会長挨拶

本間 明宏
第83回耳鼻咽喉科臨床学会 総会・学術講演会
会長 本間 明宏
北海道大学大学院医学研究院 耳鼻咽喉科・頭頸部外科学教室 教授

このたび、第83回耳鼻咽喉科臨床学会を開催させていただくことになりました。伝統ある本学会を開催させていただき大変光栄に存じます。

今回のテーマは、新型コロナウイルス感染がまだ落ち着かない状況ではありますが、上を向いて前に進んでいきたいという気持ちで『前進!』にさせていただきました。学会を通じて明るい気持ちを持って前進できればと思います。

本学会は、若い先生の参加者・発表者が多いので、若い先生のためになる、若い先生の刺激になるような魅力ある内容を企画しています。演者も新進気鋭の先生方にお願いしております。2020年の耳鼻咽喉科関連の学会を視聴すると非常に充実した内容で、従来は現地開催で学会に参加できなかった先生方もWebで数多くの講演をご視聴されたのではないかと思います。そのため本学会の特別プログラムは、いままであまり取り上げられていない内容にしました。また、海外招聘講演は、鼻内視鏡手術の世界的権威のPeter John Wormald教授(オーストラリア アデレード大学)に、特別講演は北海道大学工学部の近野敦教授に最新のロボット開発についてご講演していただきます。近野教授とは本学医学部の手術トレーニングのプログラムでご一緒させていただいており、興味深いご講演をしていただけると思います。また、北大にはOB・他科に素晴らしい方がたくさんおられますので、そのような方にもご講演をお願いしています。

6月の新型コロナの状況が予想できないので開催形式は弾力的に考えたいと思っています。現在のところ、現地開催とWeb開催のハイブリッドを想定しています。6月下旬の札幌は天気が良く、樹木は新緑に彩られ、しかも涼しく、とても良い時期です。状況が許せば、ぜひ札幌にお越しいただければと思います。そして、各地の感染状況や発表者のご希望も考慮して発表形式、日程を組むつもりでおりますので、奮って演題を応募していただきたく存じます。

多くの会員の諸先生方にとって実りある学術集会となるよう準備をすすめてまいりますので、ご参加いただけますよう何卒よろしくお願い申し上げます。

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