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第66回 日本形成外科学会総会・学術集会

会長挨拶

第66回 日本形成外科学会総会・学術集会
会長 田中 克己
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科
医療科学専攻 形成再建外科学 教授

第66回日本形成外科学会総会・学術集会
開催にあたって


 この度、第66回日本形成外科学会総会・学術集会を 2023年4月26日(水)・27日(木)・28日(金) に、出島メッセ長崎で開催させていただきます。長崎大学形成外科が本学術集会を開催させていただくのは、第23回、第45回、第57回に次いで 4回目となり、大変名誉であり、光栄に存じます。同門、教室の力を結集して皆様をお迎えする準備を進めております。

 日本形成外科学会は 1958年の創立以来、これまで 65回の学術集会を重ねてまいりました。当初は複数の分野の診療科出身の先生方が日本の形成外科の礎として、様々な取り組みを始められました。その変遷の中で、確立された知識、研ぎ澄まされた技術、新たに展開された分野への応用、さらには新しく発見・開発された知見やテクノロジーで医療に貢献をしてまいりました。また、医療の多様化の中で、個人の特性に応じた治療法の決定や AI やロボット支援手術などの新規の高度医療への取り組みもすでに始まっています。一方では、形成外科学会を取り巻くものとして、専門医制度への対応、地域格差の解消、医師の働き方改革など、診療・教育・研究のいずれにおいても重要で、かつ喫緊の課題も見られます。

 今回の学術集会のテーマは、「歴史を繋ぎ、未来を拓く Channeling the History to a Future Voyage」としました。先達の築き上げられた形成外科という学問を、現在の私たちが育み、そして明日の形成外科の更なる発展へと繋がるものになるよう、一堂に会して、発表、討論を予定しております。また、COVID-19 の状況も鑑みて、感染状況に影響されないような枠組みで準備を進めてまいります。

 16世紀の南蛮・紅毛医学から近代西洋医学の発祥に至る、この長崎の地に皆様をお招きしたいと存じます。多くの先生方のご参加を心からお待ち申しあげます。