会長挨拶

石橋 宏之
第49回日本血管外科学会学術総会
会長 石橋 宏之(愛知医科大学血管外科)

 第49回日本血管外科学会学術総会を愛知医科大学外科学講座(血管外科)が主催させて頂くことになり、大変光栄に存じております。少人数の医局ですので、松山克彦教授(心臓外科)に副会長として参加していただき、血管外科・心臓外科スタッフで準備を進めてきました。当講座が本学術総会を開催させて頂くことは、2009年第37回(会長:太田 敬)以来12年振りとなります。第37回のテーマは「Plus Ultra〜血管外科の創造する未来へ」でした。あれから12年を経て、血管外科を取り巻く環境は大きく変化しました。特にデバイスの進歩が大きく、大動脈疾患、PAD、下肢静脈瘤などは血管内治療を中心とした治療戦略に激変しました。次の時代の血管外科医には、オープン手技と血管内手技の両刀使いで、より良い成績を上げて欲しいと願い、テーマを「次のステージへ、次の世代と(To the next stage, with the next generation)」としました。
 当初、対面での開催を準備してきましたが、COVID-19収束が不透明ですので、やむを得ず、前回に引き続きWEB開催としました。会期は予定通り、2021年5月19日(水)から21日(金)で3日間ライブ配信し、並行してオンデマンド配信を1ヶ月余り実施します。
 特別講演は、史上最年少タイトル棋士 藤井聡太二冠の師匠である杉本昌隆八段に「師匠が語る藤井聡太という才能」をお願いしています。シンポジウムは17セッション準備しました。若手血管外科医向けに「若手血管外科医のためのトレーニング(兼:指導医講習会)」を行います。海外招請演者は、RL. Dalman(SVS 会長) 、W. Lang(独)など計11名にお願いし、現地からのライブ感が出るように、米国の演者は午前に、欧州の演者は午後に講演をお願いしました。その他、理事長講演、会長講演、教育セミナー、優秀演題セッション、CVIT合同セッション、医療安全講習会など例年と同様のセッションに加え、COVID-19関連のランチブレイクセミナー「COVID-19における静脈血栓塞栓」を予定しました。共催セミナーは22セッション用意しました。近年のWEB学会では、共催セミナーで視聴者が分散することが問題となっています。そこで、3チャンネルでシンポジウム、その他の学術イベントを行い、別に共催セミナー専用チャンネルを設けました。シンポジウム等のテーマと重複しないようにプログラムを作成しましたので、是非ご参加ください。
 総応募演題数は578題、採用は560題でした。シンポジウムと優秀演題セッション以外の演題は、オンデマンドでの発表となりますが、各セッションに2名の座長を配置し、少なくとも2名から質疑があるようにしました。残念ながら、2回連続のWEB開催となり、申し訳なく思っていますが、多くの方々の参加を期待しています。よろしくお願いいたします。