プログラム

日程表

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特別講演

5月1日(金)13:00〜14:00 A会場(センチュリーホール 1号館2F)

PL 鎌田流の「医の原点」を見つめてみる

座長: 高橋 雅英(名古屋大学大学院 医学系研究科 分子病理・腫瘍病理学)
演者: 鎌田 實(諏訪中央病院 名誉院長)

宿題報告

4月30日(木)11:10〜12:20 A会場(センチュリーホール 1号館2F)

AL-1 ヒトがんの個体感受性:病理からの分子疫学的アプローチ

座長: 豊國 伸哉(名古屋大学大学院 医学系研究科 生体反応病理学)
演者: 椙村 春彦(浜松医科大学 医学部 腫瘍病理学)

5月1日(金)10:40〜11:50 A会場(センチュリーホール 1号館2F)

AL-2 肺腺癌の組織発生と悪性化の病理学

座長: 中村 栄男(名古屋大学大学院 医学系研究科 臓器病態診断学)
演者: 野口 雅之(筑波大学大学院 人間総合科学研究科 診断病理学)

5月2日(土)10:40〜11:50 A会場(センチュリーホール 1号館2F)

AL-3 酸化ストレス病理学の確立とその疾患予防への展望

座長: 安井 弥(広島大学大学院 医歯薬保健学研究院 分子病理学研究室)
演者: 豊國 伸哉(名古屋大学大学院 医学系研究科 生体反応病理学)

特別企画

5月1日(金)15:30〜17:30 B会場(白鳥ホール(北) 4号館1F)

SP-1 徒然病理医絵巻~女性病理医の日常~

座長: 下山 芳江(名古屋大学医学部附属病院 病理部)
  若狹 朋子(近畿大学医学部奈良病院 病理診断科)

座長の言葉

女性病理医のみなさん!病理医生活はいかがでしょうか?
女性病理医と一口で言っても、常勤で働かれる方、非常勤の方、外科病理を行う方、実験病理を行う方、いろいろな働き方があると思います。今回の特別企画では、みなさん、お一人お一人の日常の働き方をポスター形式で発表していただき、お互いに情報交換したいと思います。ポスター展示スペースに、椅子と机を準備いたします。ゆっくりお茶でも飲みながら、自由に情報交換しましょう。お子様連れでの参加を歓迎しますので、ぜひ皆さんお子様連れで気軽に御参加ください。また、男性の参加も歓迎しています。
活気のある、楽しい展示にしたいと思いますので、できるだけたくさんのポスター発表をお願いします。周りの女性病理医と病理を志望する学生さんにも、お声をおかけください。
なお、詳細に関しては、こちらを参考にしてください。

SP-1-1 病理学会における男女共同参画委員会の取り組みと今後
演者: 羽場 礼次(香川大学医学部附属病院 病理診断科・病理部)
SP-1-2 まとめのあいさつ
演者: 稲山 嘉明(横浜市立大学附属市民総合医療センター 病理診断科)

5月2日(土)13:00〜14:50 B会場(白鳥ホール(北) 4号館1F)

SP-2 海外で活躍する日本人病理医

座長: 都築 豊徳(名古屋第二赤十字病院 病理診断科)
  南口 早智子(京都大学医学部附属病院 病理診断科)

座長の言葉

海外留学や海外に仕事を求める若手医師が減少傾向にあるとされます。この傾向は国内の教育及び研究環境が整備されてきたとする考えがある一方、若手医師の内向きの姿勢にあるとする批判的な論評も見かけます。本当にそうですか?海外に出る手段が分からないだけ、もしくは本当に自分達が行いたいことをできる環境を探せないでいるだけではないですか?
今回の企画では海外で活躍する日本人病理医3名の先生方にそれぞれ海外留学するに至った経緯、海外での生活及び仕事環境、海外留学のポイント等をお話しして頂きます。とっておきの秘密の話もして頂きます。3名の先生方の経歴は非常に多彩ですので、参加される先生方の色々な嗜好に応えることが出来ると思います。講演の後では自由な質疑応答時間も用意しておりますので日頃考えている疑問を投げかけてみて下さい。新しい世界を開くチャンスです。
海外に目を向けてみませんか?海外につながりを持ちませんか?そんな先生方の来場をお待ちしております。

SP-2-1 夢を叶えるために
演者: 三野 眞里(Department of Pathology,
Massachusetts General Hospital & Harvard Medical School)
SP-2-2 アメリカで病理医に転向してよかったこと
演者: 宮本 浩(Johns Hopkins University)
SP-2-3 40歳を過ぎてからの米国臨床留学への挑戦
演者: 中西 幸浩 (Tulane University School of Medicine, Department of Pathology)

最先端研究セミナー

4月30日(木)13:30〜14:30 A会場(センチュリーホール 1号館2F)

AR-1 多次元病理学:生きた組織で分子活性の動態を観察し、病気の成り立ちを考える

座長: 近藤 英作(新潟大学大学院 医歯学総合研究科 分子細胞病理学分野)
演者: 松田 道行(京都大学大学院 医学研究科)

5月1日(金)15:30〜16:30 A会場(センチュリーホール 1号館2F)

AR-2 最先端プラズマ医療科学研究

座長: 岡田 保典(慶應義塾大学 医学部 病理学教室)
演者: 堀 勝(名古屋大学)

5月2日(土)13:00〜14:00 A会場(センチュリーホール 1号館2F)

AR-3 神経変性疾患のdisease-modifying therapyへの展望

座長: 高橋 均(新潟大学脳研究所 病理学分野)
演者: 祖父江 元(名古屋大学大学院 医学系研究科 神経内科)

5月2日(土)14:00〜15:00 A会場(センチュリーホール 1号館2F)

AR-4 iPS細胞を用いたパーキンソン病治療に向けて

座長: 吉田 眞理(愛知医科大学 加断医科学研究所)
演者: 髙橋 淳(京都大学iPS細胞研究所 臨床応用研究部門)

若手研究者教育レクチャー

5月2日(土)9:00〜9:45 F会場(展示室211 2号館1F)

EL-1 RETがん遺伝子から学ぶ多様なヒト疾患の発症機構

座長: 森井 英一(大阪大学大学院 医学系研究科 病態病理学・病理診断科)
演者: 高橋 雅英(名古屋大学大学院医学系研究科 分子病理・腫瘍病理学)

5月2日(土)9:45〜10:30 F会場(展示室211 2号館1F)

EL-2 がんの浸潤と転移の分子機構

座長: 笹原 正清(富山大学 病態病理学講座)
演者: 宮園 浩平(東京大学大学院 医学系研究科 分子病理学)

