大会長挨拶

この度、第40回(社)日本口腔インプラント学会・学術大会を日本最北・最大の都市、札幌の地で9月17日(金)・18日(土)・19日(日)の3日間札幌コンベンションセンターおよび札幌市産業振興センターを会場として開催いたすことになりました。

メインテーマといたしましては『信頼性あるインプラント専門医』を掲げまして、専門医とは何ぞやと言う事を掘り起こして考えてみたいと思います。

この40回という節目で一気呵成に進んできたわが国の口腔インプラント学を振り返って基礎と臨床の教育の場ではきちんとかみあっているのか、卒前、卒後の教育の間では齟齬を来たしていないのか、大学と臨床家との間にはタイトに連携ができているのか、我が国と海外との間に乖離が生じていないのか、といった種々の問題を温故知新として改めて掘り起こしてみたいと考えます。

いたずらに海外からの情報を鵜呑みにして検証すらもせずに取り入れるといった、非科学的なまさにトレースあるいは物まね的な手法のみでの報告、又それに同調するかのような業界紙のお祭り騒ぎにも似た手法による啓蒙といったことから起こるこのインプラント学を、より学問とは遠い位置に置き去りにしようとするがの如き悪騒ぎをちょっと脇に置いといてじっくり考えては如何かな、という思いでこの学会の計画を立ててみました。これからインプラントを手がけようかなと思っておられる先生、あるいはベテランの先生方少し肩の力を抜いて一緒に考えて見ましょう。

近年、どの学会でも大なり小なりそうでありますが学会主導ではなく、業者主導のきらいが残念ながら大手を振って横行しており、学会に出席して自分の聞きたい講師の講演をじっくり聞いて明日からの自分の臨床に取り入れていこうと言ったことには成っていないような気がいたします。

さらに、いよいよ本年度から衛生士、技工士の皆様には今までの暫定処置も解除となり、本格的に専門医、あるいは指導医と同等な試験が課せられることに成りました。

ここいらで何か一つでも自分にとって役に立つことを身につけてお帰りいただければ主催者として身に余る光栄はありません。

当地はこの時期、季節も安定し、食べるものも豊富で、観光も小一時間の範囲で風光明媚な場所もございます。会員の皆様に於かれましては奮って御参集賜れば実行委員会といたしましては真に感謝に耐えません。

大会長 松沢耕介

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