第15回日本臨床腫瘍学会学術集会

プログラム

会長特別企画
がん診療 ー均てん化はどこまで進んだか?ー

企画概要

JSMO/ESMO ジョイントシンポジウム

Optimal treatment for metastatic colorectal cancer
(based on revised, latest ESMO, JSCCR treatment guideline)

企画概要

切除不能大腸癌に関してESMO大腸癌Consencus Guidelineが2016年に改訂され、わが国でも大腸癌治療ガイドラインの改訂作業がすすんでいる。前者はまず治療のゴールを設定すること、後者はエビデンスに基づくレジメンを網羅していることが特徴である。これらのガイドラインによる治療の最適化についてESMO/JSMOジョイントシンポジウムとして議論いただく。

JSMO/MOGA, KACO, CSCO, SSO ジョイントシンポジウム

Precision medicine, its current status and possibilities for future collaborations

JSMO/ASCO ジョイントシンポジウム

Current status of molecular targeted therapy in lung cancer

JSMO/ASCO 特別講演

Training Clinical Investigators for Medical Oncology Trials

JSMO/ESMO 特別講演

Evolving treatment for metastatic colorectal cancer

特別講演

Cancer Data Collaboratives: A Requirement for Personalized Medicine
Molecular profiling of Bile duct cancer
Molecular Genetics of Endometrial Carcinoma

インターナショナルシンポジウム

Nation-wide basket/umbrella type study for precision medicine

企画概要

NGSパネルによる包括的な遺伝子診断の実臨床への普及が急速に進みつつあり、precision medicineが現実のものとなりつつある。しかし、臨床のエビデンスはいまだ不十分であり、特に希少な遺伝子異常に対する薬剤の治療効果は世界的なエビデンスの集積が必須である。国家的なフレームワークでのbasket/umbrella typeを展開する日米欧三極のリーダーにより、世界的なprecision medicine構築に向けた現状の問題点の共有と今後の国際連携について論じたい。

症状スクリーニングと緩和治療―早期からの緩和ケアを目指して―

企画概要

早期からの緩和ケアがQOLのみならずがん治療にも影響する可能性が示唆され、がんと診断をされた早期からの緩和ケアの関わりの重要性が認識されてきている。がん診療連携拠点病院では緩和ケアの提供について、診断時からの症状のスクリーニングとそれに対する適切な介入が拠点病院の指定要件としてあげられている。しかし早期からのスクリーニングにはここの拠点病院や地域の実情などもあり、システムや人員など様々な問題も含めて実際にどのように対応しているかは千差万別である。このセッションでは緩和ケア先進地域であるカナダでの早期での緩和ケアの実情を述べていただき、続いて様々な方法で緩和ケアスクリーニングが軌道に乗っている3病院の取り組みを解説してもらうことにより、今後の緩和ケア症状スクリーニングの一助としてもらうことを目指している。

Latest status of EGFR-TKIs in EGFR mutant NSCLCs

企画概要

上皮成長因子受容体(EGFR)チロシンリン酸化阻害薬の開発とともにEGFR遺伝子変異陽性肺癌の治療戦略は劇的に変化した。活性型EGFR遺伝子変異を有する非小細胞肺癌にEGFRチロシンリン酸化阻害薬はすでに不可欠であると言える。さらに第三世代上皮成長因子受容体(EGFR)阻害薬が加わり、EGFR遺伝子変異陽性肺癌診療は新たな展開をみせている。本セッションでは各種EGFR阻害薬の使い分け、耐性克服、新たな戦略について議論を行う。

Emerging evidence of immunocheckpoint inhibitors in non-small cell lung cancer

企画概要

近年、免疫チェックポイント阻害薬により肺癌の治療はその体系を大きく変えつつある。一方で、バイオマーカー、各薬剤の使い分け、driver oncogeneを有する肺癌に対する免疫チェックポイント阻害薬の意義、併用療法の可能性など解決すべき課題は多い。免疫チェックポイント阻害薬の最新の知見を紹介し、これらの議題をどのように克服していくかについて議論を深める。

Biomarker research and treatment strategy for metastatic colorectal cancer

企画概要

大腸がんにおいてもバイオマーカー研究は急速に進展し、EGFR経路のがん遺伝子変異のスクリーニングから、最近では免疫チェックポイント阻害剤の適応や併用への応用も期待されている。国内外のトップリーダーに最新のデータをもとにした治療戦略について議論いただく。

胃癌化学療法における国際的ギャップを埋められるか?