5月2日(土)13:00〜13:45 F会場(展示室211 2号館1F)

EL-3 エピジェネティクス入門

座長: 原 明(岐阜大学大学院 医学系研究科 腫瘍病理学)
演者: 仲野 徹(大阪大学大学院 医学系研究科)

シンポジウム・明日の病理学を拓く

4月30日(木)9:00〜11:00 A会場(センチュリーホール 1号館2F)

SSY-1 がんを周りからみる

座長: 吉田 利通(三重大学大学院 医学系研究科 修復再生病理)
  落合 淳志(国立がん研究センター研究所・基盤的臨床開発コアセンター、
      中央病院・東病院病理・臨床検査科、臨床腫瘍病理分野)

座長の言葉

1986年にDvorak によって'Tumors: wounds that do not heal. 'と題する総説がNEJMに発表され、癌間質と創傷治癒過程の肉芽組織との類似性と、腫瘍進展における間質形成の重要性が示された。この概念は発表からおよそ30年が経つが、今でも腫瘍研究の重要な方向性のひとつである。この間に間質の腫瘍進展への作用として、「防御的」から「促進的」な側面が強調されるようになってきた。本シンポジウムでは、総論的に創傷治癒を構成する細胞・構造を対象に、最新の知見を基に癌組織におけるそれら細胞・組織の役割と相互作用に注目し、癌間質の重要さを再発見することを目的とする。すなわち、腫瘍(上皮)細胞集団、癌関連線維芽細胞(CAF)、腫瘍関連マクロファージ(TAM)、リンパ球、腫瘍血管、細胞外マトリックスからの観点による癌組織の構築メカニズムと生物像の解明、さらには新しい治療戦略を討論し、「明日の病理学を拓き」たい。

SSY-1-1 がん細胞の不均一性形成における間質の重要性
演者: 榎本 篤(名古屋大学大学院 医学系研究科 腫瘍病理学)
SSY-1-2 がん関連線維芽細胞の病理生物像
演者: 石井 源一郎(国立がん研究センター 東病院臨床開発センター)
SSY-1-3 がんにおけるマクロファージの役割
演者: 菰原 義弘(熊本大学大学院 生命科学研究部 細胞病理)
SSY-1-4 膵がん間質の免疫環境
演者: 平岡 伸介(独立行政法人国立がん研究センター中央病院 病理・臨床検査科)
SSY-1-5 ナノ病態生理学 -ナノ視点から見た腫瘍血管と間質
演者: 狩野 光伸(岡山大学大学院 医歯薬学総合研究科 医薬品臨床評価学)
SSY-1-6 癌進展と癌間質形成におけるテネイシン -Cの役割
演者: 吉田 利通(三重大学大学院 医学系研究科 修復再生病理)

5月1日(金)8:30〜10:30 A会場(センチュリーホール 1号館2F)

SSY-2 新技術・新概念が拓く次世代病理学

座長: 清川 悦子(金沢医科大学 医学部 病理学I)
  瀬藤 光利(浜松医科大学 医学部 解剖学講座 細胞生物学分野)

座長の言葉

病理学の特徴は細胞や組織の形態を観察する点にある。HE標本における病理観察、それに基づく病理診断は、これまでの蓄積した情報によってかなりの確度をもって現象を正しく言い当てている。しかしそれに満足せず新たな現象を探索する試みも近年盛んである。本シンポジウムでは、こうした「新しい技術」によってこれまで見えなかったものを見て、「新しい概念」を提唱あるいは証明した経験を持つ、次世代を担う新進気鋭の研究者に最新の成果について紹介頂く。新しい顕微鏡や可視化法や特別な材料を駆使して発見された現象や概念は、日常診療から遠いようでいて、案外、普段診断を主としている病理医から見ても「言われてみれば」日常見ている標本でもよく見ていた、という近いものであることはよくあるのではないだろうか。いつもの標本から新概念・現象を見つけて、証明することができるかもしれない。病理標本の見方に新鮮な知的刺激を与えてくれる、そんな機会になれば、と期待している。

SSY-2-1 EDAC:Epithelial Defense Against Cancer
演者: 藤田 恭之(北海道大学遺伝子病制御研究所 分子腫瘍分野)
SSY-2-2 がん微小環境における血管の特異性
演者: 樋田 京子(北海道大学 遺伝子病制御研究所)
SSY-2-3 新規成体幹細胞の同定とがん化における細胞動態解析
演者: 上野 博夫(関西医科大学)
SSY-2-4 質量分析イメージングを用いた脂質の病理学
演者: 瀬藤 光利(浜松医科大学 医学部 解剖学講座 細胞生物学分野)

5月2日(土)8:30〜10:30 A会場(センチュリーホール 1号館2F)

SSY-3 感染症関連がんのcutting edge –病理診断、病理標本からのアプローチ–

座長: 中村 栄男(名古屋大学 医学部附属病院 病理部)
  深山 正久(東京大学 病因・病理学専攻 人体病理学)

座長の言葉

ウイルス、細菌、寄生虫など、何らかの病原体が発症に関与する癌腫は胃癌、肝細胞癌、子宮頸癌、悪性リンパ腫など多岐にわたる。日常の病理診断において最も良く遭遇する疾病群であり、International Agency for Research on Cancer (IARC)による世界における新規がん発症例の約6分の1を占めるなどの報告は比較的耳目に新しい(Lancet Oncology 2012;13:607)。地理病理学的な症例分布の偏在、境界領域病変の存在、新たな医原性疾患の発生など、病理診断から病理発生の解明まで多くの課題を有するものと云える。本シンポジウムでは特に病理学の立場から“感染症関連がん”としての胃癌、悪性リンパ腫、肝細胞癌を中心として最近の知見を紹介する。

SSY-3-1 腺粘液糖鎖による胃癌発生の制御
演者: 中山 淳(信州大学大学院 医学系研究科 分子病理学教室)
SSY-3-2 EBV関連胃癌
演者: 牛久 綾(東京大学医学部附属病院 病理部)
SSY-3-3 加齢性EBV関連B細胞リンパ増殖異常症
演者: 浅野 直子(長野県立須坂病院 遺伝子検査科)
SSY-3-4 EBV関連T/NK細胞リンパ腫の多様性:病変の主座による病態の違いについて
演者: 加藤 省一(名古屋大学大学院 医学系研究科 病態構造解析学)
SSY-3-5 HTLV-1関連疾患成人T細胞白血病リンパ腫
演者: 新野 大介(久留米大学 医学部 病理学)
SSY-3-6 肝炎ウイルスと肝細胞癌
演者: 秋葉 純(久留米大学 医学部 病理学講座)

