese Society of Hematology
会長ご挨拶
  第77回日本血液学会学術集会の開催にあたって  
 
第77回日本血液学会学術集会
会 長 中尾 眞二
金沢大学医薬保健研究域医学系細胞移植学(血液・呼吸器内科)
 
   平成27年10月16日(金)、17日(土)、18日(日)の3日間にわたって、金沢駅前の石川県立音楽堂・ANAクラウンプラザホテル金沢・ホテル日航金沢・ホテル金沢・金沢市アートホールで開催いたします。学会会場はタコ足ではあるものの、各会場が地下でつながっており、全体が半径100メートルの中に位置しています。金沢では昭和52年の日本血液学会(服部絢一先生)、昭和56年(服部絢一先生)・平成10年(松田保先生)の日本臨床血液学会に引き続き、4回目の開催になります。日本海側の地方開催となるため参加者の皆様にはご不便をおかけしますが、会場の金沢駅周辺には、会場となっているホテル以外にも沢山のホテルがあるため、多くの方がホテルと学会場との間を徒歩で行き来できるという特長があります。
 テーマはLearning human biology from patientsとしました。血液学は、採血や骨髄穿刺などによって病的検体が入手しやすいという血液疾患の特性から、患者さんの診療と共に進歩してきました。私は一介の臨床医ですが、造血幹細胞移植や骨髄不全の診療を通して生物学的な発見の喜びを味わう機会に恵まれてきました。科学の発展には動物を用いた基礎研究が不可欠ですが、臨床医が科学的な目で診療に携わることによって見出されてきた新知見も数多く存在します。血液内科医が日常の診療で抱いた疑問を基礎研究者が解決し、その成果が臨床の現場で活かされるというinteractive researchのきっかけが、古都金沢の学会で芽生えることを期待しています。
 わが国における近代医学の礎を築いたエルヴィン・フォン・ベルツ博士は、1902年の第1回日本医学大会の講演で「学会でもっとも重要なことは講演ではなく、種々雑多な意見と経験の交換である」と述べたそうです。私自身、学会に出てもっとも楽しいと感じるのは演者と一対一のやり取りをする時です。日本血液学会のポスター発表では伝統的に演者が数分間のプレゼンテーションを行ってきました。これは、若い医師にとっては発表の良い機会になるのですが、発表時間以外は演者がポスター前にいることがないため、演者に直接質問できる時間が限られるという欠点があります。このため、JSH2015では、試みにポスター前の発表の時間は設けず、演者には30分間ポスター前に待機して頂くという形式を採ることにしました。ただ、この方法を採っても演者がポスター前にいる時間は限られています。演者との有意義なディスカッションを行うためにも、参加者の皆様には、学会当日までに抄録を読んでおかれるか、ポスター発表までの空いた時間を利用してあらかじめポスターを見て下さるよう、お願いしたいと思います。また、従来の座長役の先生には議論のfacilitatorとして、担当セッションの発表に対して少なくとも一つは質問をして頂くようお願いする予定です。
 特別講演はNIHのYoung博士に"New directions in bone marrow failure: therapeutic advances in aplastic anemia”をお願いしました。金倉前理事長が強力に推し進められた国際化の流れを引き継ぎ、米国血液学会(ASH)会長のWilliams博士に"Stem cell gene therapy for monogenic diseases”、ヨーロッパ血液学会(EHA)会長のGreen博士に"Molecular pathogenesis of myeloproliferative neoplasms”をお話して頂き、ASH/JSH・EHA/JSHジョイントシンポジウムではそれぞれ「造血幹細胞移植のドナー選択;Haplo vs Cord Blood」、「DICの基礎と臨床」を企画しています。また、昨年に引き続き地元アジア各国とのパネルディスカッションを、リンパ系腫瘍をテーマとして行う予定です。JSH2014で好評であったポスドク・大学院生によるScientific Exchange Training Program(SETP)も、アメリカ血液学会のエキスパートをコメンテーターとして4企画実施する予定です。
 金沢は伝統文化、芸能、名勝地などに恵まれた魅力的な町です。魚やお酒、お菓子などの食文化が豊かなことでも知られています。街は新幹線の新規開業で盛り上がっています。プログラムが終わった後は、疲れた頭と体を癒すために、兼六園や茶屋街などで古都を味わい、夜は片町、香林坊界隈で食を堪能されてはいかがでしょうか?多くの皆さまの参加をお待ちしております。
 
     
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