企画概要

新時代を迎えた進行膵癌の化学療法

企画概要

膵癌は極めて予後不良の疾患であり、予後改善のためには、有効な化学療法が必須である。近年、ゲムシタビン、S-1、エルロチニブに加え、FOLFIRINOX療法やゲムシタビン+ナブ・パクリタキセルが適応となり、膵癌治療も大きく変わりつつある。また唯一治癒が可能な切除手術においても、術後あるいは術前補助療法など治癒率の向上を目指した新しい試みが行われている。新しい時代に入った膵癌化学療法について、最新の取り組みと将来に向けた展望について発表いただきたい。

遺伝性腫瘍の予防的治療の現状と今後の展望

企画概要

遺伝性乳癌卵巣癌(HBOC)に対する社会の関心、遺伝性大腸癌診療ガイドラインの発刊、国による遺伝性腫瘍に対する診療体制の促進など、遺伝性腫瘍を取り巻く医療環境が変わりつつある。このような潮流のなかで、遺伝性腫瘍に対する対応は臨床腫瘍学においても重要な課題である。本シンポジウムでは、HBOC、リンチ症候群の婦人科がん、乳がん、大腸がんに対するわが国の診療の現状と海外から遺伝子性大腸癌に対するChemopreventionに関する第一人者を招聘し、臨床試験の結果も含めて報告していただき、今後の進むべき方向性を提示していただく予定である。

Immunotherapy for head and neck cancer: Future direction

企画概要

白金製剤治療抵抗性の再発・転移頭頸部扁平上皮癌患者を対象とした第3相試験 (CheckMate 141)にて、Nivolumabは担当医選択治療と比較して統計学的有意に生存を延長させた。再発転移のみならず局所進行癌に対しも臨床試験が数多く進行中で有り、今後の頭頸部癌における治療戦略にも大きく影響を与える可能性がある。本セッションでは頭頸部癌に対する免疫チェックポイント阻害剤の将来展望を議論したい。

New therapeutic strategy for endocrine-refractory metastatic breast cancer

企画概要

内分泌治療抵抗性の克服はホルモン受容体陽性乳癌治療においてもっとも重要な課題である。PI3K/Akt/mTOR、CDK4/6の異常が耐性に関与することが明らかとなり、近年その阻害剤の有用性が示されている。しかしバイオマーカーや投与のタイミングや順序などが未解決の課題である。またESR1変異などによるエストロゲンシグナル側の変化なども耐性機序となることが明らかとなってきた。本セッションではこれらの課題についてレビューする。

去勢抵抗性前立腺がんに対する治療戦略2017

企画概要

去勢抵抗性前立腺癌(CRPC)に対する新規薬剤として、2014年にエンザルタミド、アビラテロン、カバジタキセルが立て続けに導入されたが、各薬物療法の治療個別化を図るための情報が混乱しており、治療戦略については以前コントラバーシャルである。また米国腫瘍学会で、アンドロゲン除去療法(ADT)とドセタキセルの同時併用療法における生存期間の延長(CHARRTED試験)という報告もあり、進行前立腺癌の標準治療がかわる可能性が十分に予想される。本セッションではCRPCに対する治療の現況ならびに進行性前立腺癌の今後について議論したい。

多発性骨髄腫治療の進歩

企画概要

近年の多発性骨髄腫に対する治療法の進歩は目覚ましく、エキサイティングな時代となっている。免疫調節薬、プロテアソーム阻害剤、ヒストン脱アセチル化阻害剤が臨床的に導入されている。これらの新規治療薬併用によって、より深いレスポンスとより長い臨床効果が持続するようになってきている。また、維持療法によりその効果期間の延長がもたらされている。上記に加え、抗体療法、ワクチン療法、免疫チェックポイント阻害剤、自家あるいは遺伝子改変T細胞を使った治療法も開発されている。本セッションでは、これらの新規治療法の至適使用方法を患者毎に整理し議論したい。

Treatment of carcinoma of unknown primary: Evidence-based or Science-based? 

企画概要

Cancer Immunotherapy -What's the next?

企画概要

現在免疫チェックポイント阻害薬が非常に注目されているが、がん免疫療法としてはそれ以外にも遺伝子改変T細胞を用いた細胞療法や制御性T細胞の腫瘍免疫寛容への関わりやターゲットとしての可能性なども注目されている。当セッションでは現在研究されている腫瘍免疫のメカニズムや免疫療法を基礎研究からレビューしこれからの免疫療法の展開を探る。

Improving the evidence base for treating elderly patients with cancer

企画概要

高齢者を対象とした臨床研究では、対象の定義(適格規準や除外基準など)、研究のデザインなど解決すべき問題が多い。また、非高齢者で確立している標準治療を一般化するにあたり実地診療上の注意も必要である。国際老年腫瘍学会は高齢者機能評価などのアセスメントを推奨しているが、実地診療での活用については工夫が必要である。国内外の臨床研究を主導している研究者から現状の課題と今後の展望について議論していただく。

JSMO/日本緩和医療学会 合同シンポジウム

緩和ケアに関わるガイドラインの変更と解説

企画概要

緩和医療の一般的、専門的知識を標準化するため、日本緩和医療学会はこれまで様々な緩和医療に関するガイドラインの作成にあたってきた。最近では、2016年度に「がん患者の呼吸器症状の緩和に関するガイドライン(2016年版)」、「がん患者の泌尿器症状の緩和に関するガイドライン(2016年版)」、「がんの補完代替療法のクリニカル・エビデンス(2016年版)」が出版されている。このセッションでは、これらのガイドラインやクリニカルエビデンスと、さらに最も重要となる「がん疼痛の薬物療法に関するガイドライン(2014年版)」について、それぞれのガイドライン作成に携わった関係者に概説してもらい、また以前出版されたものからの変更点、注意点について提示してもらう。

