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第24回日本乳癌学会学術総会

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プログラム抄録

プログラム(ポスター)抄録(ポスター)

共催セミナー一覧

会長講演 

6月17日(金)13:40~14:10 第1会場(東展示棟 1階 東4・5ホールA)

「乳癌の外科治療、激動の時代を体験して」

座長: 霞 富士雄(順天堂大学 乳腺・内分泌外科)
演者: 岩瀬 拓士(がん研有明病院 乳腺センター 乳腺外科)

特別講演  

6月17日(金)14:10~14:40 第1会場(東展示棟 1階 東4・5ホールA)

「世界に発信できる「日の丸」乳癌医療を」

座長: 野田 哲生(がん研究所)
演者: 中村 祐輔(シカゴ大学医学部内科・外科)

プレジデンシャルシンポジウム1

6月16日(木)13:00~14:30 第1会場(東展示棟 1階 東4・5ホールA)

真の個別化医療を求めて

座長: 岩瀬 拓士(がん研有明病院 乳腺センター 乳腺外科)
演者: 岩田 広治(愛知県がんセンター中央病院 乳腺科)
小口 正彦(がん研究会有明病院 放射線治療部)
佐治 重衡(福島県立医科大 医学部 腫瘍内科学講座)
野口 眞三郎(大阪大学 医学部 乳腺内分泌外科)
概要: 網羅的遺伝子解析に端を発する乳癌のサブタイプ分類の登場は、薬物治療をはじめとするあらゆる分野で個別化された医療の必要性を強く考えさせる機会となった。しかし、現実には大きく層別化はされたが、きめ細やかなオーダーメイドの治療にまでは至っておらず、真の個別化医療を求めて、さらなる努力が必要と考えられる。総会に先立って、乳癌治療の各分野の最前線で活躍している先生方を迎えて、これまでの個別化医療の歩みを振り返り、今後その分野での個別化医療がどのような方向に進むべきかを語っていただく。

プレジデンシャルシンポジウム2

6月18日(土)13:10~14:40 第1会場(東展示棟 1階 東4・5ホールA)

若い力が拓く明日の乳がん医療

座長: 大野 真司(がん研有明病院 乳腺センター)
秋山 太(がん研究会 がん研究所 病理部)
概要: 乳がん医療のさらなる発展には若き医療者・研究者の夢・理想・行動などが不可欠である。そこで日本乳癌学会の7つの地方会から3名ずつのメンバーを推薦していただき、未来志向のテーマで討論を行うこととした。次世代を担う若者の自由闊達な発想と議論が、乳がん医療イノベーションとなり、明日のより理想的な乳がん医療を拓く第一歩を刻むことを期待する。また学会会員には壇上で頑張る若者のご当地応援団となっていただきたい。

シンポジウム1

6月16日(木)14:40~16:10 第2会場(東展示棟 1階 東4・5ホールB)

日本のHBOC診療の未来を展望する

座長: 野水 整 (星総合病院 乳腺外科)
大住 省三(国立病院機構四国がんセンター 乳腺外科)
概要: HBOC診療は“がんのハイリスク者に対する究極の個別化医療”である。我が国のHBOC診療体制も徐々に整備されつつあり、この領域を専門としない医療従事者でも基本的なHBOCに関する認識が必要とされる。今回はBRCA1/2遺伝子の基礎研究の話題から、日常の診療業務におけるHBOCに関わる諸問題について各領域のエキスパートの先生より最新の情報をお話いただき、明日からの診療にすぐにでもいかせるようなセッションにした。

シンポジウム2(JBCS/JSMO Joint Symposium)

6月16日(木)14:40~16:10 第4会場(会議棟 7階 国際会議場)

乳癌に対する新規薬剤開発の未来を展望する

座長: 高橋 俊二(がん研有明病院 総合腫瘍科)
田村 研治(国立がん研究センター中央病院 乳腺・腫瘍内科)
概要: 悪性疾患における新規薬剤開発の現状を把握しつつも、それと並行して乳癌に診療における問題点を解決するべく、それらの薬剤耐性機序や、新たなシード、画期的なアイデアを取りあげる。またそれがなぜブレイクスルーとなりうるのかを検討し、近未来の薬物療法の体系を考察する。併せて、本邦の治験、医師主導治験、自主臨床試験のシステムのアドバンテージ並びに問題点について議論し、乳癌薬物療法の将来を展望するのみならず、新しい薬剤開発方法に関しても幅広く考察し2025年の未来を語る。