シンポジウム

4月30日(木)9:00〜11:00 B会場(白鳥ホール(北) 4号館1F)

SY-1 婦人科境界悪性腫瘍の統一見解と長期予後

座長: 長坂 徹郎(名古屋大学 医学部 保健学科 検査技術専攻)
  安田 政実(埼玉医科大学国際医療センター 病理診断科)

座長の言葉

境界悪性腫瘍とは臨床的かつ組織学的に良性腫瘍と明らかな悪性腫瘍との間の中間的な性格を持つ病変と考えられています。卵巣の漿液性腫瘍においては、定義が確立されています。しかし、婦人科領域で境界悪性腫瘍の範疇と考えられる他の腫瘍では、必ずしも共通の認識は確立されておらず、予後についての報告も少ないのが現状と思われます。そこで、本シンポジウムおいては、婦人科領域で境界悪性腫瘍に属すると考えられる代表的な病変を取り上げ、各病変の研究を精力的に進められている先生方に、共通認識に対するご提言、長期予後に対するご報告をお願いしました。子宮の病変から頚管腺の分葉状過形成(笹島先生)、ポリープ状異型腺筋腫(加来先生)、内膜間質腫瘍(山下先生)、卵巣から粘液性境界悪性腫瘍(清川先生)、顆粒膜細胞腫(前田先生)を、絨毛性疾患における境界悪性病変についてもご講演をお願いしました(井箟先生)。病変は多岐にわたりますが、活発なご討議をお願いいたします。

SY-1-1 子宮頚部腺系境界悪性病変
演者: 笹島 ゆう子(帝京大学 医学部 病理学講座)
SY-1-2 子宮内膜間質腫瘍
演者: 山下 依子(名古屋市立大学病院 病理診断部)
SY-1-3 子宮Atypical polypoid adenomyomaの臨床病理
演者: 加来 恒壽(九州大学大学院 医学研究院 保健学部門)
SY-1-4 境界悪性腫瘍としての卵巣granulosa cell tumor
演者: 前田 大地(秋田大学大学院 医学系研究科 器官病態学講座)
SY-1-5 卵巣粘液性境界悪性腫瘍:病理像と予後
演者: 清川 貴子(東京慈恵会医科大学 病理学講座)
SY-1-6 絨毛性腫瘍(GTN)の臨床病理学的性格と予後~境界悪性として取り扱う病態は?
演者: 井箟 一彦(和歌山県立医科大学 産科婦人科)

4月30日(木)14:30〜16:30 C会場(白鳥ホール(南) 4号館1F)

SY-2 皮膚病理と口腔病理の接点–扁平苔癬を考える–

座長: 前田 初彦(愛知学院大学 歯学部 口腔病理学講座)
  泉 美貴(東京医科大学 医学部医学科 社会医学部門 医学教育学分野)

座長の言葉

扁平苔癬は、皮膚や粘膜に生じる炎症性角化症の一つで、日常的に皮膚および口腔領域で遭遇する原因不明の疾患である。口腔を含み多部位に出現し、患者のQOLが障害されるものは重症型扁平苔癬と呼ばれる。しかしながら、その病態については、皮膚病理と口腔病理の見解の統一がなされていないのが現状である。
日本臨床口腔病理学会は日本口腔内科学会と共同で4年にわたり、口腔扁平苔癬について臨床的・病理的に検索した結果、口腔領域における扁平苔癬の統括的な見解を得ることができた。この調査結果を踏まえ、本シンポジウムでは扁平苔癬の皮膚病理と口腔病理の見解の統合と包括的な診断項目の見直しを、皮膚科および口腔外科の臨床医を含めて考えてみたい。これにより、日常の扁平苔癬の病理診断に役立つことを期待し、皮膚病理と口腔病理の今後の病理診断におけるコラボレーションの始まりとしたい。

SY-2-1 口腔扁平苔癬を再考する
演者: 小宮山 一雄(日本大学 歯学部 病理学講座)
SY-2-2 口腔領域における扁平苔癬の病理診断
演者: 長谷川 博雅(松本歯科大学 口腔病理学講座)
SY-2-3 口腔領域における扁平苔癬と歯科金属アレルギーおよび類縁疾患
演者: 前田 初彦(愛知学院大学 歯学部 口腔病理学講座)
SY-2-4 口腔領域における扁平苔癬の臨床診断と治療
演者: 神部 芳則(自治医科大学 医学部 歯科口腔外科学講座)
SY-2-5 扁平苔癬および類縁疾患の病理診断
演者: 泉 美貴(東京医科大学 医学教育学分野)
SY-2-6 表皮真皮境界障害を伴う皮膚炎
演者: 横山 繁生(大分大学 診断病理学講座)
SY-2-7 扁平苔癬診療ガイドラインの策定
演者: 井川 健(東京医科歯科大学 皮膚科)

4月30日(木)14:30〜16:30 D会場(レセプションホール(東) 1号館4F)

SY-3 ゲノム・エピゲノム解析と病理形態学の邂逅:発がんメカニズム解明に向けて

座長: 山田 泰広(京都大学 iPS細胞研究所)
  竹内 賢吾(がん研究会がん研究所 分子標的病理プロジェクト/がん研有明病院 病理部)

座長の言葉

組織形態変化を伴い多段階に進展する発がん過程には、遺伝子配列異常やそれを修飾するエピゲノムの異常の蓄積が観察される。高速シークエンサーや高感度分子イメージングなどの最先端技術により、ゲノムやエピゲノムを超高速・低コストで網羅的に解析できるようになり、発がん過程におけるゲノム・エピゲノム異常の理解が急速に深化しつつある。しかしながら、発がんにおける多彩な組織形態変化を引き起こすゲノム・エピゲノム異常については未だ不明な点が多い。本シンポジウムでは、病理形態学に基づいたがんゲノム研究、がんエピゲノム研究の最先端の知見を紹介し、形態変化に裏付けられたがんの発生と進展のメカニズムについて議論したい。

SY-3-1 Fusion for Fusion:形態学,分子生物学,ゲノム解析の融合による融合遺伝子探索
演者: 竹内 賢吾(がん研究会 がん研究所 分子標的病理プロジェクト/がん研有明病院 病理部)
SY-3-2 多層オミックス統合解析によるがんの本態解明と臨床応用
演者: 金井 弥栄(国立がん研究センター研究所 分子病理分野)
SY-3-3 エピジェネティックな発がんの素地とクロマチン変換因子異常
演者: 牛島 俊和(国立がん研究センター研究所 エピゲノム解析分野)
SY-3-4 びまん性胃癌におけるRHOA変異
演者: 石川 俊平(東京医科歯科大学 難治疾患研究所 ゲノム病理学分野)
SY-3-5 iPS細胞作製技術を用いたがんエピゲノム研究
演者: 山田 泰広(京都大学iPS細胞研究所)

