会長挨拶

この度、第30回日本不整脈学会学術大会ならびに第32回日本心電学会学術集会の大会長の席をお預かりいたしました。前大会に引き続き、合同学術大会として、2015年7月28日から31日にかけ、国立京都国際会館ならびにグランドプリンスホテル京都で開催いたします。

日本不整脈学会と日本心電学会は2015年には統合され、日本不整脈心電学会となることがすでに決定しています。合同学術大会ではありますが、単独学会としては最後の年次集会となりますので、有終の美を飾るにふさわしい会になるよう鋭意準備を進めているところでございます。テーマは新しい未来に対する希望という意味を込めて、「輝かしい未来への序章:Prologue to Glorious Future」といたしました。

日本不整脈学会は実践的かつ治療を主な目的とする学会であり、一方で日本心電学会は心電現象の基礎的・理論的研究から臨床的解明を目指すことを主な目的とする学会です。両学会が合同で学術大会を開催することは、そもそも自然な流れであり、シームレスかつトータルといえます。

本学術大会では、心電学のみならず不整脈の基礎から臨床まで、診断から治療までを網羅したUpdateな内容にしたいと考えています。また、学会の国際化を推進する役を担うため、欧米のみならずアジアの学会とも交流を図るためのセッションや、チーム医療の向上を目指すためのセッションも多数設ける予定です。しかし、年次集会の成否は、何を申しましても一般演題に負うところが最も大きいと考えます。医師のみならず、メディカルスタッフ、医学生など多くの方にご発表、ご参加いただければ幸甚に存じます。

最後に、両学会に情熱を注いで育て上げられた諸先生方に感謝するとともに、これまでの歴史を鑑み、総決算という意味合いでも今までの学術集会に勝るとも劣らない会となりますよう準備に励む所存でございますので、皆様におかれましては、よろしくご指導ご鞭撻のほどお願い申し上げます。

平成26年9月吉日

第30回日本不整脈学会学術大会
大会長 松本万夫

第32回日本心電学会学術集会
会 長 小林洋一

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