シンポジウム3

6月17日(金)08:30~10:00 第1会場(東展示棟 1階 東4・5ホールA)

乳腺個別化医療を拓くバイオマーカー研究

座長: 三好 康雄(兵庫医科大学 乳腺・内分泌外科)
伊藤 良則(がん研有明病院 乳腺センター)
概要: 乳癌薬物療法における効果予測、予後予測を可能となった歴史を振り返るのみならず、現状のサブタイプに基づいた治療方法を超えるバイオマーカーの最新研究を紹介し、最適な個別化乳癌薬物療法のあるべき姿について議論する。さらには、会場参加者それぞれのアイデアを可能とするバイオマーカー研究計画の手法、臨床医と基礎研究者の共同研究のあり方、フィジィシャン・サイエンティストへのキャリアビルディングに関しても若い研究者へ向けて情報を発信する。

シンポジウム4

6月17日(金)10:10~11:40 第1会場(東展示棟 1階 東4・5ホールA)

ガイドラインを活かした真の個別化医療の実践

座長: 向井 博文(国立がん研究センター東病院 乳腺・腫瘍内科)
神野 浩光(帝京大学医学部 外科学講座)
概要: ガイドラインは、日常診療を行う上で標準診療を理解する有用なツールである。しかし、個々の癌や患者背景が極めて多様であるため、ガイドラインのみでは診療方針を決定できない状況にときどき遭遇する。真の個別化医療を実践するためには、ガイドラインの利点と欠点を理解し、上手に活用することが必要である。本シンポジウムでは、真の個別化医療を実践するためのガイドラインの活用法について議論したい。

シンポジウム5

6月18日(土)08:30~10:00 第3会場(東展示棟 1階 東4・5ホールC)

癌の微小環境と治療 ~up to date~

座長: 戸井 雅和(京都大学 乳腺外科学)
黒住 昌史(埼玉県立がんセンター 病理診断科)
概要: 癌の増殖・浸潤・転移には、それを取り巻く微小環境が極めて重要であるといわれている。癌微小環境は血管・リンパ管に加えて線維芽細胞・免疫担当細胞・炎症細胞・結合組織などで構成され、きわめて多様であり、またTumor infiltrating lymphocytes (TIL)など治療効果予測因子や予後因子としての可能性を有するものもあり興味深い。最近解明が進んできたがん幹細胞ニッチや、血管新生・炎症/免疫応答、さらにホルモン微小環境も含め、癌の微小環境と関連治療について最新の知見を網羅する。

パネルディスカッション1

6月16日(木)14:40~16:10 第1会場(東展示棟 1階 東4・5ホールA)

薬物療法を受けている患者のQOL:多職種からのアプローチ

座長: 清水千佳子(国立がん研究センター中央病院 乳腺・腫瘍内科)
野村 久祥(国立がん研究センター東病院 薬剤部)
概要: 薬物療法を受けている患者のQOLを保つには、毒性の管理のみならず、家族支援、社会生活、精神的安定、医療費など多方面からの支援、アプローチが必要であるが、それらを適切に提供できる環境は、まだ十分に整っているとは言えない。QOL研究および各施設の取り組みを紹介し、患者の心に寄り添ったQOLの高い薬物療法を得るためには何が必要かを検討する。

パネルディスカッション2

6月17日(金)10:10~11:40 第3会場(東展示棟 1階 東4・5ホールC)

トリプルネガティブ乳癌への挑戦

座長: 紅林 淳一(川崎医科大学 乳腺甲状腺外科学)
佐治 重衡(福島県立医科大学 腫瘍内科学講座)
概要: トリプルネガティブ乳癌は全乳癌のうち約20%を占める。その病態は多様な疾患の集合体であり薬物療法の感受性も異なるため、様々な治療が試みられているが未だに予後は不良である。近年、遺伝子発現タイプによる乳癌分類方法の研究が進歩し、トリプルネガティブ乳癌においても新たな効果予測因子に基づく分類法や治療方法の開発が進められている。トリプルネガティブ乳癌に対する治療の現状、その最新の知見を把握した上で、今後の研究の方向性を検討する。

