第85回九州眼科学会
会長 坂本 泰二
鹿児島大学大学院 医歯学総合研究科 感覚器病学講座 眼科学分野 教授

 平成27年5月29日~31日、鹿児島県医師会館において第85回九州眼科学会が開催されます。学会主催者の代表として、皆様に一言御挨拶申し上げます。

 御存じのように九州眼科学会は、九州各県が毎年持ち回りで開催する学会です。前回鹿児島で開催されたのは、2004年5月ですから11年ぶりの開催になります。九州眼科学会は、全国学会や専門学会とは異なり、自分の専門領域以外の講演を一つの会場で聴講することができますし、日常診療の疑問解決に役立つ演題が多いという特徴があります。何よりも、九州地区から出される演題が主ですので、九州地区の眼科医にとってより身近な話題が多いと思います。

 さて、それ以外でこの11年に鹿児島が変わったことを、医局の先生方と考えてみました。
1.新幹線の全線開通:前回の学会は、九州新幹線の開業直後でしたが全線開通はしておらず、博多から鹿児島まで2時間以上かかっていました。今回は全線開通していますので、1時間あまりで来ることができます。
2.鹿児島中央駅前の激変:会場は鹿児島中央駅の真ん前です。学会直前に、鹿児島中央駅アミュプラザが全面改装されます。また、駅前にはソラリアホテルなどの新施設が林立しており、以前の西鹿児島駅前とは全く別の駅前に進化しています。
3.観光や食事の進化:以前から焼酎・黒豚料理や温泉などが有名でしたが、篤姫ブームなどの影響で、日本各地から多くの観光客が来られたおかげで、さらに洗練されたレストランや趣向を凝らした観光スポットが増えました。

 鹿児島は温暖な気候ですが、特に春から梅雨前は風が爽やかで1年中で一番過ごしやすい時期に当たります。ぜひ九州眼科学会に参加して、おいしい食事や焼酎と5月の鹿児島をお楽しみください。