5月1日(金)8:30〜10:30 B会場(白鳥ホール(北) 4号館1F)

SY-4 IgG4関連疾患の診断病理:その進歩と問題点

座長: 竹内 保(岐阜大学大学院 医学部 形態機能病理学)
  佐藤 康晴(岡山大学大学院 病態情報科学)

座長の言葉

IgG4関連疾患(IgG4-RD)は全身諸臓器に腫瘤または肥厚性病変を形成する、日本から情報発信された疾患である。組織学的にIgG4+細胞を伴うリンパ形質細胞浸潤という点は共通しているが、各臓器毎に組織像が異なっていることも事実である。そのため診断や病態解明には単一領域にとどまらず各領域の専門家が横断的に取り組んでいくことが重要である。
近年、種々の包括診断基準が提唱されているが、IgG4+細胞数や血中IgG4値が診断の要となっており、“不均一な疾患単位”になりつつあることも否めない。そこで、臓器毎の病理診断上の問題点と診断に有用な形態所見について各演者に解説して頂き、IgG4-RDの形態所見の有用性とその可能性について理解を深めたい。今回新たな試みとして、この領域に精通したベテラン病理医のみならず、IgG4-RDの研究に自ら取り組んでいる新進気鋭の若手病理医2名にも加わって頂き、新しい視点からIgG4-RDについて考えてみたい。

SY-4-1 IgG4関連疾患の病理診断:overviewと問題点
演者: 全 陽(神戸大学 病理ネットワーク学)
SY-4-2 1型自己免疫性膵炎の病理所見:花筵状線維化の実態とは?
演者: 内野 かおり(姫路赤十字病院 病理診断科)
SY-4-3 IgG4関連唾液腺炎の病理
演者: 能登原 憲司(倉敷中央病院 病理診断科)
SY-4-4 リンパ節におけるIgG4関連疾患
演者: 西田 賢司(岡山大学大学院 医歯薬学総合研究科 病理学(腫瘍病理/第二病理))
SY-4-5 IgG4関連腎臓病の病理
演者: 山口 裕(山口病理組織研究所)

5月1日(金)8:30〜10:30 D会場(レセプションホール(東) 1号館4F)

SY-5 炎症と組織修復から考える心臓病理

座長: 今中 恭子(三重大学大学院 医学系研究科 修復再生病理学)
  田中 秀央(京都府立医科大学大学院 医学研究科 細胞分子機能病理学)

座長の言葉

生体が虚血、感染など様々な内的・外的刺激によって傷害を受けると炎症が惹起され、損傷をうけた組織が除去された後、残った実質細胞と間質細胞が協調して新たな構造を構築し、組織を修復再生する。心臓においては実質細胞の再生能が著しく低いため、間質にある炎症・免疫細胞、線維芽細胞などの非心筋細胞や細胞外マトリックスが組織修復の主役を演じ、その後の病態を決定する上で重要な鍵をにぎる。逆に言えば、心疾患は組織の修復再生における間質の役割を理解するためによいモデルシステムである。本シンポジウムでは心臓の三大疾患である心筋梗塞、心筋炎・心筋症、高血圧心を炎症・組織修復の観点から捉え、心臓の組織構築や機能の改変における炎症細胞と間質の役割につきこれまでの知見を総括し、さらに各疾患モデルから得られた新しい知見を紹介し議論したい。

SY-5-1 心筋梗塞後治癒過程における樹状細胞の役割
演者: 安斉 俊久(国立循環器病研究センター 心臓血管内科)
SY-5-2 心筋梗塞後急性期の組織再構築における遊離クロマチンと好中球細胞外トラップ(NETs)の意義
演者: 品川 弥人(北里大学 医学部 循環器内科学)
SY-5-3 慢性炎症性疾患としての拡張型心筋症。
遺伝子組み換えBCGシステムを用いた新たなマウスモデルの確立
演者: 田尻 和子(筑波大学医学医療系 循環器内科)
SY-5-4 高血圧性心臓線維化を制御する分子メカニズム
演者: 今中 恭子(三重大学大学院 医学系研究科 修復再生病理学)
SY-5-5 心筋・線維芽細胞間コミュニケーションがもたらす心臓の興奮伝導異常
演者: 田中 秀央(京都府立医科大学大学院 医学研究科 細胞分子機能病理学)

5月1日(金)15:30〜17:30 D会場(レセプションホール(東) 1号館4F)

SY-6 神経堤症 –発生生物学から考える発症機構–

座長: 榎本 秀樹(神戸大学大学院 医学研究科 生理学・細胞生物学講座 神経分化 再生分野)
  中澤 温子(国立成育医療研究センター 病理診断部)

座長の言葉

神経堤症(neurocristopathy)は、神経堤細胞の発生異常に伴う多彩な病態を示します。神経堤症として包括されるさまざまな疾患は、細胞の分化・増殖・移動・接着などの発生過程の異常が病態およびその表現型と密接に関わるため、基礎研究と臨床研究がうまく融合しうる研究分野でもあります。今後、発生生物学や疾患iPS細胞を用いた研究の進歩により、本症の更なる病態解明が期待できると考えられます。本シンポジウムでは、病理学の枠を超えて多方面からの演者をお招きし、神経提症の病態における基礎研究と病理学との接点を探りたいと思います。また、最後には本シンポジウムをきっかけとして、新たな研究ネットワークの発展を目指したパネルデイスカッションの場を設けたいと考えています。

SY-6-1 シュワン細胞系譜の持つ神経分化能:発生と疾患への関与
演者: 榎本 秀樹(神戸大学大学院 医学研究科 生理学・細胞生物学講座 神経分化 再生分野)
SY-6-2 神経堤細胞の増殖支持活性の異常と神経芽腫
演者: 小林 健一郎(国立成育医療研究センター研究所 小児血液・腫瘍研究部)
SY-6-3 ヒト多能性幹細胞から神経堤細胞分化とそれを用いた難病研究の現状
演者: 池谷 真 (京都大学 iPS細胞研究所)
SY-6-4 遺伝子機能解析ツールとしてのメラノサイト~神経堤症発症機序の分子的理解にむけて~
演者: 大沢 匡毅(岐阜大学大学院 医学系研究科)
SY-6-5 Hirschsprung病およびその類縁疾患における腸管神経系の異常
演者: 義岡 孝子(鹿児島大学医学部・歯学部附属病院 病理部・病理診断科)

5月2日(土)8:30〜10:30 B会場(白鳥ホール(北) 4号館1F)

SY-7 わが国の乳がん組織分類はどうあるべきか?