パネルディスカッション3

6月17日(金)15:20~16:50 第3会場(東展示棟 1階 東4・5ホールC)

乳癌分子標的薬剤をどのように使いこなすか

座長: 佐伯 俊昭(埼玉医科大学国際医療センター 乳腺腫瘍科)
岩田 広治(愛知県がんセンター中央病院 乳腺科)
概要: 近年、個別化治療が叫ばれる中、治療標的を絞った分子標的薬剤の開発が盛んである。殺細胞性抗癌剤と比較して、一般的に毒性は少ないと考えられているが、頻度は少ないものの、ひとたびおこると致命的となるような重大な副作用も含まれ、有害事象の管理に習熟することは、効果的で安全な治療遂行のために必要不可欠である。抗HER2治療薬、抗VEGF阻害剤、mTOR阻害剤などの分子標的薬の適応を判断し、毒性を管理してその効果を最大限に引き出す方法について検討する。

パネルディスカッション4

6月17日(金)10:10~11:40 第4会場(会議棟 7階 国際会議場)

サバイバーシップ~おひとりさま・子ども・パートナーの立場から考える~

座長: 勝俣 範之(日本医科大学武蔵小杉病院 腫瘍内科)
花出 正美(がん研有明病院 看護部・がん相談支援センター)
概要: 乳癌患者のサバイバーシップには様々な課題があるが、このセッションでは、癌告知後から治療中、治療後、または再発・緩和治療という経過のなかで患者と家族が直面する問題点について論じたい。特に、女性の生き方や家族の在り方が多様化した現代日本において、患者が「おひとりさま」でありかつ高齢になった場合や、パートナーや子どもの立場から今後の乳がん診療に求められてくるニーズを明らかにし、解決策を検討したい。

パネルディスカッション5

6月17日(金)15:20~16:50 第4会場(会議棟 7階 国際会議場)

外来で不安・怒りの感情をサポートする

座長: 大野 真司(がん研有明病院 乳腺センター)
濱口 恵子(がん研有明病院 緩和ケアセンター)
概要: 外来での短い時間で患者・家族のニーズを引き出し、患者・家族を支援するためには工夫を要する。このセッションでは不安・怒りが強い架空事例に対して、医師、看護師、腫瘍精神科医らが、各専門領域から患者にどんな治療・ケアなどの選択肢があるかという基本的な考え方をふまえて各自の意見を述べ、会場の参加者とともに対応策についてディスカッションしたい。

パネルディスカッション6

6月18日(土)10:10~11:40 第1会場(東展示棟 1階 東4・5ホールA)

乳癌内分泌療法におけるリスク・ベネフィット

座長: 山下 啓子(北海道大学病院 乳腺外科)
堀口 淳(群馬大学 臓器病態外科学)
概要: ホルモン受容体陽性乳癌に対する術後内分泌療法の重要性は疑う余地のないものであるが、最新の知見を把握した上で個々の症例において最適な治療を行うことが求められている。長期間の内分泌療法をどのような対象に行うべきか、閉経前患者に対するLHRHアゴニストの使用方法など、内分泌療法についてリスク・ベネフィットの観点から議論し、その最適な使用方法について検討する。

ワークショップ1

6月16日(木)14:40~16:10 第5会場(会議棟 1階 レセプションホールB)

微小病変のマネージメント

座長: 植松 孝悦(静岡県立静岡がんセンター 生理検査科・乳腺画像診断科)
増田 しのぶ(日本大学医学部 病態病理学系 腫瘍病理学分野)
概要: 画像診断の進歩により、微小病変が多く発見されるようになっている。その中で微小浸潤癌をいかに診断し治療するかは重要な課題である。針生検の方法、微小浸潤癌の手術の方法、手術標本に癌がみられない場合の対処の方法などについて議論する。

ワークショップ2

6月17日(金)15:20~16:50 第1会場(東展示棟 1階 東4・5ホールA)