JSMO/日本放射線腫瘍学会 合同シンポジウム

新規抗癌剤と放射線治療

企画概要

従来の殺細胞性抗癌剤は、放射線治療と同時併用され一定の効果を上げてきた。近年分子標的薬が急速に普及し、様々な癌で同時併用が試みられてきている。初期より同時併用が行われてきた頭頸部癌、適応拡大されつつある免疫チェックポイント阻害薬との併用、従来とは異なる有害事象について議論を行う。

JSMO/日本サイコオンコロジー学会 合同シンポジウム

がん医療におけるコミュニケーションと精神腫瘍学的サポート
~過去10年間の軌跡と近未来にむけて~

企画概要

がん医療における医師に対するコミュニケーションスキルトレーニング(CST)は、この10年国の委託事業として1119人の受講者、176人の認定ファシリテーターを輩出した。またCSTにより、医師の共感的行動が増加するだけでなく、担当患者さんの気持ちのつらさが軽かったことを世界で初めて確認された(Journal of Clinical Oncology.2014)。本企画では、がん個別化医療時代におけるコミュニケーションスキルを含む精神腫瘍学的サポートの近未来について討議を行う。

JSMO/日本製薬医学会 合同シンポジウム

本邦における医療技術評価(HTA)の最新動向(仮題)

企画概要

近年、革新的な医薬品の高額な薬価についてわが国でも話題とされることが多く、支払い側からは費用対策効果の検証を求める声が年々高まっている。新薬へのアクセスや国民皆保険制度を維持する政策決定の立場からは、費用と効果を同時に評価する医療技術評価(HTA)が必要とされ、イノベーション推進の立場からは製薬産業からはその導入に難色を示してきた。本セッションでは、医薬品の薬価をめぐる問題を整理し、医療の質や経済性の向上へつなげていくにはどのような解決方法があるのかについて議論したい。

JSMO/日本循環器学会 合同シンポジウム

Cardio-oncology ―循環器専門医と腫瘍内科医の連携―

企画概要

超高齢者会を迎えた我が国では、循環器系疾患を併存するがん患者が増加している。また、がんの進行によりリスクが高まる血栓塞栓症などの循環器系合併症や、開発が急速に進むがん分子標的治療薬、とりわけ血管新生阻害作用を有する治療薬による高血圧症、血栓塞栓症、QT延長、心機能障害などの循環器系有害事象が日常診療で顕在化している。この日本臨床腫瘍学会と日本循環器学会による初めての合同シンポジウムでは、腫瘍内科医と循環器内科医のそれぞれの立場からCardio-oncology、Onco-cardiologyの重要性を示し、ライフステージにフィットするより良いがん癌治療を目指して両者のさらなる連携を探る。

シンポジウム

臨床研究中核病院の役割ー患者申出療養への対応と課題ー

企画概要

我が国では国家戦略として日本発世界初の医薬品ならびに医療機器等の臨床開発を推進するために平成27年度から国内の8病院が新たに臨床研究中核病院に指定された。患者申出療養は平成28年4月から新しい保険外療養の仕組みとしてスタートし、その実施拠点を臨床研究中核病院が担うことになった。この新しい保険外療養を照会し、各拠点の取り組みや実施状況を報告するとともに、その課題について討論する。

免疫チェックポイント阻害薬の副作用とその対策

企画概要

免疫チェックポイント阻害薬の開発・上市に伴い、多くのの患者に投与され始めた。臨床試験の結果から従来の標準的治療薬を上回る治療成績を有すると共に、副作用についても頻度が低いことが示されてきた。一方で、これまで経験したことのない様々な免疫関連有害事象が発生し、死亡例も少なからず見られることもあり、副作用への監視と適正使用に注目が集まっている。本シンポジウムにおいては、各種領域の副作用について専門家の知識・経験を伺うと共に、どのような対策をとるべか、議論を深める。

次世代シークエンサーなど多遺伝子異常診断機器の医療機器として薬事承認・保険償還への道

企画概要

ゲノム研究の進歩は疾患原因遺伝子や治療標的分子の同定等に成果を上げてきた。次世代シーケンサーの普及により網羅的遺伝子解析を取り入れた診療が現実味を帯びてくる一方で、多遺伝子異常を検出する診断キットの診療への導入は欧米に比して日本では立ち後れている。ゲノム情報に基づく保険医療の実現には、検査の品質管理・保証、生命倫理、人材育成、保険診療下の実施等、多くの問題が想定される。これらの解決策を議論したい。

抗がん剤を巡る保険医療制度~現状と展望~

企画概要

日本再興戦略 改訂2014の中で新たな保険外併用の仕組みとして導入が決まり、2016年から患者申出療養制度や人道的見地から実施する治験(拡大治験;日本版コンパッショネートユース制度)が開始となっている。これらの制度により、患者ニーズへのフレキシブルな対応、医療の質の向上等が期待される一方で、本セッションでは制度の現状と問題点を共有し、討論する。

