第8回日本経カテーテル心臓弁治療学会学術集会 / Japan Transcatheter Valve Therapies 2017

会長挨拶

第8回日本経カテーテル心臓弁治療学会学術集会 JTVT 2017 会長
外科系
志水秀行 写真
内科系
林田健太郎 写真
志水 秀行
慶應義塾大学医学部外科(心臓血管)
林田健太郎
慶應義塾大学医学部内科(循環器)

このたび、第8回日本経カテーテル心臓弁治療学会学術集会(JTVT2017)を開催させて頂くことになりました。本学会を慶應義塾大学ハートチームのわれわれが担当させて頂くことは大変光栄なことであり、御協力頂いている多くの皆様に感謝いたしております。

近年、心血管疾患を含むさまざまな疾患に対し、低侵襲という概念をキーワードとしたさまざまな新しい治療法が導入され、これまで治療困難あるいは治療不可能とされていた疾患に対しても治療機会が広がりつつあります。中でも、高齢者大動脈弁狭窄症に対する経カテーテル大動脈弁留置術(TAVI)は画期的な治療法として注目され、弁膜症治療の歴史を大きく変えることになりました。

当初、その治療対象は手術不能もしくは高リスク例に限定されたものでしたが、欧米ではRCTの結果を踏まえ中等度リスクにも治療適応が拡大され、さらに最近では低リスク患者に対する国際共同治験も進行しつつあります。

本邦においては欧米より遅れてTAVIが導入されましたが、2013年に保険償還が始まって以来、経カテーテル的大動脈弁置換術関連学会協議会の主導のもとで高い安全性を確保しながら適切な普及が図られ、非常に良好な初期成績が達成されています。すでに6,000人以上がこの治療の恩恵を受け、TAVIはすでに日常臨床の一部として定着しつつあります。

さらに、僧帽弁閉鎖不全症に対するMitraClipも本邦における臨床治験がすでに終了し、遠からず薬事承認、保険収載されるものと見込まれています。

これらの最新の治療を安全かつ適切に行っていくためには、それぞれの経験から得られた貴重な情報を幅広く共有することがきわめて重要と考えます。

今回のJTVT 2017は、2010年7月に開催された第1回Transcatheter Cardiovascular Therapy Symposium (TCVT)から数え、日本経カテーテル心臓弁治療学会として第8回目の学術集会となります。

本学術集会は、経カテーテル心臓弁治療に関わる全分野の医療従事者が、その研究・臨床成績の発表や講演の活動を通して、緊密に意見交換や学術交流を行い、国内における本治療の安全かつ有効な普及、その臨床成績の向上に寄与することを目的としています。

経カテーテル心臓弁治療においてはチーム医療が不可欠です。本学術集会では、協働する治療の中で各施設が実際に行っている取組みや工夫を様々な視点からご発表頂き、それぞれの経験や科学的分析の結果を共有しディスカッションして頂きます。JTVT2017が、各施設におけるチーム医療の更なる発展や技術の向上に役立つ多くの情報、知識、ネットワークを参加される皆様に提供できる場となれば幸いです。

会期は7月16日(日曜日)、会場は東京駅前のJPタワーホール&カンファレンスです。

多くの方々のご参加を心よりお待ちしております。

第8回日本経カテーテル心臓弁治療学会学術集会、【会長】外科系:志水 秀行 慶應義塾大学医学部外科(心臓血管) 内科系:林田 健太郎 慶應義塾大学医学部内科(循環器)、【会期】2017年7月16日(日)、【会場】JPタワーホール&カンファレンス