センチネルリンパ節生検:腋窩郭清省略の現状と展望

座長: 井本 滋(杏林大学医学部 乳腺外科)
津川 浩一郎(聖マリアンナ医科大学 乳腺・内分泌外科)
概要: センチネルリンパ節生検の適応はcN0である。今回改めてcN0の定義を見直し、cN0でセンチネルリンパ節生検を行いリンパ節転移陽性となった症例に対する、郭清、放射線治療、薬物治療の各々の意義について考えたい。また今後のセンチネルリンパ節生検の方向性も含め議論したい。

ワークショップ3

6月17日(金)08:30~11:40 第2会場(東展示棟 1階 東4・5ホールB)

命にかかわらない乳癌をいかに見極められるか

座長: 森谷 卓也(川崎医科大学 病理学2)
角田 博子(聖路加国際病院 放射線科)
概要: 現在、検診の領域を中心に「過剰診断」が問題となっている。どのような画像所見、どのような病理所見を呈するときに、「命にかかわらない乳が ん」として対応すべきなのか、これらがわからないために生じている問題である。ここでは「命にかかわらない乳癌を見極める」と題して、病理・ 検診・臨床の立場から、どうすれば「命にかかわらない乳癌」を見極めることができ、それらに対してはどのように対応すべきかを討論したい。

ワークショップ4

6月17日(金)15:20~16:50 第2会場(東展示棟 1階 東4・5ホールB)

乳癌個別化診断への多様なアプローチ

座長: 佐谷 秀行(慶応義塾大学 先端医科学研究所 遺伝子制御研究部門)
秋山 太(がん研究会 がん研究所病理部)
概要: 真の個別化医療を実践するためには、個々の乳癌の個性を見極めることが重要である。乳癌の個性の評価方法として、組織形態(組織型、乳管内進展、波及度、異型度など)、ER・PgR・HER2によるサブタイプ分類、Ki67、TILs、遺伝子異常、heterogeneityなどがある。これらの評価の現状(方法とその問題点)を明らかにし、これから進むべき方向性を考え、最適な個別化診断を模索する。

ワークショップ5

6月17日(金)08:30~10:00 第3会場(東展示棟 1階 東4・5ホールC)

最適なPMRT ~その方法と適応~

座長: 淡河 恵津世(久留米大学病院 放射線治療センター)
齊藤 光江(順天堂大学 乳腺・内分泌外科学)
概要: 薬物療法の進歩に伴う治療成績の向上に伴い、PMRTの適応に迷う場面にしばしば遭遇する。PMRTの長期的有害事象考慮すると、生存利益の得られる症例を適切に抽出する必要がある。施設間でPMRTの適応、照射方法が異なる中で、まずガイドラインとPMRTの基礎知識を確認した上で、各施設の現状および治療成績をご発表頂き、問題点と今後の方向性について討論していただきたい。

ワークショップ6

6月18日(土)08:30~10:00 第5会場(会議棟 1階 レセプションホールB)

日本の乳癌シーンを変革する地域連携

座長: 宮良 球一郎(宮良クリニック)
黒井 克昌(都立駒込病院 乳腺外科)
概要: 乳腺領域の患者数ならびに観察期間は増加しつつある。今後、「主」としての基幹施設と「従」としてのクリニックという役割分担ではそのニーズに応えられなくなり、互いに対等で相補的な関係での問題解決が必要になってきている。クリニック・基幹施設とのコラボレーションによって将来の乳腺診療を支えるイメージを考えていきたい。

ビデオセッション

6月17日(金)08:30~10:00 第4会場(会議棟 7階 国際会議場)

技から術へ:明日から使える乳癌手術のひと工夫

座長: 吉本 賢隆(よしもとブレストクリニック)
丹黒 章(徳島大学大学院医歯薬学研究部 胸部・内分泌・腫瘍外科学分野)
概要: 薬物療法を中心とする集学的治療の発展により、乳癌治療成績は向上してきた。そのため乳腺外科医の関心の多くは手術以外にあり、学会で手術手技について議論が交わされなくなって久しい。一方患者からは、根治性はもとより整容性についても多くを期待されるようになり、手術手技は10年前と大きく変わってきている。日常的に行われている乳癌手術において、どのような問題点が存在し、どのような工夫をしているのか?各施設・術者の試みについて実際の動画をもとに討論していただきたい。

ディベート

6月18日(土)08:30~10:00 第1会場(東展示棟 1階 東4・5ホールA)

