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「外科・内科連携セッション」のお知らせ |
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時 間: |
09:30〜10:10 |
会 場: |
A会場(4F 国際会議場) |
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座 長: |
富永 隆治 |
(福岡和白病院心臓血管外科) |
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落合 由恵 |
(JCHO九州病院心臓血管外科) |
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演 者: |
塩瀬 明 |
(九州大学大学院医学研究院 循環器外科学) |
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阿部弘太郎 |
(九州大学循環器内科) |
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テーマ: |
「九州地区における慢性血栓塞栓性肺高血圧症(CTEPH)の新時代
~外科と内科の連携~」 |
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塩瀬明1、阿部弘太郎2、牛島智基1、園田拓道1、細川和也2、筒井裕之2 |
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1九州大病院循環器内科、2九州大学病院循環器外科 |
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近年、慢性血栓塞栓性肺高血圧症(CTEPH)の治療法が劇的に進歩した。末梢性の血栓に対しては本邦発の治療法であるバルーン肺動脈形成術(BPA)、比較的中枢に近い血栓に対してはPEA (肺血栓内膜剥離術)がある。当院では昨年度よりPEAを開始し、良好な成績を収めている。末梢性と中枢性の混在する症例に対しては、PEA術後とBPAを組み合わせた“ハイブリッド療法”も行っている。CTEPHの最適な診断・治療の向上を目指し、内科医や外科医、その他のメディカル・スタッフにより構成されているPHチームがあり、最適な治療を正確に選択できる体制になっている。本セッションでは、九州地区におけるCTEPHの根治を目指した当院の取り組みについて紹介する。 |
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「第1回研修医教育セミナー」のお知らせ |
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New Wave Seminar |
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時 間: |
14:30〜16:40 |
会 場: |
D会場(6F 607会議室) |
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テーマ:「心電図アレルギーを克服する」 |
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総合司会: |
日浅 謙一 |
(九州大学大学院医学研究院循環器内科学) |
特別講演 座長: |
井手 友美 |
(九州大学大学院医学研究院 循環器内科学) |
特別講演 演者: |
髙橋 尚彦 |
(大分大学医学部 循環器内科・臨床検査診断学講座) |
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「心電図判読の基本-目の前の患者さんを救うために-」 |
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症例検討: |
齋藤 聖多郎 |
(大分大学医学部循環器内科・臨床検査診断学講座) |
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「虚血性心疾患に関連する心電図変化について」 |
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高橋 正雄 |
(産業医科大学医学部第2内科学) |
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「循環器系コンサルトに潜む心電図ピットフォール」 |
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長友 大輔 |
(済生会福岡総合病院 循環器内科) |
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「全身性疾患・病態に影響を受ける心電図異常について」 |
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コメンテーター: |
中村 郁子 |
(佐賀県医療センター好生館循環器内科) |
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琴岡 憲彦 |
(佐賀大学医学部循環器内科) |
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藤野 剛雄 |
(九州大学大学院医学研究院重症心肺不全講座) |
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「第1回ACHDセッション」のお知らせ |
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時 間: |
15:20〜16:40 |
会 場: |
A会場(4F 国際会議場) |
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座 長: |
石川 司朗 |
(福岡市こども病院循環器科) |
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井本 浩 |
(鹿児島大学大学院 心臓血管・消化器外科学) |
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演 者: |
兒玉 祥彦 |
(福岡市立こども病院循環器科) |
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坂本 一郎 |
(九州大学病院循環器内科) |
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松葉 智之 |
(鹿児島大学大学院心臓血管・消化器外科学) |
