第54回日本小児循環器学会総会・学術集会|会長:富田英(昭和大学横浜市北部病院 循環器センター センター長・教授)|会期:2018年7月5日(木)~7日(土)|会場:パシフィコ横浜

会長挨拶

第54回日本小児循環器学会総会・学術集会、会長:富田 英(昭和大学横浜市北部病院 循環器センター センター長・教授)

第54回日本小児循環器学会総会・学術集会
会長 富田 英
昭和大学横浜市北部病院 循環器センター センター長・教授

第54回日本小児循環器学会・学術集会をお世話させていただくことになりました昭和大学横浜市北部病院循環器センターの富田 英でございます。2018年7月5-7日の3日間、パシフィコ横浜で歴史ある本学会を主催させていただくことになりましたのも、ひとえに今までお世話になった諸先輩、本学会会員のみなさま、苦労をともにする病院スタッフのおかげと心から感謝申し上げます。

私が医学部を卒業した頃は、Mモード心エコーによる僧帽弁狭窄の診断が医師国家試験のヤマと言われはじめた頃でした。卒後3年を経て国立循環器病センターにお世話になった頃は超音波ドプラ法の黎明期であり、ほどなくカラードプラが出現しました。札幌医科大学にもどり、1982年の大流行で病棟が川崎病でいっぱいになった頃、バルーンによる肺動脈弁狭窄のカテーテル治療が報告され、久留米大学のグループによりわが国にも導入されました。超音波診断やカテーテル治療は、先天性心疾患の診断・治療における小児循環器医の役割を根本から変えるエポックでした。

物事には旬があると思います。超音波診断もカテーテル治療も小児循環器病学における紛れもない旬の始まりでした。2つの旬の始まり・発展・成熟に立ち会えたことで、私は小児循環器病学にどっぷりと浸かることになりました。エコー、CT, MRIなど画像診断の進歩にともなう3D imagingやImage merging、各種カテーテル治療デバイス、肺高血圧治療薬、分子遺伝学、再生医療、成人期への移行医学、心臓移植、人工心臓、複合心疾患に対する外科治療の進歩、ハイブリッド治療などなど、小児循環器病学の旬は尽きません。

第54回では、“伝え育てる小児循環器-20年後のために今できること-, Mentoring and Raising in Pediatric Cardiology-What We Can Do for the Next Generation-”をメインテーマに掲げさせていただきました。20年後を担う子どもたちのために、20年後の小児循環器を担う若手医師が小児循環器の旬と出会う学会になればと考え、準備させていただきたいと考えております。

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