第83回 日本循環器学会学術集会

プレナリーセッション
救急蘇生の動向

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国内座長:坂本 哲也(帝京大学 救命救急センター)

わが国の救急蘇生のガイドラインはInternational Liaison Committee on Resuscitation (ILCOR)が5年毎に改訂するConsensus on Science and Treatment Recommendations (CoSTR)に準拠している。最近では2015年に公開されたCoSTR2015に準拠して、日本蘇生協議会(JRC)がJRC蘇生ガイドライン2015を策定した。2015年以降、ILCORはGRADEシステムによりエビデンスを継続的に評価し、それに基づくCoSTRを逐次公開することになった。
わが国からはリアルワールドのビッグデータである総務省消防庁救急蘇生統計をはじめとして、Utstein Osaka、SOS-KANTO、JAAM-OHCA registry、SAVE-Jなどの研究が国際的に発信され、CoSTRの重要なエビデンスとして採用されてきた。
本プレナリーセッションでは、次代のCoSTRに向けて、今後の世界中のガイドラインに影響を与えるような、わが国からの最新エビデンスを報告していただく。主なトピックは、若年者における胸骨圧迫のみのCPR、スマートフォンアプリによるAED搬送システム、医師数と院外心停止の転帰との関係、ACSによる院外心停止の治療、人工知能による院外心停止の転帰予測などである。
多くの皆さまのご参加と活発な議論を期待している。

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