会期:2012年1月27日(金)〜29日(日)名古屋国際会議場

スキルトランスファー

スキルトランスファー申込受付
  • 受講料
    1セッション5,000円 (原則として1人1セッションです。)
  • ※当日受付にてお支払いください。
  • 受講資格
    白内障: 白内障指導医または白内障手術300例以上経験者
  • ※豚眼を使用した強膜バックリング手術、硝子体手術、切開・縫合、内視鏡(涙道診療)については特に受講資格は設けておりません。
  • ※第35回総会への参加登録が必要です。
  • 定員・所要時間
  • 1:豚眼を使用した強膜バックリング手術 20名(1人90分×各10名)
    定員に達したため
    申込受付を終了しました。
    2:白内障 20名(1人90分×各コース10名)
    定員に達したため
    申込受付を終了しました。
    3:硝子体手術 20名(1人90分×各10名)
    定員に達したため
    申込受付を終了しました。
    4:切開・縫合 20名(1人90分×各10名)
    定員に達したため
    申込受付を終了しました。
    5:内視鏡(涙道診療) 30名(1人120分×各10名)
    定員に達したため
    申込受付を終了しました。
  • お申し込み方法

    定員に達したため申込受付を終了しました。

講演内容

1月27日(金) 9:00-12:00:1.豚眼を使用した強膜バックリング手術

  • 講師:池田 恒彦(大阪医大)
    裂孔原性網膜剥離に対する硝子体手術の適応が拡大しているが、強膜バックリング手術は今でも網膜剥離治療の基本であることに変わりはない。強膜バックリング手術を習得するうえで、双眼倒像鏡による眼底検査は必用不可欠で、強膜圧迫による眼底最周辺部の観察が可能なだけでなく、経強膜冷凍凝固を施行する際にも術者のコントロ−ル下で確実な凝固が施行できるなどの利点がある。本スキルトランスファーでは、豚眼を用いて以下の手術手技を習得してもらうことを目的としている。
  • 1)双眼倒像鏡による立体的な眼底検査
    2)強膜圧迫による最周辺部の眼底観察
    3)双眼倒像鏡眼底観察下での経強膜冷凍凝固
    4)強膜バックル縫着
    5)双眼倒像鏡によるバックル隆起の確認
    6)網膜下液排除
  • 双眼倒像鏡を自由自在に使いこなすためには,普段から双眼倒像鏡を使用することが重要である。また,網膜剥離手術を想定して仰臥位の状態での眼底検査に慣れておく必用がある。今回のスキルトランスファーで,少しでも多くの先生方に強膜バックリング手術のスキルを向上させて頂きたいと願っている。

1月27日(金) 14:00-17:00:2.白内障

  • 講師:永原  幸(東京大)
    超音波白内障手術中の後嚢破損は適切な硝子体切除や残存水晶体の処理が行われないと核落下、硝子体出血、術後眼内炎、網膜剥離、緑内障、黄斑浮腫など多くの術中・後合併症を引き起こす。後嚢破損の対処方法が難しい局面は超音波操作中であり、適切な判断にはかなりの経験を要する。ウェットラボで適切な処理方法を学んでおくことは非常に重要で、後嚢破損が生じた際に的確かつ迅速に処理を進めることができるようになる。今回のスキルトランスファーでは、従来の後嚢破損の処理方法の指導コースのほかに、眼内レンズ縫着方法の指導コースを設け、受講者の要望に対応できる体制とした。白内障指導医または白内障手術300例以上経験者を対象とし、後嚢破損、眼内レンズ縫着の適切な処置方法を豚眼実習で学んでいただき、日頃の臨床ならびに指導に生かしていただきたい。
  • 後嚢破損コース
    • 水晶体除去後カートン模擬核の入った豚眼作製 2眼(15分×2)
    • 核を2分割後に後嚢破損作成・切開創6mmに拡大、サイドポート拡大(15分×2)
    • 核の輪匙による娩出・ビスコエクストラクション、前部硝子体切除(15分×2)
  • 眼内レンズ縫着コース
    • 前房メンテナーの設置、縫着用強膜ポケット作製、縫合糸の通糸(15分×2)
    • ループの結紮(緩まないカウヒッチ法)、眼内レンズを折り曲げて(またはインジェクター)挿入(15分×2)
    • 強膜ポケット内での縫合、切開創の縫合(15分×2)