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山﨑 啓子 |
(宇部フロンティア大学人間健康学部看護学科) |
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テーマ:「先天性心疾患 ―こどもの病気からおとなの病気へ―」 |
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兒玉祥彦、倉岡彩子、石川友一、中村真、佐川浩一、石川司朗 |
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福岡市立こども病院循環器科 |
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先天性心疾患患者の予後は近年著しく改善した。元々の多彩な心血管構築異常も成人期には“通常の二心室循環”と“Fontan循環(右心バイパス循環)”にほぼ単純化している。学会・研究会では不都合な循環動態により薬物治療や合併症対応を迫られる“一部の症例”が強調されるが、全般的にACHD患者のQOLは良好である。本邦ではこれまで小児科医がACHD患者を継続して診療してきたが、医療および社会の両面から内科転科し総合的診療を継続することが求められており、すでに当院の多くの症例が診療圏内の成人循環器内科医の理解と協力により循環器内科への転院・転科を果たしている。この過程をスムーズにする移行期医療として、当院では患者教育プログラムを提供している。また、転院後も個々の症例の臨床データを継続して蓄積するために九州大学循環器内科と共同利用のデータベースを構築し活用しようとしている。当院での取り組みを紹介する。 |
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テーマ:「成人先天性心疾患診療の現状」 |
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坂本一郎1、筒井裕之1、山村健一郎2、大賀正一2、帶刀英樹3、塩瀬明3 |
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1九州大学病院循環器内科、2九州大学病院小児科、3九州大学病院心臓血管外科 |
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近年、慢性血栓塞栓性肺高血圧症(CTEPH)の治療法が劇的に進歩した。末梢性の血栓に対しては本邦発の治療法であるバルーン肺動脈形成術(BPA)、比較的中枢に近い血栓に対してはPEA (肺血栓内膜剥離術)がある。当院では昨年度よりPEAを開始し、良好な成績を収めている。末梢性と中枢性の混在する症例に対しては、PEA術後とBPAを組み合わせた“ハイブリッド療法”も行っている。CTEPHの最適な診断・治療の向上を目指し、内科医や外科医、その他のメディカル・スタッフにより構成されているPHチームがあり、最適な治療を正確に選択できる体制になっている。本セッションでは、九州地区におけるCTEPHの根治を目指した当院の取り組みについて紹介する。 |
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テーマ: |
「鹿児島における成人先天性心疾患への取り組み —心臓外科医の立場から−」 |
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松葉智之1、緒方祐樹1、井本浩1、高崎州亜2、湯淺敏典2、茶園秀人2、
上野 健太郎3、櫨木大祐3 |
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1鹿児島大学大学院心臓血管・消化器外科学、 2鹿児島大学大学院心臓血管・高血圧内科学
3鹿児島大学大学院小児科学 |
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従来鹿児島大学心臓血管外科では冠動脈, 弁膜症,大血管,末梢血管の4領域の外科治療を担ってきたが,2010年に本格的な小児先天性心疾患(CHD)の外科治療がスタートした。2013年には成人先天性心疾患(ACHD)外来が開設され,小児から成人までの先天性心疾患の診療体制が整備された。
成人先天性心疾患は心臓外科の中でも特殊な領域であると思われ、外科手術の環境一つをとっても、こども病院では成人患者の手術・術後管理が困難な場合があり,逆に一般病院では先天性心疾患に対する知識や経験が不足している場合があると言われる。全国ACHD循環器内科ネットワークに参加している24施設のほとんどは大学病院であり,九州では九州大学と鹿児島大学のみである。鹿児島大学病院でのACHD診療への取り組みや今後の課題について心臓外科の立場から検討する。 |
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テーマ:「成人を迎えた先天性心疾患患者への看護」 |
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山﨑啓子1、新原亮史2、宗内淳3、坂本一郎4、山村健一郎5、兒玉祥彦6、石川司朗6、
大草知子1、筒井裕之4、樗木晶子2 |
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1宇部フロンティア大学人間健康学部、 2九州大学大学院医学研究院保健学部門
3JCHO九州病院循環器小児科、
4九州大学病院循環器内科
5九州大学病院小児科、
6福岡市立こども病院循環器科 |
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医療技術の進歩により、現在50万人以上が成人を迎えることができている。成人先天性心疾患(ACHD)患者では、修復後もその病態は複雑であり、成人を迎えた患者や家族の疾患管理や日常生活の過ごし方に対する認識は様々である。また、看護職においてもその認識は様々であり、心疾患以外の入院に関する2014年の調査では、心疾患に対応した看護計画の立案は4割にすぎず、ACHDに関する知識不足や看護ケアの重要性の認識の低さが見られ、教育の必要性が示唆された。患者や家族が安全に日常生活を送るためには、幼少期からの疾患管理(治療・ケア・教育)を継続していくことが重要であり、また外来や病棟で関わる看護職がACHDの知識を深める必要がある。そこで、移行期からチーム医療による施設間連携をおこなうため、取り組みの一端を紹介する。 |
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「若手ハートチームセッション」のお知らせ |
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時 間: |
15:20〜16:40 |
会 場: |
C会場(6F 606会議室) |
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座 長: |