取扱い規約の浸潤性乳管癌3型(乳頭腺管癌、充実腺管癌、硬癌)を考える
オーガナイザー: 市原 周(名古屋医療センター 病理診断科)
座長: 小山 徹也(群馬大学大学院 病理診断学・附属病院 病理診断科)
  菅間 博(杏林大学 医学部 病理学講座)

座長の言葉

乳腺腫瘍の組織分類は、世界的には第4版WHO分類(2012年)が普及しつつあるが、日本では乳癌学会による取扱い規約分類(以下乳癌学会分類)、第2版WHO分類(1981年)が広く用いられ、乳癌の大部分を占める非特殊型浸潤性乳癌については、わが国独自の乳頭腺管癌、充実腺管癌、硬癌の3亜型分類が用いられている。両分類の差違は浸潤性乳癌の基本的な捉え方の違いをうむとともに、乳頭状腫瘍をはじめとする他の組織型の概念も異なっていると考えられる。本シンポジウムでは、WHO分類と乳癌学会分類、主に非特殊型浸潤性乳癌を3亜型に分離することについて議論し今後の乳腺腫瘍組織分類はどうあるべきかを考える。

SY-7-1 充実腺管状パターンを示す乳癌 -新WHO分類の観点から-
演者: 川崎 朋範(岩手医科大学 医学部 病理診断学講座)
SY-7-2 浸潤性乳管癌についての考察
演者: 堀井 理絵(がん研究会有明病院 病理部)
SY-7-3 浸潤性乳管癌の組織形態は何を現しているか?
演者: 増田 しのぶ(日本大学 医学部 病態病理学系 腫瘍病理学分野)
SY-7-4 乳頭腺管癌の多彩性
演者: 森谷 鈴子(名古屋医療センター 病理診断科)
SY-7-5 演者が経験したニュージーランドでの乳腺病理診断並びに
癌報告書作成に関する国際的協調化の最近の動向
演者: 尹 漢勝(飯田市立病院 病理診断科)

5月2日(土)8:30〜10:30 D会場(レセプションホール(東) 1号館4F)

SY-8 光科学の進歩と医学・病理学研究

座長: 松浦 晃洋(藤田保健衛生大学大学院 医学研究科 分子病理)
  坂元 亨宇(慶應義塾大学 医学部 病理学教室)

座長の言葉

私たちは太陽光や蛍光灯・LEDなど光の力を借りて周囲の視覚情報を得て日常生活を営んでいます。病理学は見ることが基本です。Virchowが光学顕微鏡により細胞病理学を創始して以来、顕微鏡は病気の原因と発生過程の解明に限らず、臨床診断学へとその応用範囲を広めてきました。Hematoxylin-Eosin染色、免疫染色、蛍光染色など様々な方法が工夫され、試料に視認可能な色を付けて病変が識別されてきました。光科学ではレーザー光、放射光は20世紀後半の2大発明といわれています。光源の開発に加え、集光技術・検出機器を含む計測技術の高度化により、微小領域を無標識でその場の物質情報を得て、これまで見えなかったものを見ることが可能になりました。近年、質量分析、ラマン分光、X線分析は疾患組織の解析に十分な空間解像度に到達しつつあります。本シンポジウムでは、新たに勃興したこれらの手法の原理と応用例を紹介し、医学および病理学の研究や診断の明日を拓く新しい方向を示し、今後の可能性について会員の皆様と考えたい。

SY-8-1 質量顕微鏡を用いた乳がんの脂質バイオマーカー探索
演者: 川島 雅央(京都大学医学部附属病院 乳腺外科)
SY-8-2 誘導ラマン分光顕微鏡を用いた組織のイメージング
演者: 橋本 浩行(キャノン株式会社 技術フロンティア 研究センター)
SY-8-3 医療におけるバイオフォトニクスの役割
演者: 高松 哲郎(京都府立医科大学大学院 医学研究科 細胞分子機能病理学)
SY-8-4 X線位相イメージングの原理と医学応用
演者: 百生 敦(東北大学 多元物質科学研究所)
SY-8-5 放射光X線によるウィルソン病の高精度イメージング診断
演者: 松浦 晃洋(藤田保健衛生大学大学院 医学研究科 分子病理)

ワークショップ

4月30日(木)9:00〜11:00 D会場(レセプションホール(東) 1号館4F)

WS-1 MDS病理診断の標準化を目指して

座長: 伊藤 雅文(名古屋第一赤十字病院 病理部)
  定平 吉都(川崎医科大学 医学部 病理学第一)

座長の言葉

骨髄の病理組織診断は、塗抹標本による細胞学的診断に比べその重要性はあまり評価されていなかった。近年、免疫組織化学の進歩、組織標本を用いた分子病理診断などにより、骨髄の病理組織診断の意義が見直されている。MDSは造血細胞の異形成を特徴とする腫瘍性疾患で、組織標本の免疫染色による微小巨核球や骨髄芽球の評価が診断に有用とされている。しかし、骨髄の病理診断は、多くの病理医にとって苦手な領域であることも事実である。
本ワークショップでは、MDSの病理診断について、血液病理に興味を持つ若手病理医・経験豊富な病理医・大学で血液病理を研究する病理医に、骨髄病理標本の見方や、診断へのアプローチの仕方を解説していただく。あらかじめ、提示症例をバーチャルスライドで公開し、ワークショップに参加した会員には、それぞれの病理診断を、スマートフォン・携帯電話・パソコン等からのインターネットを介したアンケート方式で投票していただく。
このような参加型ワークショップの企画が、MDSの病理診断の一致率の向上に役立つことを期待する。

本ワークショップでは各演者およびプレゼンターが提示する病理組織標本をあらかじめバーチャルスライドとして公開しています。下記のマニュアルをご参考の上、Aperio eSlide Managerよりご覧いただき、当日の活発な議論のためにご活用ください。
なお、バーチャルスライドの作成およびクラウドサーバーを用いた公開についてはライカマイクロシステムズ株式会社パソロジー・イメージング・グループに全面的なご支援を頂いています。

※各症例の情報についてはAperio eSlide Managerにログイン後「Conference Name :第104回日本病理学会総会」をチェックし「Open Data」をクリックして頂いた後に、画面右上の「Case Attachments」からダウンロードできますのでご参照ください。

