会長挨拶

この度、平成21年3月13日(金)、14(土)の2日間にわたり、東京・都市センターホテルにおきまして、第19回臨床内分泌代謝Updateを開催致しますが、今回私が会長としてお世話させて頂きます。

臨床内分泌代謝Updateは日本内分泌学会の分科会として臨床医が中心となって内分泌代謝疾患の診断、治療、予防に関する最新の知識を習得する場であります。総会が基礎と臨床の最新の研究を中心とした学術集会であるのに対して、本学会は内分泌代謝疾患の実地診療に関わる医師がアップデートな知識と技能を身につけ、若手医師や一般医師を育成し、さらには一般市民への啓発を通して、患者様へ最善の医療を提供できる目的で運営されております。今回の学会テーマは「ジェネラルからスペシャリストを目指して」と致しました。内分泌代謝疾患は多岐にわたるホルモンによって多彩な病状を呈することから、その診療には幅広い知識と経験が必要です。本学会は内分泌代謝疾患の8分野全てにわたる、また関連する全ての診療科(内科、小児科、泌尿器科、産婦人科、脳外科、放射線科など)の医師が集い、一同に会して討論できる唯一の学会でもあります。

今回は特別講演には先端医療振興財団理事長の井村裕夫先生ならびに、オーストラリアPrince Henry’s Institute of Medical ResearchのJohn Funder先生にご講演を予定しております。「内分泌最近の進歩」のセッションでは全ての分野についてそれぞれの専門家が分かり易くオーバービューして頂きます。「内分泌入門コース」は一般医家、研修医(初期・後期・専門)、専門外の医師などを対象に初歩的な知識、検査(ホルモン、画像、手技)、治療など実践的レクチャーを多く設け、参加者に自由に選択して学んで頂けます。「クリニカルアワー」のセッションでは最近注目されているいくつかの臨床的課題を取り上げ、複数の演者によるホットな討論を予定しています。「Meet-The-Specialist」のセッションでは参加者による問題提起に対して各分野のスペシャリストにより問題解決型アプローチで解説して頂きます。症例はポスターセッションで発表して頂きますが、一部の症例は「診断・治療に難渋した症例」としてオーラルセッションで取り上げ、十分討議し、コメンテーターに解説をして頂きます。これらの応募演題の中から(最)優秀演題賞を選考して最終日に表彰致しますので奮ってご応募下さい。

2日間の臨床内分泌Updateに参加すれば、全ての分野の最新の知識と技能が修得でき、専門外の方には内分泌・代謝疾患の診療の初歩を理解し、若手の方には内分泌・代謝科専門医(スペシャリスト)を目指して、またエキスパートの方にはアップデートな知識のブラッシュアップができるような企画で準備を進めております。実りある学術集会となるよう、皆様のご参加を心よりお待ちしております。

第19回臨床内分泌代謝Update
会長 平田結喜緒
東京医科歯科大学大学院・分子内分泌内科学
(内分泌・糖尿病・代謝内科)