外来がんリハビリテーション エビデンス & プラクティス

企画概要

ガイドラインの策定、がんのリハビリテーション研修(CAREER)の開始、「がん患者リハビリテーション料」の診療報酬算定が可能になるなど、がんリハビリはこの10 年で大きく発展してきた。しかしながら、周術期の入院期間の短縮化や化学療法や放射線療法などがん治療の外来シフトとともに、外来で治療中や治療後のサバイバー、そして緩和ケア主体で自宅療法されている方々の後遺症や合併症によりQOLの低下した方々に対する外来がんリハビリの取り組みが急務になっている。そこで、外来がんリハビリの現状と今後について検討する場として、本シンポジウムを企画した。

口腔のケア・がん口腔支持療法を推し進めるために―論拠に基づいた実践を目指して

企画概要

がん治療では様々な口腔有害事象が発生する。その有害事象への適切な対応はがん治療を受ける患者のQOLを格段に向上させ、がん医療の質の向上につながる。本シンポジウムでは代表的な口腔有害事象として(殺細胞性抗がん剤による)化学療法・頭頸部放射線療法における口腔粘膜障害をはじめとした口腔有害事象の解説およびそれへの対応の実際、歯性感染によるfebrile neutropeniaとそれへの対応の実際を概説するとともに、近年の分子標的薬治療で特徴的な口腔有害事象についてMASCC/ISOOのISOO前会長、 Prof. Richard Logan(アデレード大学)を招き概説いただく。さらに、本邦におけるがん医科歯科連携の現状とこれからについて議論を行う予定である。臨床腫瘍医のみならず、がん支持療法にかかわる歯科医師、看護師、歯科衛生士等も対象とし、よりよいがん医療に資する多職種連携に資するシンポジウムとしたい。

口腔のケア・がん口腔支持療法を推し進めるために―人材を養成する体制から在り方を問う

企画概要

がん治療では様々な口腔有害事象が発生する。その有害事象への適切な対応はがん治療を受ける患者のQOLを格段に向上させ、がん医療の質の向上につながる。いわゆる口腔のケアとして重要視されてきたがん口腔支持療法には多職種連携が必要である。そして展開にあたっては人材が必須である。医学領域、がん看護領域では従来より口腔のケアの重要性が注目られ、推進及び展開できる人材が求められてきた。薬学領域においては旧来からの殺細胞性抗がん剤のみならず、近年の新規分子標的薬の開発等でその有害事象に対応ができる薬剤師が求められている。そして、歯科医療にはこれらを包括的に理解し実践できる人材が求められている。本シンポジウムでは、医学、歯学、薬学ならびに看護学の分野から口腔のケア~がん口腔支持療法に携わる人材育成についての在り方について考える機会としたい。さらには、医療全体を俯瞰した際に支持療法を推し進める論拠を臨床倫理に求め、議論を深めたい。

チームで取り組む分子標的薬の副作用マネジメント 患者へベネフィットをもたらす支持療法

企画概要

がん化学療法は複雑化・高度化しており、腫瘍科の医師のみで完結することは困難となってきている。特に有害事象に関しては、専門家の介入を必要とする症例も少なくない。そこで本シンポジウムでは、皮膚障害、口腔内障害に対するスペシャリストとして皮膚科医師、歯科医師の専門医による対処法について概説いただく。また薬剤師、看護師、管理栄養士からは、チーム医療としての取り組みについて現状を含めた報告を行っていただき今後の課題についてもディスカッションを行いたい。多職種の専門家にとって、明日から活用できるノウハウを持ち帰ったいただくシンポジウムとしたい。

がん医療の中での新たな全人的医療

企画概要

緩和ケア発祥の地マギル大学で、近年提唱されているホールパーソンケアについて概説していただく。これは治療(Cure)と癒し(Healing)を統合し、その関係性を患者のみならず医学生を含めた医療者全体に広げていくことを目標としている。今回実際に現在マギル大学でホールパーソンケアの中心にあるトム・ハッチンソン先生をお招きしてホールパーソンケアの概略を解説してもらい、さらにそれを日本での実践としてどう応用しているか、実際にがん診療においてどのようなことに適応できるかを2人の先生に解説していただく。

合併症を有する患者への横断的アプローチ

企画概要

日本は少子高齢化が急速に進んでおり、がんの罹患率も増加している。今後さらにがん患者の高齢化が見込まれる中、合併症を有するがん患者の増加も予想される。日常診療では、各科と連携しながら治療に当たっているが、各合併症の問題点、注意すべきがん薬物療法、治療戦略など、エビデンスに基づいた治療の充実が求められている。本シンポジウムでは、それぞれの専門家の立場から知識・経験を伺い、参加者と共有する機会としたい。