WS-1-1 骨髄線維化をきたす疾患の鑑別
演者: 定平 吉都(川崎医科大学 医学部 病理学第一)
WS-1-2 小児MDSの特徴と鑑別診断
プレゼンター: 倉重 真沙子(名古屋第一赤十字病院 病理部)
WS-1-3 染色体異常を伴った骨髄異形成症候群の病理組織像
プレゼンター: 藤原 英世(川崎医科大学 病理学Ⅰ)
WS-1-4 Low risk MDSの病理診断
プレゼンター: 弘井 誠(高知大学医学部附属病院 病理診断部)
WS-1-5 Myelodysplastic syndroms(MDS)の診断におけるringed sideroblasts
プレゼンター: 谷岡 書彦(磐田市立総合病院 病理診断科)
WS-1-6 High risk MDS病理診断プロセス
プレゼンター: 木村 芳三(聖マリア病院 病理科)
WS-1-7 骨髄赤芽球増殖性病変の鑑別
プレゼンター: 茅野 秀一(埼玉医科大学 医学部 病理学)
WS-1-8 MDS-RAEB とAML-MRC の病理組織学的鑑別ポイントとその意義
プレゼンター: 北川 昌伸(東京医科歯科大学大学院 医歯学総合研究科 包括病理学分野)

5月1日(金)8:30〜10:30 E会場(レセプションホール(西) 1号館4F)

WS-2 病理従事者と患者の安全を考える

座長: 堤  寛(藤田保健衛生大学 医学部 病理学)
  長尾 能雅(名古屋大学医学部附属病院 医療の質・安全管理部)

座長の言葉

近年、患者側および医療従事者の双方において、「医療安全」に対する意識が高まっている。本ワークショップでは、医療安全管理業務における病理医の役割と、医療従事者自身の医療安全対策について、実践的な検討を企画した。医療安全管理業務の中でも、とくに診療関連死における死因究明制度について、病理医がどのように準備・対応すべきかを考えるとともに、病理医を含む医療従事者自身の医療安全対策として、感染症対策をできるだけ具体的に議論したい。本日は、医療安全管理業務において病理医が果たす役割と病理医を含む医療従事者が安全に業務を遂行できるような医療安全対策をあわせて議論することで、病理診断業務と医療安全対策の関わりを考えたい。診療関連死の死因究明による安心・安全な医療の推進と、医療従事者の人的リソースの損失防止により、より充実した医療を提供するための一助となれば幸いである。

WS-2-1 診療行為に関連した死亡の死因究明における病理医の役割
演者: 池田 洋(愛知医科大学 病理学講座)
WS-2-2 死因究明医の育成と必要な突然死の解剖学的知識
演者: 松本 博志(大阪大学大学院 医学系研究科)
WS-2-3 感染制御の視点から病理従事者に望むこと
演者: 八木 哲也(名古屋大学大学院 医学系研究科 臨床感染統御学分野)
WS-2-4 病理診断業務における安全対策の重要性
演者: 堤  寛(藤田保健衛生大学 医学部 病理学)
WS-2-5 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)患者の病理解剖を通して
演者: 北澤 理子(愛媛大学附属病院 病理診断科)
WS-2-6 エイズの病理解剖と安全性を高める切り出しの工夫
演者: 市原 周(独立行政法人国立病院機構 名古屋医療センター 病理診断科)

5月1日(金)15:30〜17:30 E会場(レセプションホール(西) 1号館4F)

WS-3 ナノテクノロジーによる新たな高精度・定量的病理診断:基礎と臨床応用

座長: 渡辺 みか(東北大学病院 病理部)
  津田 均(防衛医科大学校 病態病理学)

座長の言葉

病理学において、DABによる免疫組織染色は現在診療に広く用いられ、蛋白の発現を形態的に可視化できる簡便で有用な方法である。しかし、定量化が非常に困難であること、固定や染色条件などの影響を強く受けることなどが最大の欠点といえる。蛋白の定量化に対するニーズは、近年の分子標的薬の発展に伴いさらに増大し、治療適応決定や効果判定評価のため標的蛋白発現量を正確に評価することが求められている。組織切片上で形態を保持しつつ定量化を可能とし、かつ免疫組織染色と同様に簡便で汎用性の高い、新たな病理学的手法の開発が急務である。
本ワークショップでは、わが国の産官学共同研究で開発された、高輝度蛍光ナノ粒子を用いた新たな高感度定量的免疫組織学的手法を紹介し、基礎的な技術から臨床応用にわたりその有用性を検討することを目的とする。本技術は汎用顕微鏡を用い組織切片上で、高精度な蛋白の定量化を可能とするものであり、今後の病理学に飛躍的な発展をもたらすことが期待される。

WS-3-1 蛍光ナノ粒子の1粒子イメージングによる定量的免疫組織化学法の技術開発
演者: 権田 幸祐(東北大学大学院 医学系研究科 医用物理学分野)
WS-3-2 形態学と蛍光ナノ粒子イメージングを用いた分子病理学の融合
演者: 津田 均(防衛医科大学校 病態病理学講座)
WS-3-3 1粒子蛍光イメージングの病理組織検査への応用:HER2診断法の新たな展開
演者: 宮下 穣(東北大学 腫瘍外科)
WS-3-4 肺腫瘍病理診断への蛍光ナノ粒子イメージング技術の応用
演者: 蔦 幸治(国立がん研究センター 中央病院)
WS-3-5 蛍光ナノ粒子と1粒子イメージング技術で拓く新たなki67定量解析法
演者: 渡辺 みか(東北大学病院 病理部)

5月1日(金)15:30〜17:30 I会場(会議室234 2号館3F)

WS-4 がん登録推進法と病理医の役割

座長: 白石 泰三(三重大学大学院 医学系研究科・腫瘍病理学)
  寺本 典弘(四国がんセンター 病理科)

座長の言葉

日本のがん診療の実態把握を目指す『がん登録推進法』により院内で診療した全てのがんを対象とする『院内がん登録』は法的事業となる。多くの臨床医は臓器毎のspecialistであるが、我々病理医はgeneralistである。自ら登録するわけではないが、院内の全てのがんに関して、組織分類やTNM分類のみならず、診断から治療まで広範な知識を持つ病理医の関与が院内がん登録の質を高める。
がん登録推進法のメインプロジェクトである『全国がん登録』は全病院にがん情報の提供を求めるので、さらに多くの病理医ががん登録に関わるようになるであろう。今や「がん登録に関する情報は病理医の基礎知識の一つ」と言っても過言ではない。
がん登録推進法の発効を来年1月に控え、この機に法律の全貌、病理医が知っておくべきがん登録の基礎知識や、先般行われたアンケートから読み取れる病理医の意識の現状などを再確認し、がん登録に代表されるがん情報と我々がどうかかわるべきかを考えるワークショップを行う。

