会長挨拶

池松 裕子
一般社団法人 日本看護学教育学会 第31回学術集会
会長:池松 裕子
(名古屋大学大学院医学系研究科総合保健学専攻 教授)

 このたび、一般社団法人日本看護学教育学会第31回学術集会をオンラインで開催することになりました。会員数4,700名を超える学会の学術集会会長の任を受け、光栄であると同時に、身が引き締まる思いでおります。

 このたびの新型コロナウイルス感染症のパンデミックは、わたしたちの生活を一変させました。それまで当たり前のように行っていた教室での講義や病院での実習がことごとく不可能となり、看護学教育も大きな転換を余儀なくされました。しかし、このような変化は新たな看護学教育を育む契機となったとも言えます。

 多くのひとが苦しみ、恐怖におびえたパンデミックにおいて、医療従事者・看護職がいかに不可欠な職業、すなわちEssential workerであるかということが社会に再認識されました。そして、その看護職を育てる看護学教育も、社会に対して大きな責任を負っていると言えるでしょう。これからは、新たな世界観で、未知の世界に立ち向かっていける看護職を育成することが期待されています。

 オンライン開催は参加者が演者や他参加者と直接会って話をすることはできませんが、プログラムの重複を気にする必要はありませんし、開催期間ならいつでもどこでも自分の好きなときに視聴できるというメリットがあります。一般演題では、チャットで気軽に発表者に質問ができる機能を設けるなど、オンラインならではの参加者同士の交流を工夫していくつもりです。

 また、今回のコロナ禍では多くの看護学教育者が、それぞれ独自の工夫をして多様な教育方法を編み出されたと思います。一般演題の中にGood Practice Competition部門を設け、視聴者の投票でGood Practice Awardを選ぶ企画を考えています。

 さらに、新しい看護学教育を確立していくためには、さまざまな国や地域との協力も欠かせません。今回の学術集会では各国の看護学教育事情についての国際シンポジウムも企画しています。

 この学術集会は、皆様の叡知を集約して、新たな世界における看護学教育を確立していく第一歩としたいと考えています。さまざまなセッションにおいて、お互いに刺激しあって、明日の看護学教育を築いていきましょう。

 最新の情報は本ホームページ、フェイスブック、インスタグラムでお知らせしてまいりますので、どうぞご確認ください。

 多くの皆様のご参加をお待ちしています。