臨床試験におけるベイズ流アプローチの有用性

企画概要

近年、ベイズ流統計学を用いた臨床試験が欧米では盛んに行われ、その有用性が認識され始めている。我が国においても、特にがんの臨床試験および治験において適応事例が増えてきており、ベイズ流臨床試験デザインに精通した医師や生物統計家も増えている。本シンポジウムでは、適応事例を中心に様々な観点から臨床試験デザインにおけるベイズ流統計学の有用性と課題について議論したい。

我が国の大腸がん化学療法臨床試験と、その位置づけ

企画概要

近年切除不能進行再発大腸癌に対して有効な薬剤の増加とともに、治療選択肢は複雑化している。治療の目標は腫瘍増大を遅延させて延命を行うことであるが、化学療法が奏効して切除可能になることもある。近年わが国でも重要な臨床試験が行われ、治療選択をするうえでの知見が発信されている。本シンポジウムでは臨床試験から得られたエビデンスと今後の臨床試験の展開について議論する。

胃癌における新薬開発

企画概要

胃癌に対する標準化学療法には、trastuzumab、ramucirumabといった分子標的薬剤がすでに導入されているが、多くの新規薬剤の開発が失敗におわっている。一方で、免疫チェックポイント阻害剤は、胃癌においても有効であることが報告され注目されている。本セッションでは臨床病態、分子、生物学的特徴に基づき、新薬開発状況と方向性について議論したい。

これからの進行肝細胞がん治療

企画概要

肝がん治療ガイドラインでは、進行肝細胞がんに対する唯一の推奨治療はソラフェニブであるが、従来我が国においてスタンダードであった動注化学療法も広く用いられている。また、粒子線治療の普及や新規薬剤の開発により、進行肝細胞がんを取り巻く環境は劇的に変化しようとしている。本シンポジウムでは現段階での治療の選択に加え、開発中の治療法を含めて、これからの進行肝細胞がんに対する治療について議論を行う。

甲状腺癌に対する分子標的薬に関するガイドライン

企画概要

甲状腺癌に対して分子標的薬である血管新生阻害剤が承認され、日常診療で使用されるようになった。しかし、放射性ヨウ素治療に抵抗性になっても比較的ゆっくりと増大し、また転移に伴う症状もないことも少なくない。血管新生阻害剤の副作用は決して軽いとは言えず、その適応、治療開始のタイミングに悩むことも多い。診療ガイドラインは、臨床現場における意思決定の際に、判断材料の一つとして利用できる。そこで本セッションでは各ガイドラインに関する発表を通じてその適応・治療開始のタイミングについて議論したい。

術前乳癌薬物療法は術後治療の指標となるか?

企画概要

術前薬物療法は治療反応性を観察しながら最適な治療選択が可能である。I-SPY2ではバイオマーカーを考慮した薬剤開発に利用し成功している。CREATE-X試験ではnon-pCR症例に術後カペシタビン投与により予後を改善することが明らかとなった。また術前内分泌治療反応性により術後化学療法追加意義を問うNEOS試験も本邦で進行中である。本セッションでは広く術前薬物療法によるresponse guided therapyの有用性についてレビューし議論する。

各種臓器がんの骨転移に対する最新治療戦略

企画概要

転移性骨腫瘍に関しては、ビスフォスフォネート製剤やデノスマブの登場、さらにはradium-223が本邦でも投与可能となった。本企画では、様々治療法の進歩により、どのような場合には全身治療を優先し、どのような場合には骨の局所治療を優先すべきかといった観点から肺がん、乳がん、前立腺がんの骨転移における最新の治療戦略をお示しいただき、共通点や相違点を明らかにする。

軟部肉腫の集学的治療:臨床の現場から

企画概要

限局性軟部肉腫では化学療法の有効性のエビデンスは確立されていないが、高悪性度、深部発生、巨大腫瘍であれば化学療法が推奨されるようになってきた。再発・進行軟部肉腫では、エビデンスのある化学療法も報告されている。2年前から新しい分子標的薬が次々と軟部肉腫に承認されたが、従来の化学療法を含め、確立された治療戦略はまだない。このシンポジウムでは、臨床医がどのように軟部肉腫の治療方針を考えているかを討論したい。

MDS診療の新たな展開

企画概要

近年、ゲノム解析技術の進歩に伴い90%以上のMDS患者に体細胞突然変異が見出され、予後との関連も明らかとなりつつある。これまで同種造血幹細胞移植以外に治療法が確立していなかったが、脱メチル化剤アザシチジンやデシタビンは高リスクMDSに対する標準的治療法となっている。レナリミドは5番染色体長腕部欠失を伴うMDSに承認されているが、免疫抑制剤や様々新規薬剤が低リスクMDSに対する治療として臨床試験が行われている。本セッションでは、分子病態とMDS患者毎のリスクに合わせた治療法についてレビューする。