WS-4-1 病理医とがん登録 -全国がん登録の開始に向けて-
演者: 西本 寛(独立行政法人 国立がん研究センター)
WS-4-2 病理医のための標準登録様式解題
演者: 海崎 泰治(福井県立病院 病理診断科)
WS-4-3 -病理医とがん登録- アンケート調査から見えること
演者: 福留 寿生(三重大学医学部附属病院がんセンター・病理部)
WS-4-4 院内がん登録に病理医がかかわる意義
演者: 立山 義朗(国立病院機構 広島西医療センタ— 研究検査科)
WS-4-5 病院の情報を管理する役割としての病理医
演者: 田口 健一(国立病院機構 九州がんセンター 統括診療部 病理診断科)

5月2日(土)13:00〜15:00 I会場(会議室234 2号館3F)

WS-5 精度管理の新時代

座長: 増田 しのぶ(日本大学 医学部 病態病理学系 腫瘍病理学分野)
  黒田 誠(藤田保健衛生大学 医学部 病理診断科)

座長の言葉

従来、病理診断の精度は、病理医個々人の医療人としての良心に基づく内部精度管理に依っていたといえる。診断業務量の増大や、社会情勢の変化などから、個人の努力にのみ依拠する精度管理だけでは不十分であるとの認識が広まってきた。昨年、本邦においても日本病理学会と日本臨床衛生検査技師会が中心となり、外部精度評価活動を行う日本病理精度保証機構が設立され、病理診断の精度管理は新たな時代を迎えたといえる。本ワークショップにおいては、日本病理精度保証機構の活動を紹介し、本機構設立の基盤となった共同研究成果、および肺癌領域における活動内容を紹介していただく。また、日本乳癌学会、日本臨床衛生検査技師会から、病理診断の精度管理に関する要望を伺う。精度管理活動が有機的に機能するための病理診断体制についての考察を深め、最後に病理学会としての御発言をいただき、国民に開かれた活動の一環としての今後の方向性についての考えを共有する場としたい。

WS-5-1 日本病理精度保証機構について
演者: 増田 しのぶ(日本大学 医学部 病態病理学系 腫瘍病理学分野)
WS-5-2 乳がんにおけるホルモン受容体、HER2検査の全国的な外部精度保証システム構築の研究
~その実際と課題~
演者: 吉田 正行(国立がん研究センター中央病院 病理・臨床検査科)
WS-5-3 呼吸領域生検・細胞診に関するアンケート調査結果と課題
演者: 羽場 礼次(香川大学医学部附属病院 病理診断科・病理部)
WS-5-4 乳癌病理診断の精度管理に期待すること
演者: 井本 滋(杏林大学医学部付属病院 乳腺外科)
WS-5-5 病理医の良きパートナーとして -日本臨床検査技師会 精度管理事業-
演者: 宮島 喜文(一般社団法人 日本臨床衛生検査技師会)
WS-5-6 病理精度管理と病理診断体制 -国民のためのよりよい病理診断のために-
演者: 佐々木 毅(東京大学医学部・大学院医学系研究科 人体病理学 病理診断学分野)
WS-5-7 特別発言
演者: 深山 正久(東京大学大学院 医学系研究科 医学部 人体病理学・病理診断学分野)

海外招聘講演

4月30日(木)14:30〜15:30 A会場(センチュリーホール 1号館2F)

IL Renal cell carcinomas: New and emerging entities

座長: 都築 豊徳(名古屋第二赤十字病院 病理診断科)
演者: Ming Zhou(New York University Medical Center)

日英病理学共催教育講演

4月30日(木)13:30〜14:30 B会場(白鳥ホール(北) 4号館1F)

IS-1 Looking at breast cancer. A pathologist's perspective

座長: 笹野 公伸(東北大学大学院 医学系研究科 医科学専攻病理病態学講座 病理診断学分野)
演者: Ian O. Ellis(Cancer Pathology, University of Nottingham)

日独病理学共催教育講演

5月1日(金)15:30〜16:30 C会場(白鳥ホール(南) 4号館1F)

IS-2 New developments in the field of cartilage tumors

座長: 野島 孝之(金沢医科大学 臨床病理学)
演者: Albert Roessner(Department of Pathology,
University Hospital Magdeburg, Germany)

日中交流ワークショップ

4月30日(木)14:30〜16:30 E会場(レセプションホール(西) 1号館4F)

座長: 谷田部 恭(愛知県がんセンター 遺伝子病理診断部)
  笹野 公伸(東北大学大学院 医学系研究科 医科学専攻病理病態学講座 病理診断学分野)
IWS-1 Diagnostic pitfalls and the relationship between two major cell types in so-called pulmonary sclerosing hemangioma
演者: En-Hua Wang, Liang Wang(Department of Pathology, First Affiliated Hospital and College of Basic Medical Sciences, China Medical University, Shenyang, China)
IWS-2 Four cases of solitary glandular papillomas of the lung involving bronchioloalveolar region
演者: 相田 真介(国際医療福祉大学三田病院 病理部)
IWS-3 Ultrasensitive Immunohistochemistry and Fluorescent In Situ Hybridization for Detecting Anaplastic Lymphoma Kinase Rearrangement in Wild-Type EGFR Non-Small-Cell Lung Carcinoma
演者: Dong-Lan Luo(Department of Pathology, Guangdong General Hospital & Guangdong Academy of Medical Science, Guangzhou, China)
IWS-4 ROS1-rearranged lung cancer
演者: 吉田 朗彦(国立がんセンター中央病院 病理科)

学術奨励賞受賞講演/英国病理学会若手発表

5月1日(金)8:30〜10:30 G会場(会議室224 2号館2F)

座長: 笠原 正典(北海道大学大学院 医学研究科 分子病理学分野)
  竹屋 元裕(熊本大学大学院 生命科学研究部 細胞病理学分野)

座長の言葉

日本病理学会では、病理学の基礎的研究あるいは診断業務の中で特に優れた学術的貢献を行った40才以下の若手会員に学術奨励賞を授与しています。本年度からの新しい試みとして、受賞者の中から2名を選抜し、英国病理学会に派遣することになりました。そこで、本セッションでは選考を兼ねて、受賞者に英語で受賞講演を行って戴く事になりました。加えて、本総会には日英病理学会の交流事業により英国病理学会から2名の若手病理学研究者・病理医が派遣されていますので、本セッションで講演して戴き、日英の若手研究者・病理医が一堂に会し、講演・討論する機会と致しました。本企画が日本病理学会の国際化と日英病理学会の学術交流の発展に貢献することを期待しています。