坂本 隆史 |
(大分県立病院循環器内科) |
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鬼塚 健 |
(JCHO九州病院 循環器科) |
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演 者: |
松川 龍一 |
(福岡赤十字病院循環器内科) |
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中原 さちこ |
(済生会福岡総合病院) |
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柴田 龍宏 |
(久留米大学医学部心臓・血管内科) |
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池田 真介 |
(きずなクリニック) |
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コメンテーター: |
松本 高宏 |
(福岡ゆたか中央病院循環器科) |
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山田 明 |
(飯塚病院循環器内科) |
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平 祐二 |
(原三信病院) |
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渡邊 玲子 |
(宮崎江南病院内科(循環器)) |
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矢沢みゆき |
(済生会唐津病院循環器科) |
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浅香真知子 |
(佐賀大学医学部 循環器内科) |
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テーマ:「高齢者社会における循環器疾患とチーム医療」 |
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松川 龍一(福岡赤十字病院循環器内科) |
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現在の日本は4人に1人が高齢者である超高齢社会に突入している。超高齢社会において心不全を初めとした循環器疾患の数も当然増加する訳で対策が急がれる。
高齢者循環器疾患の最大の特徴としてはフレイルを有し、多種多様な併存症を合併していることである。例えばサルコペニアを代表とする筋骨格系の機能低下にはリハビリテーションや栄養管理が必要不可欠である。また老老介護や独居など社会的因子の問題も抱えていることが多く、ケアマネージャーを中心とした退院後のケアも欠かせない。つまり、循環器疾患だけを診ればよいのではなく、全身的さらには多方面からのアプローチが重要であり、そのためにはそれぞれの専門性を持った多職種でのチーム医療が必要となってくる。 |
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テーマ:「現場での実践から見えてきた循環器疾患チーム医療の利点と課題」 |
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中原 さちこ(済生会福岡総合病院看護部) |
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現在、TAVIチーム、VADチーム、心不全チームなど、循環器分野において様々なチーム医療が行われるようになってきている。当院では2012年から心不全サポートチームによる多職種介入を実践してきた。その中で見えてきたチーム医療の利点は、様々な患者情報を多職種で共有することができる、病状や治療目標のコンセンサスを得ることができる、複雑多岐にわたる治療に専門知識と技術をもって介入できる、等である。一方で、チームメンバー以外のスタッフとの連携、チーム活動の時間確保、チーム活動のアウトカムの評価、といった課題も出てきている。本セッションでは、約4年半にわたる心不全サポートチーム活動から見えてきたチーム医療の実際を報告する。 |
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テーマ:「心不全緩和ケアにおけるチーム医療」 |
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柴田龍宏1、中島菜穂子2、南嶋裕美2、牛嶋浩子2、馬渡一寿1、
永田隆信1、堀川直希3、佐野智美3、安川秀雄1、福本義弘1 |
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1久留米大学医学部内科学講座心臓・血管内科部門 、
2久留米大学病院看護部
3久留米大学病院緩和ケアチーム |
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超高齢社会に伴う心不全パンデミック、そして植え込み型補助人工心臓のDestination Therapy時代の到来を控えた本邦において、心不全患者に対する緩和ケアの整備は喫緊の課題である。心不全緩和ケアの概念はここ数年で徐々に浸透しつつあるが、「実際に取り組むためには何をどうすれば良いのか?」という実践論に関してはまだまだ発展段階である。本セッションでは、久留米大学心不全支援チームの取り組みを通して、心不全緩和ケアを提供するチームに必要な要素やその普及への道筋について考えたい。 |
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テーマ:「循環器疾患在宅医療における基幹病院との医療連携」 |
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池田 真介(きずなクリニック) |
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重度心不全症例の在宅療養のためには、基幹病院と診療所の連携は不可欠であるが、重度心不全であるが故に看取りも必然的に視野に入れざるをえない。在宅における心不全症例の看取りはがん症例と比較して少ないとされており、当院でも111名の方の看取りを行ったが、そのうち心不全症例は7名のみであった。心不全症例の在宅での看取りが少ない理由として、寛解・増悪を繰り返し予後予測が困難であること、心不全治療薬が在宅での保険診療として認められていないことなどが上げられる。しかしがん症例と同様に心不全症例の方も可能な限り在宅療養を希望される方は少なくはなく、実例をもとに議論し基幹病院と診療所の医療連携を模索したい。 |
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