分子標的治療薬の臨床薬理学的研究

企画概要

分子標的治療薬の血中濃度と治療効果の関連を示唆する報告が相次ぎ、本邦でも治療薬物モニタリング(therapeutic drug monitoring:TDM)対象薬として保険承認を得てきています。本シンポジウムでは、分子標的抗がん剤と治療効果の改善あるいは有害作用の回避を目的としTDMおよび薬物代謝酵素関連遺伝子多型情報等を用いた研究について討議いたします。

がん化学療法における臨床薬学研究

企画概要

がん化学療法・支持療法の最適化を目的に、薬物動態学や薬理遺伝学を応用する臨床研究者によるシンポジウムです。薬学専門家がどのような視点から研究を行うかを考えるうえでのよいヒントになることを目的としています。

クリニカルバイオバンクを活用した早期臨床開発の可能性を探る

企画概要

癌に対するエピゲノム創薬の現在と今後の展望

企画概要

ゲノム異常に対する研究および治療開発は、ドライバー遺伝子変異の発見および分子標的治療薬の臨床応用という形で結実している。一方で、エピゲノム異常に対する研究および治療開発も着実に成果を上げている。現在本邦では、血液腫瘍および皮膚腫瘍においてエピゲノムドラッグが認可されている。本シンポジウムでは、1)実臨床で使用できるエピゲノムドラッグの開発の過程を踏まえ、エピゲノムを標的としたがん治療の現状および臨床開発中の新規エピゲノム薬についての知識を整理する。また2)基礎的な研究を踏まえ、将来的に臨床応用される期待がある次世代型エピゲノムドラッグの展望を知る。ことを期待して企画した。

がんプロ推進プランの到達点と今後の展望

企画概要

文科省の「がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン」が、この5年間実施され、大きな成果を上げてきた。多職種連携や地域との連携などは、当プログラムの特異的な点である。また、緩和医療、放射線治療など新たに多くの講座が開設された。一方で、新たながん診療上の課題も浮かび上がってきている。次の5年も申請中であるが、この機会にこれまでの到達点を確認して、さらなる飛躍につなげる必要がある。

臨床研究法(案)下での臨床試験の行方

企画概要

市販後臨床試験をめぐる臨床研究不適正事案を受けて、法的規制が現実のものとなった。法規制対象の特定臨床研究は、①薬機法における未承認・適応外薬の臨床研究、②製薬企業等から資金提供を受ける当該企業等の医薬品等の臨床研究とされる。一方で、規制外の臨床研究は倫理指針に基づくが、品質確保や資金確保の困難が予想され、臨床研究の萎縮や停滞が懸念されている。本シンポでは市販後臨床試験を含む研究者主導臨床研究の活性化への道を探る。

日本人ゲノム配列とがんー精度の高い日本人ゲノム配列情報を利活用したがんゲノム研究の最前線ー

企画概要

精度の高い日本人ゲノム配列情報が整備されつつある今日、このゲノム情報をリファレンスとすることで日本人特有のがんゲノム配列や発がんメカニズムの解明が期待されている。本企画では日本人ゲノム配列解析とその利活用を踏まえたがんゲノム配列解析の最前線についてご紹介頂く。

ビッグデータ・AI・ゲノム創薬 ―AIや各種統計解析手法を用いたビッグデータ解析によるゲノム創薬の最前線―

企画概要

ゲノム配列情報のみならず、各種オミックスデータを含むバイオメディカル・ビックデータの利活用が注目を集めている。人工知能(AI)を用いた創薬や遺伝子配列解析、各種統計解析手法を用いたゲノム配列の解析や創薬への取り組み、ヘルスインテリジェンスの未来についてご紹介頂く。

免疫チェックポイント療法の新しい流れ

企画概要

近年免疫チェックポイント療法が悪性黒色腫、肺癌、腎細胞癌など様々ながん腫で高い効果を示している。その効果予測バイオマーカーとしてPD-L1の免疫染色が行われているが、臨床効果予測因子は完全には解明されておらず現在研究が続いている。当セッションではPD-1発見から治療への応用や臨床研究やバイオマーカー研究をレビューし、次世代のがん免疫療法を探る。

AYA世代がん患者の治療・療養支援を考える

企画概要

近年16歳以上39歳未満のAdolecent and Young Adult (AYA)世代のがん患者に対する関心が高まっている。この世代の中には高校生、大学生や若年成人を含み、小児や40歳以上の患者さんとは異なった治療の問題点や、背景があるため、AYA世代の治療を取り巻く環境、教育、就職、妊孕性の問題などについて議論を深めたい。

AYA世代がんの治療の現状と展望

企画概要

近年16歳以上39歳未満のAdolecent and Young Adult (AYA)世代のがん患者に対する関心が高まっている。この世代の中には高校生、大学生や若年成人が含まれ、小児や40歳以上の患者さんとは異なった治療の問題点や、背景がある。これまでのAYA世代の治療に関して総括するとともに、今後の治療についての展望を行う。

臨床研究のサポート体制構築に向けて-がん臨床研究を支えるリサーチ・プロフェッショナリズム-

企画概要

がん臨床研究を推進するためには、各施設でのサポート体制の構築が重要である。がん臨床研究の研究者が望むサポートの提案と、体制構築の進んだ各施設における様々な支援部門の方からの現状・課題の報告を行う。そして、がん臨床研究におけるプロフェッショナリズムとは何か?あるべき体制構築のために必要なことについて議論したい。