1月28日(土) 9:00-12:00:3.硝子体手術

  • 講師:塚原 逸朗(竹内眼科クリニック)
    豚眼を使用し20ゲージシステム硝子体手術を学ぶ。最初に約10分程度ビデオを見ながら豚眼を用いた硝子体手術の手順・手技を解説、その後マンツーマンで実技指導。
    耳側結膜は120度、鼻側結膜は60度切開。耳側は両端にradial切開を入れ、鼻側は上方のみradial切開を入れる。毛様体扁平部が短いため、強膜創は角膜輪部から1〜2mm後方でV-ランスを強膜に垂直に硝子体腔の中央に向かって穿孔する。インフュージョンカニューラを設置、カニューラの先端が硝子体腔に出ていることを確認した後、BSSを潅流する。左右のポートは水平筋の上端くらいの位置に設置する。フラグマトームによる経毛様体扁平部水晶体切除を行い、ラットレンズを角膜上にのせ硝子体切除を開始。硝子体腔の中央から硝子体切除を開始し、ゆっくりと奥へ進んでいく。豚眼ではPVDはほとんどおこっていない。懸濁液を硝子体腔内に少量注入すると硝子体ゲルが可視化できる。視神経乳頭の真上からカッターの吸引だけをかけ網膜に平行にカッターを動かすことによってPVDを作成する。30度プリズムレンズをのせ周辺部のゲルの切除を行う。斜視鈎あるいは綿棒で強膜を圧迫し最周辺部硝子体切除を行う。液空気置換後、強膜創を縫合し終了。時間に余裕があれば硝子体攝子、剪刃を眼内で使用する。

1月28日(土) 15:30-18:30:4.切開・縫合

  • 講師:市岡  博(市岡眼科クリニック)
    近年各種眼科手術は特殊化され、それぞれに合理的な手技がなされるようになってきた。その反面基本的な手術手技を学ぶ機会が減ってきたことも否めない。相当のベテランでも縫合により極端な術後乱視を発生させる、あるいは縫合糸の処理がずさん。そのような症例をよくみかける。
    縫合については無駄のない糸捌き、テンションのコントロール、断端の処理について指導する。切開においては強膜層状剥離の際、深さを自在にコントロールする為にどのようにメスを使用すれば良いかということを中心に合わせて直線切開の際のコツ等も指導する。
    題材としてトラベクロトミーを用いるので上記の基本手技のみならず同術式をこれから始めようと思う術者にも得るところがある内容であり、手術初心者のみならずベテランの術者もこぞって参加していただきたい。

1月29日(日) 9:00-12:00:5.内視鏡(涙道診療)

  • 講師:宮崎 千歌(兵庫県立塚口病院)
    涙道手術では1990年代から鼻内視鏡が、そして2000年代になってからは涙道内視鏡が導入された。これらによって涙道手術の低侵襲化と涙道検査の精度向上が図られた。現在の涙道手術では、これら内視鏡の取り扱いに慣れることが手術上達に欠かせない。本コースでは、この二つの内視鏡の取り扱いについて、実際の臨床使用の前に覚えるべきことをマスターできるように計画している。
    実習前には内視鏡手術のスペシャリストのレクチャーを用意している。そして実習では、鼻の内腔と涙道内腔を再現した再現したモデルに実際に内視鏡を挿入しながらその操作を体得する。実習は登録者のみ。レクチャーは登録に洩れたcandidatesも無料で聴くことができる。とくに、日本独自のチューブ挿入技術であるSEP&SGIの実習では、落とし込み事故の防止を徹底したシースの作り方を指導する。独学で実践する前に、是非、実習で基本を身につけてほしい。

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