第83回 日本循環器学会学術集会

シンポジウム
5カ年計画の成果と目標

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国内座長: 小室 一成(東京大学 循環器内科学)
宮本 享(京都大学 脳神経外科)
2016年12月に、日本循環器学会と日本脳卒中学会は関連19学会の協力を得て、「脳卒中と循環器病克服5カ年計画」を発表した。この計画は超高齢化社会を迎えた我が国において医療上最も重要となる当該分野の医療の質を向上するために作成したものである。
大目標として、1)脳卒中と循環器病による年齢調整死亡率を5年で5%減少させる。2)健康寿命を延伸させる。
また、これらの大目標を達成するために、以下のように重要3疾病と5戦略を制定した。重要3疾病は、脳卒中、心不全、血管病(急性心筋梗塞、急性大動脈解離、大動脈破裂、末梢動脈疾患を含む)を選定し、5戦略は、心材育成、医療体制の充実、登録事業の促進、予防・国民への啓発、臨床・基礎研究の強化とした。
2016年12月以来、脳卒中学会とも共同のWGを組織すると共に、日本循環器学会では、関連学会と協力して、5戦略にそれぞれWGを組織し、活動してきている。
発表以来2年半が経過しようとしているが、それぞれのWGの成果を議論し、第2次5カ年計画の作成に向けて、有意義な議論をしてみたい。

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