腫瘍内科とがん薬物療法専門医の未来を考える

企画概要

がん薬物療法専門医が誕生して12年がたち、その数は1200名を超えた。日本臨床腫瘍学会は何を目指し、専門医はどこへ向かうべきなのか。日本内科学会や新専門医制度における腫瘍内科の位置づけも含めた議論を行い、腫瘍内科の未来を考えたい。

ゲノム医療にかかわる人材育成

企画概要

ゲノム医療実現推進協議会の方針に基づき、ゲノム医療をがんの日常診療に導入し、個別化医療を実践する「クリニカルシーケンス」の実装へ向けての体制整備が進んでいる。本シンポジウムでは、がんゲノム医療に関わる人材の育成について焦点を当て、各研究事業の取り組みを紹介し、事業間連携についても議論する。

パネルディスカッション

食道がん

企画概要

ワークショップ

アカデミア発抗がん薬開発の進展(仮)

企画概要

我が国では国家戦略として日本発世界初の抗がん薬開発が推進され、これまで文部科学省、厚生労働省、日本医療研究開発機構の公的研究費を活用したアカデミア発創薬が活発に行われている。国内で抗がん薬の創薬を薬事戦略に基づく非臨床試験やFirst in human治験を進める開発課題を公募して、進捗状況や課題を探る。

緩和ケア病棟転院時の患者・家族の見捨てられ感について~安心して転院できますか

企画概要

「日本人のがんに罹患した時に大切にしたいこと」の調査で多くの患者が「主治医及び看護師との良好な関係」を望んでいるように、日本では治療している病院や医療者への依存度が高い。そのためがん治療病院から他病院への紹介、特に緩和ケア病棟への紹介で、患者とその家族に対して「見捨てられ感」が生じる。この「見捨てられ感」を与えずいかに円滑にがん治療病院から緩和ケア病棟へ移行するかのポイントを治療病院側、緩和ケア病棟側から提示していただき、また最近の遺族調査による「見捨てられ感」の研究結果について解説していただく。

がん治療中の患者のdecision makingのサポート―がん治療する?しない?―

企画概要

進行、再発がんの治療は主に全身化学療法であるが、全身化学療法単独で根治する固形がんはほとんどなく、多くの患者は治療経過でいずれ全身化学療法の中止の判断をされる。ASCOのガイドラインでは根拠のない全身化学療法を推奨していないものの、医療者側の治療をあきらめることへの敗北感、治療ができないと伝えることへの怖れ、患者側の治療をしていないことへの恐怖などから治療中断の遅れや無理な治療を行うことにもつながっている。ここでは医師と患者のみならず、その他のメディカルスタッフも含めた治療の方向性、主に治療中断についてのdecision makingをいかにサポートするかを様々な職種を交えて検討する。

がん看護外来の活動とその成果

企画概要

看護専門外来としてがん看護外来での看護師の活動が始まっている。成果として医師と連携しての意思決定支援や診断期からの看護支援が行えるようになってきている。今回この企画では、積極的にがん看護外来を実践しているエキスパートの方々に看護実践を報告していただく。看護の力がどのような成果をもたらしているのかを具体的に考えてみたい。

胆道癌の化学療法:今後の展望

企画概要

切除不能胆道癌の化学療法はゲムシタビン+シスプラチン併用療法が広く用いられているが、十分な治療成績とは言えず、2次治療やバイオマーカーの発現に応じた新しい治療開発が期待されている。一方、胆道癌の根治切除後も高率に再発を認め、切除術の補助療法の確立が可及的課題となっている。本ワークショップでは、胆道癌に対する化学療法の現状、およびより有効な治療法の確立に向けた取り組みを発表し、議論いただきたい。

頭頸部癌のrare cancer:根治切除不能・再発・転移時にどう対応するか?

企画概要

頭頸部がんのrare cancerの治療は、外科切除が第一選択となるが、根治切除不能または再発・転移をきたした場合には治療は確立していない。そのため、実臨床でも治療選択に苦慮することがある。最近、頭頸部がんの薬物療法を担当する腫瘍内科医も増えてきたが、経験豊富な演者から現時点でのエビデンス・推奨できる治療を提示していただくことで、今後の日常診療に役立ていただきたい。

乳癌のバイオマーカー研究はどこまで進んだか?