温存 vs 乳切再建 ~整容性と根治性のバランス~

座長: 矢形 寛(埼玉医科大学総合医療センタ- ブレストケア科)
澤泉 雅之(がん研有明病院 形成外科)
概要: 一次再建が保険適応となってから乳房切除の割合が増えている。今まで無理をして部分切除を行ってきたような症例は、乳房切除と再建で整容性の優れた乳房を得ることが容易になったが、部分切除で自身の乳房を安全に残せる可能性のある患者まで安易に乳房切除と再建に流れている感がある。人工物には違和感やその後の破損の問題などのデメリットもあり、自分自身の温かくやわらかい乳房を安全に残せるのであれば、乳房温存のメリットはとても大きいものと思われる。本セッションでは症例を元にそれぞれの立場から、乳房を残すか残さないか、皮膚を残すか残さないか、乳頭を残すか残さないか、最終的にはどういう治療を選択すべきか熱く討論して頂き、共に考える機会を持ちたい。

International Seminar

6月16日(木)16:30~18:00 第1会場(東展示棟 1階 東4・5ホールA)

International trends: Global aspects of axillary management

座長: 中村 清吾(昭和大学医学部 乳腺外科)
西村 令喜(くまもと森都総合病院 乳腺センター)
演者: Louis Wing-Cheong Chow
(Institute for Applied Research in Medicine and Health, Macau University of Science and Technology, Macau SAR, China
Organisation for Oncology and Translational Research, Hong Kong SAR, China
UNIMED Medical Institute, Hong Kong SAR, China
Jiujiang University, Jiujiang, China)
Wonshik Han
(Dept of Surgery and Cancer Research Institute, Seoul National University College of Medicine/Breast Care Center Seoul National University Cancer Hospital, Korea)
Chiun-Sheng Huang
(National Taiwan University Hospital and National Taiwan University College of Medicine, Taiwan)
Mehra Golshan
(Dr. Abdul Mohsen and Sultana Al-Tuwaijri Distinguished Chair in Surgical Oncology
Associate Professor of Surgery Harvard Medical School
Medical Director of the International Oncology Programs
Dana Farber Cancer Institute and Brigham and Women’s Hospital USA)
※英語セッション/同時通訳有
概要: センチネルリンパ節にマクロ転移を認めた場合、2014年のASCOガイドラインでは照射を伴う温存手術を予定している場合は2個までの転移であれば郭清を省略すべきだと提言されたものの、我が国では腋窩郭清の省略に関するコンセンサスは得られておらず臨床上の重要な課題となっている。そこで、米国、韓国、台湾、香港の外科医に各国の現状をしていただき、我が国における現在の課題と今後の展望を考えてみたい。

ケースカンファレンス1

6月17日(金)08:30~10:00 第5会場(会議棟 1階 レセプションホールB)

妊孕性について

座長: 片岡 明美(がん研有明病院 乳腺センター 乳腺外科)
坂東 裕子(筑波大学 乳腺甲状腺内分泌外科)

ケースカンファレンス2

6月17日(金)15:20~16:50 第5会場(会議棟 1階 レセプションホールB)

治験啓発セミナー 「~治験CAFEにようこそ 治験体験者さんから皆さんへ~」

座長: 山崎 真澄(がん研有明病院 臨床試験・研究センター 臨床試験部)

教育セミナー

画像診断と薬物療法の総合的判断力の向上を目指して

司会: 佐伯 俊昭(埼玉医科大学国際医療センター 乳腺腫瘍科)
土井原 博義(岡山大学 乳腺・内分泌外科)

6月16日(木)9:00~10:00 第4会場(東京ビッグサイト 会議棟 7階 国際会議場)

1. 診断

概要: 画像機器の進歩により、乳癌画像診断は飛躍的な進歩を遂げています。さて、画像診断は検診と精密検査とでは、推奨される診断方法と目的が異なります。今回、主として精密検査として行う場合のマンモグラフィと超音波の総合画像診断について、解説をしていただきます。

6月16日(木)10:30~11:30 第4会場(東京ビッグサイト 会議棟 7階 国際会議場)

