2011年 3/9[水]・3/10[木] 愛媛県県民文化会館(ひめぎんホール) 会長 原 雅道(愛媛県立中央病院 がん治療センター 血液腫瘍内科)

市民公開講座

【テーマ】
Memorial&Survivor ship ~あの時、こんな想いがあった。そして今を生きる~

「つらいけど、かけがえのない日々」--血液がんなどの疾患で造血細胞移植を受ける患者さんの多くが、そのように感じるとおっしゃいます。そして、患者さんのご家族も、医療者も、さらにはドナーさんやボランティアの方々も、患者さんが闘病をする中での苦しみ、喜び、涙、笑顔を共有しています。今回の市民公開講座では、「メモリアル(記憶・追悼)」と「サバイバーシップ(病気と向き合い、病気と共に生きること)」をテーマに、造血細胞移植を取り巻く多くの関係者が想いを共有し、また、明日からより力強く過ごしていける勇気を感じる“場”を提供できればと、企画いたしました。また、市民の皆さんへ、骨髄バンクへの登録や、臍帯血移植の提供、ボランティア活動、また、提供時におけるドナーへの社会的支援などの重要性に理解を深めていただけることにもつながれば幸いです。

今回、5年前に急性骨髄性白血病で天国に召された歌手の本田美奈子.さんの「メモリアル映像」の放映が、関係者の特別のご尽力で実現しました。本田美奈子.さんはミュージカル「ミス・サイゴン」の主役などで高い評価を受けて活躍の絶頂期に白血病になりました。本田さんの「生きたい」との想い、病気と真剣に向き合った日々が、感動を呼び起こします。そして、治癒ができた、できなかったにかかわらず、すべての患者さんの病気との日々に、「生きるって、素晴らしい!」と感じられるのではないかと思います。

次に、愛媛県立中央病院がん治療センター血液腫瘍内科の中瀬浩一医師より「造血幹細胞移植の進歩 ~松山から坂の上の雲を追いかけて~」と題した講演があります。若手医師としてこれまで出会った患者さん、ご家族、ドナーへの想いを交えて、造血細胞移植治療の歴史、現在、未来への展望など移植治療全体を分かりやすくお話いただきます。

「ありがとう」――多くの患者さんがこの言葉を発します。患者さんだけでなく、医療者も「感動を与えてくれて、ありがとう」「多くのことを教えてくれて、ありがとう」と感じ、ドナーの方も「人に役立つチャンスをもらって、ありがとう」と感じています。そこで、それぞれの想いを「感謝のお手紙」としてご披露いただくこととしました。また、愛媛松山といえば俳句の地。そこで、メモリアルとサバイバーシップに関わる、悲しみ、喜び、涙と笑いなどを素材にした「闘病俳句」を広く募集し、この場で表彰式を行います。大賞者へは「道後温泉ペア1組2名様ご宿泊」の豪華プレゼントが用意されています。ふるってご応募ください。

フィナーレは、愛媛で活躍しているスペシャル・コーラス隊によるゴスペルです。参加者の気持ちをひとつにし、明日への勇気を感じて帰路につけるようになればと思います。

日時 平成23年3月10日(木) 17:00~19:00
会場 ひめぎんホール(愛媛県民文化会館) サブホール
〒790-0843 松山市道後町2丁目5番1号  TEL: 089-923-5111
プログラム
  1. 本田美奈子.さんのメモリアル映像:「生きるって、素晴らしい。」 
  2. 講演「造血幹細胞移植の進歩 ~松山から坂の上の雲を追いかけて~」
    愛媛県立中央病院がん治療センター血液腫瘍内科 中瀬浩一先生
  3. 命の感謝の気持ちをお手紙で
    患者さんより、ドナーさんより、患者ご家族より、看護師さんより
  4. 俳句表彰式
  5. スペシャルコーラス隊によるゴスペル
主催 第33回日本造血細胞移植学会総会 市民公開講座実行委員会