IA-1 The role of the coagulation cascade in liver injury
演者: Gemma Petts(Imperial College London, UK)
IA-3 病的組織におけるメタロプロテアーゼの機能解析研究
演者: 下田 将之(慶応大学医学部 病理学教室)
IA-4 悪性腫瘍におけるCD169陽性リンパ節マクロファージの臨床病理学的意義の解明
演者: 大西 紘二(熊本大学大学院生命科学研究部 細胞病理学分野)
IA-5 節外性リンパ腫の分子病理学的研究
演者: 高田 尚良(岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 病理学)
IA-6 悪性リンパ腫における臨床病理学的研究および幹細胞的性格を有する細胞群の研究
演者: 和田 直樹(大阪大学大学院医学系研究科 病態病理学教室)
IA-2 An analysis of PPAR expression in human gliomas: its use as a novel diagnostic, prognostic and predictive biomarker
演者: Harry Haynes(University of Bristol, Honorary StR Cellular Pathology, North Bristol NHS Trust, UK)

オープンフォーラム

4月30日(木)14:30〜16:30 B会場(白鳥ホール(北) 4号館1F)

病理診断科開業と病理医の未来像 -国民に責任ある病理診断を提供し続けるために-

座長: 岸川 正大(長崎病理 長崎病理診断科)
  佐々木 毅(東大病院 遠隔病理診断・地域連携推進室)

座長の言葉

近年、病理学会の努力および国の後押し政策等により病理専門医は漸増しつつある。その一方でオーダーメイド医療実現のための病理診断は益々細分化かつ重要となり、件数も激増し、病理専門医増が追いついていない現状である。「国民に責任ある病理診断」を提供し続けるためには更なる「病理医増」が必要であり、特に若い医師が「希望に満ちた人生設計」ができるような「病理医の働く場」の環境整備は学会にとって喫緊の課題の1つである。
2008年医療法改正により「病理診断科標榜および診療所等の開業」が法律上可能となり、これまでに「病理診断科診療所」が全国に8施設誕生している。しかし実際には、医療政策、保険行政および関係法規など解決すべき課題は山積しており、「すべての病理診断を医療機関内で」実施することは事実上困難な状況にある。
本企画では、様々な立場の病理医に加え行政府および立法府から演者の先生方をお招きした。多数の、特に学会の将来を担う若い病理医の参加を期待する。

OF-1 病理診断科開業の現状と諸課題
演者: 岸川 正大(医療法人 長崎病理 長崎病理診断科)
OF-2 関東信越厚生局圏内で病理診断科を標榜する診療所が保険医療機関指定を受けられたこと、
およびその意義
演者: 島田 修(一般社団法人白亜会 DPJ細胞病理医院)
OF-3 登録衛生検査所の問題点と今後の方向性
演者: 岡田 真也(株式会社 保健科学 東日本)
OF-4 診療報酬上の取り組むべき課題と今後の方向性
演者: 黒田 一(国際医療福祉大学病院 病理診断科)
OF-5 保険医療機関連携を利用した大学病理診断科の役割
演者: 佐々木 毅(東大病院 遠隔病理診断・地域連携推進室)
OF-6 我が国のがん対策~病理関連を中心に~
演者: 益池 靖典(厚生労働省 健康局 がん対策・健康増進課)
OF-7 診療報酬と病理診断科
演者: 金光 一瑛(厚生労働省 保険局医療課)
OF-8 ヘリコバクターピロリ菌除菌に対する薬事承認と保険適用への道のりとがん登録について
演者: 秋野 公造(参議院議員/長崎大学客員教授)

日本病理学会100周年記念 病理学研究 新人賞選考会

4月30日(木)14:30〜16:30 I会場(会議室234 2号館3F)

座長: 今井田 克己(香川大学 医学部 腫瘍病理学)
  茅野 秀一(埼玉医科大学 病理学)
YA-1 新規転写抑制因子TSHZ2からみた乳癌進展機構
演者: 陸 美穂(愛知医科大学医学研究科病理学講座)
YA-2 乳腺小葉腫瘍の発生・進展とその分子機構、ならびに臨床的意義を明らかにするための
分子病理学的研究
演者: 桂田 由佳(防衛医科大学校 病態病理学講座)
YA-3 悪性黒色腫における所属リンパ節内CD169陽性洞マクロファージを用いた予後予測の有用性
-CD169陽性細胞数は生命予後と相関する
演者: 西東 洋一(熊本大学大学院生命科学研究部 細胞病理学分野)
YA-4 炎症性疾患に対する様々な動物モデルを用いた病理組織学的検討
演者: 野口 紘嗣(産業医科大学第2病理学)
YA-5 悪性胸膜中皮腫に対する新規病理診断マーカーの検討
演者: 鷲見 公太(神奈川県立がんセンター 病理診断科)
YA-6 (1)Sterologyを用いた日本人におけるネフロン数の推計
(2)ANCA関連血管炎モデルを用いた半月体形成腎炎の発症および進展機序
演者: 神崎 剛(東京慈恵会医科大学大学院医学研究科 腎臓内科学分野)
YA-7 孤立性線維性腫瘍における分子生物学的解析
演者: 山田 裕一(九州大学医学部附属病院 病理部)
YA-8 小児・若年乳頭癌におけるBRAFV600E、TERTプロモーター変異の解析
演者: 大石 直輝(山梨大学医学部人体病理学講座)

市民公開講座

5月2日(土)16:00〜18:00 レセプションホール 1号館4F

もっと知っておこう、子宮頸がん ~あなたとあなたの大切な人のために~

司会: 吉川 史隆(名古屋大学大学院 医学系研究科 産婦人科学)
  髙橋 雅英(名古屋大学大学院 医学系研究科 分子病理・腫瘍病理学)
OP-1 元気な明日のために~がんに負けない~
演者: 仁科 亜季子
OP-2 子宮頸がんを予防しよう~女性の健康を守る~
演者: 井箟 一彦(和歌山県立医科大学 産婦人科学)
OP-3 純度の高い専門性と社会的包容力~病理医の役割~
演者: 樋野 興夫(順天堂大学医学部 病理・腫瘍学)
総会事務局
名古屋大学大学院医学系研究科 分子病理・腫瘍病理学 〒466-8550 愛知県名古屋市昭和区鶴舞町65 E-mail:jsp2015@med.nagoya-u.ac.jp
運営事務局
株式会社コングレ 〒460-0004 愛知県名古屋市中区新栄町2-13 栄第一生命ビルディング Tel. 052-950-3369 Fax. 052-950-3370
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