2. 治療

概要: 乳癌薬物療法の選択では、治療因子と患者因子を考慮します。サブタイプにより推奨される薬物療法の種類が決まっていますが、各薬物療法での薬剤選択順位についても考慮しなければなりません。また患者因子も重要で、最終的にはこの 2つの因子により、最も推奨できる治療法と治療順位を組み立てる必要があります。今回、原発乳癌から転移・再発乳癌の薬物療法について、総論と各論についてガイドラインに基づいた解説をしていただく予定です。

病理セミナー

6月18日(土)10:20~11:40 第2会場(東展示棟 1階 東4・5ホールB)

司会: 堀井 理絵(がん研究会有明病院 病理部)
坂谷 貴司(日本医科大学付属病院 病理診断科)

乳癌における個別化医療のための病理学的biomarker検索の重要性と
実際

座長: 黒住 昌史(埼玉県立がんセンター 病理診断科)

バーチャルスライド提示症例の解説

座長: 小塚 祐司(三重大学医学部付属病院 病理部)
バーチャルスライド閲覧

画像セミナー

6月18日(土)9:25~10:05 第2会場(東京ビッグサイト 東展示棟 1階 東4・5ホールB)

1. 乳房超音波

<解説>
司会解説: 渡辺 隆紀(国立病院機構仙台医療センター乳腺外科)
位藤 俊一(りんくう総合医療センター外科)
野嵜 史(聖路加国際病院 病理診断科)
概要: 乳房超音波の画像セミナーを開催します。お時間があるときにお立ち寄り下さい。B-モードの乳房超音波画像を中心にカラードプラやエラストグラフィを動画も交えてスライドショーでスクリーンに提示します。合計で 10症例提示する予定です。カテゴリー、最も可能性の高い診断名、さらに次に何を行うかをお考え頂きます。マークシートでの解答になります。セミナー修了後に解答を提示します。また、最終日には病理と併せて解説をいたします。

6月18日(土) 8:30~9:10 第2会場(東京ビッグサイト 東展示棟 1階 東 4・5ホールB)

2. マンモグラフィ

<解説>
司会解説: 森田 孝子(名古屋医療センター 乳腺科)
丹羽 多恵(豊田厚生病院 乳腺外科)
森谷 鈴子(滋賀医科大学 病理診断科)
概要: 今年もマンモグラフィの画像セミナーを行います。ソフトコピー診断への移行が急速にすすんでいる昨今の状況を踏まえ、今年は4Kタブレットでの読影環境をご用意いたします。ソフトコピー診断では、ハードコピーに比較し白黒諧調が制限されているために、 濃度上昇部位に直目していく、 という読影スキルが通用しなくなってきています。 悪性度の高いといわれるTriple negativeタイプや HER2陽性タイプの浸潤癌は、石灰化や distortion所見は少なく、densityのみで描出され、エコー検査では検出できるが、マンモグラフィでは、検出すら困難であることを経験します。本セミナーでは、これらの悪性度の高い乳がんをどのように読影すれば、早期発見につながるのか、また、これらの乳がんの早期の病態について解説していきたいと考えております。

診療ガイドライン委員会企画プログラム

6月16日(木)9:00~10:10 第3会場(東京ビッグサイト 東展示棟 1階 東 4・5ホールC)

診療ガイドラインのこれから-歴代委員長からみた現在の乳癌診療ガイドラインの問題点-
問題点を踏まえ、さらによいガイドラインとするには

司会: 向井 博文(日本乳癌学会診療ガイドライン委員会 委員長)
概要: 診療ガイドラインは、単に新しいデータや医療情報をとりいれて内容を機械的に刷新すればよいのではなく、時代やその時々の医療状況をも加味した標準治療を現場に提示する重要な役割を担う。そこには現場からの意見、あるいは専門家、エキスパートからの意見を積極的に取り入れ常に試行錯誤しながらより良いものとする努力が欠かせない。一方で、診療ガイドラインを策定するには大変な労力と地道な作業を要する。 本セッションでは、ガイドライン策定の大変さを一番理解されている前委員長の先生方より診療ガイドライン 2015年版に対する注文と、修正が必要な点を挙げて頂き、それに応える形で現在のガイドライン執筆責任者より回答する、というスタイルで会を進めたい。単なるガイドライン批判とは一線を画す策定経験者ならではの建設的なご意見とそれに対するアイデアが期待でき、議論を通じてさらにレベルの高いガイドラインを目指してゆきたい。