企画概要

近年の遺伝子発現解析、ゲノム解析により乳癌は単一疾患ではなくheterogeneityの強い腫瘍であることがあきらかになってきた。これら遺伝子情報をもとに患者に最適な治療を提供するprecision medicineが必要不可欠である。また宿主側の免疫反応も乳癌治療に重要であることが明らかとなってきた。本セッションでは、現時点で利用可能なものから今後有望なバイオマーカーまで議論したい。

卵巣癌治療の現況と展望

企画概要

2017年には卵巣癌治療にPARP阻害剤導入される予定であり、今回この企画では、現在の卵巣癌治療と今後の展望にについて報告していただく予定である。

poor risk胚細胞腫瘍治療のコンセンサスと課題

企画概要

poor risk胚細胞腫瘍の治療成績は未だ十分ではない。化学療法後の残存病変に対する治療戦略も、特にマーカー陽性症例において様々な意見がある。また、救済化学療法レジメンもいくつか新規のものが提示されるようになっている。本企画では、poor risk胚細胞腫瘍の2017年時点での治療戦略に関してコンセンサスと意見が分かれる点を浮き彫りにする。

進行期メラノーマ治療の最前線

企画概要

進行期のメラノーマ患者に対する治療戦略はここ数年で様変わりした。BRAF阻害剤,MEK阻害剤,免疫チェックポイント治療薬の登場によって,従来の外科的手術から術後化学療法の流れは再考を余儀なくされてる。本ワークショップでは進行期メラノーマ治療における,これら新規治療薬の位置づけと今後の展開,そして外科的治療の位置づけについてオーバービューし進行期メラノーマ治療の予想図を描きたい。

原発不明がん診断・治療の新たな方向性

企画概要

新しく改訂される「原発不明がん診療ガイドライン」の紹介を最初に行い、このガイドラインをさらに刷新するような革新的なデータを公募演題の中から選定して発表頂くこととしたい。

Oligometastases

企画概要

Oligometastasisの概念が広がりつつある。個数が少ない転移に対しては化学療法だけではなく局所治療も検討されることが多い。中心的役割を果たす化学療法、従来から行われてきた手術療法、近年普及してきた放射線治療とablationについて、専門家らによる最新のエビデンスと将来展望について議論を深めたい。

粒子線治療:正確なエビデンス作りを目指して

企画概要

2016年4月に粒子線治療の保険収載がなされ、陽子線治療は小児悪性腫瘍、炭素線治療は骨軟部腫瘍が保険適応となった。これらの疾患への粒子線治療の成績や保険収載までの経緯を概説し、粒子線治療の適正なエビデンスを作るための議論をしたい。

定位放射線照射 現状と適応拡大に向けて

企画概要

定位放射線照射は、転移性脳腫瘍に導入され原発性肺癌や原発性肝癌などの体幹部腫瘍に拡大されてきた。原発性肺癌についてはJCOGで臨床試験が行われてきており、原発性肝癌への治療も普及しつつある。肺、肝、骨などの転移性腫瘍への治療も行われつつあり、2016年4月には前立腺癌への治療も保険収載された。定位放射線照射の現状と今後の展開について、議論し理解を深めたい。

臓器別にみた高齢者がん患者に対するアプローチの違い~統一化は可能か?

企画概要

各原発臓器ごとに高齢者癌治療に対するアプローチについて概説して頂き、臓器による違いを明らかにし、高齢者のがん治療における統一ガイドラインの作成にむけて、胸痛項目や問題点などについて議論する。

高齢者に対する化学療法におけるリスクアセスメント

企画概要

高齢がん患者は個体間の差が大きい集団であり、暦年齢やECOG PSだけでリスクアセスメントを評価することは不十分である。社会サポートや経済状態、精神状態なども重要であり、いくつかのスクリーニングツールや、副作用発生リスク予測ツールが存在する。実際の使用経験を含め、各職種から見た高齢者化学療法におけるリスクアセスメント方法について議論し、理解を深める。

教育講演
希少がんである肉腫の新規薬剤の開発:問題点と解決策(仮)

企画概要

軟部肉腫の発生頻度は少なく、希少がんの代表である。しかし、過去3年間に次々と新薬が開発され、臨床試験が行われてきた。従来、軟部肉腫に対して効果的な薬剤は少なかったが、現在では薬剤選択の幅も広がり、軟部肉腫の治療戦略も変わってきている。軟部肉腫の治療経験が豊富で、新薬開発や臨床試験に多くかかわってきた演者に、軟部肉腫の新薬開発、臨床試験、そして現在の治療戦略について講演いただく。

予測モデルの構築:TRIPODガイドライン

企画概要

予測モデルの構築に際しては、一般には複数の予測因子を組み合わせることになるが、どの因子をどのように組み合わせてモデルを構築するのか、構築された予測モデルの妥当性をどのように評価するのかなど、悩ましい点が多い。本発表では、2015年に発表された予測モデルに関する報告の透明性向上を目指したTRIPODガイドラインを踏まえ、予測モデル構築方法について分かりやすく解説を行う。

臨床研究と利益相反

企画概要

ディオバンの臨床研究不正事件等を受けて、臨床研究の透明性確保に関する法制度などの新しいルールが検討されている。また、日本医師会、全国医学部長病院長会議、日本製薬工業協会から、それぞれ利益相反に関するガイドラインが公表・改訂されており、臨床研究を行う際の利益相反の検討は研究関係者の当然の責務となっている。臨床研究と利益相反について、これまでの経緯と現状、今後の課題について講演いただく。

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