専門医制度委員会企画プログラム

6月16日(木)10:20~11:30 第5会場(東京ビッグサイト 会議棟 1階 レセプションホールB)

-乳腺専門医についてのQ&A-

司会・ファシリテーター:
  岩瀬 弘敬(日本乳癌学会専門医制度委員長)
概要: 日本乳癌学会理事会、専門医制度委員会は昨年以下のような声明をホームページ上に発表し、会員の皆様からコメントを頂戴して参りました。今回は、専門医制度委員会の代表として、岩瀬弘敬、井本 滋、丹黒 章の 3名により、専門医制度の現状、展望について会場と「乳腺専門医についてのQ&A」として、議論を深めたいと思います。当日のアンケートにて皆様のご意見を聴取し、お答えするあるいは宿題とさせて頂きたいと思います。奮ってご参加いただけましたら幸甚です。
 
  • 学会が認定する乳腺専門医から、機構が認定する乳腺専門医への移行を目指します。
  • 乳腺専門医・研修プログラム整備基準を参考にして、各基幹施設・関連施設が独自のプログラムを作成し、機構の承認を経て乳腺専門医を育成します。
  • 外科専門医と総合内科専門医を修了した専攻医を対象としたプログラムを検討して参ります。手術療法については外科専門医を修了した専攻医を対象にいたします。
  • 現行の乳腺専門医は機構の更新条件を加味した移行措置に基づいて、順次新たな乳腺専門医として認定されます。
  • 放射線科、産婦人科、形成外科などからの乳腺専門医の取得の可能性とこれらを基盤とした際の乳腺専門医の処遇につきまして検討して参ります。
  • 現行の認定施設でのカリキュラムに基づく研修と認定医からの専門医取得は期限を設定し廃止されることになります。従って、認定医、認定施設の存続の可否につきましても検討して参ります。

第3回臨床試験協議会のご案内

6月18日(土)10:20~11:40 第5会場(東京ビッグサイト 会議棟 1階 レセプションホールB)

司会: 平田 公一(JR札幌病院)
向井 博文(国立がん研究センター東病院 乳腺・腫瘍内科)
概要: 臨床試験グループが互いに連携しあい情報交換を図ることは、我が国の臨床研究全体のアクティビィティを上げることにつながることと思います。臨床試験は研究者集団だけで実施できるものではありません。統計専門家、データマネジメントの専門家をはじめとするデータセンターのスタッフ、支援企業の存在、そして事務局スタッフ、など多数の人々が関与しています。本協議会では臨床試験に関係するすべての方にご参集頂き、学会が現在行っている臨床試験のインフラ整備と目指している方向性について広く知って頂くと同時に、各臨床試験グループの現状と問題点を明らかにし、今後乳癌領域における臨床研究をどうしていくべきかについて議論できればと思います。

看護セミナー

6月18日(土)8:30~10:30 第4会場(東京ビッグサイト 会議棟 7階 国際会議場)

「手術療法後の治療方針と看護の役割」~病理レポートの理解と術後治療選択への支援~

座長: 阿部 恭子(千葉大学大学院 看護学研究科)
金澤 麻衣子(東北大学病院 看護部)
概要: 乳がん手術後の治療選択において患者を支援するためには、病理レポートの結果からどのような治療選択が提案されるのかを、看護師として理解することが求められている。本セミナーでは、医師の立場から病理レポートの読み方と治療方針の決定について解説します。また、手術後の治療選択における患者への支援について臨床での実践を交えながら看護師の立場で解説します。

患者セミナー

6月18日(土)13:10~16:00 第5会場(東京ビッグサイト 会議棟 1階 レセプションホールB)

座長: 柏葉 匡寛(さがらブレストピアヘルスケアグループ ブレストピア宮崎病院)
桜井 なおみ(NPO法人HOPEプロジェクト)

▲ PAGETOP

EPSホールディングス株式会社

アストラゼネカ株式会社

シスメックス株式会社

協和発酵キリン株式会社

CoBrCa-Controversies in Breast Cancer

総会事務局
がん研有明病院 乳腺センター
〒135-8550
東京都江東区有明3-8-31
運営事務局
株式会社コングレ内
TEL:092-716-7116
E-mail: 24jbcs@congre.co.jp

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