第71回日本臨床眼科学会

ご挨拶

第71回日本臨床眼科学会

第71回日本臨床眼科学会

学会長吉冨 健志

秋田大学大学院医学系研究科 医学専攻病態制医学系眼科学講座 教授


 第71回日本臨床眼科学会は、平成29年〔2017年〕10月12日〔木〕から15日〔日〕の4日間の会期で東京国際フォーラムとJPタワーホール&カンファレンスで開催されます。秋田大学大学院医学系研究科医学専攻病態制御医学系眼科学講座が主催し、学会長は私が務めさせていただきます。副学会長は秋田県眼科医会会長の吉本弘志先生、プログラム委員長は岩手医科大学眼科学講座教授、黒坂大次郎先生です。このような歴史のある素晴らしい学会の学会長を担当させていただく機会を与えて頂きましたことに日本眼科学会評議員の先生方、プログラムの作成にご尽力いただきました日本眼科学会プログラム委員の先生方に厚くお礼申し上げます。

 学会のテーマはOphthalmology、the Next Generation(次世代の眼科学)とさせていただきました。歴史ある日本臨床眼科学会で、次の時代を背負う若い眼科医の勉強の場になってくれることを祈念しております。世の中は急速にデジタル化してきており、学会抄録をタブレット端末で読んでいる若い先生たちも増えてきています。学会も時代とともに変わってゆくべきで、これからの日本の眼科を背負って立つ次世代の先生方に合わせた学会を考えています。もちろん学会の内容も最新の知見を共有し、次世代の眼科学と眼科医療の進むべき道について活発な議論をしていただけることを期待しております。

 学会プログラムは、プログラム委員会の主導の下、特別講演、招待講演、シンポジウムがすでに決定されています。特別講演は富田剛司先生(東邦大・大橋)と三村治先生(兵庫医大)にお願いしております。それぞれの領域で著名なお二人の講演を楽しみにしております。また、招待講演は、Steven D. Schwartz先生 (Diabetic Eye Disease and Retinal Vascular Center、Jules Stein Eye Institute) と Joseph Caprioli先生(Glaucoma Division、Jules Stein Eye Institute)にお願いし、それぞれの分野で有益なお話が聞けると期待しております。
シンポジウムはプログラム委員会で推薦されたものが16と、学会長枠のものが4つ予定されています。コメディカルプログラムも3セッション企画しています。

 学会長枠の4つは、横断的なシンポジウムを企画させていただきました。眼科領域も専門化が進み、眼科のいろいろな分野を横断的に議論する場はとても重要だと思います。いろいろな領域の先生方が、他領域の最新情報を勉強する場としてお役に立てればと考えています。電子カルテ関係の少し変わったシンポジウムも会長枠で企画させていただきました。様々な情報をBig Dataとして解析することは次世代の眼科学にとって非常に重要なことと考えて企画させていただきました。奮ってご参加ください。

 日本臨床眼科学会は年々規模が拡大し、東京フォーラムだけではまかないきれないくらい規模が拡大してきました。そこで、今回東京フォーラムから地下通路でもつながっているJPタワー ホール&カンファレンスを会場として追加いたしました。繁華街の中を突き抜けて会場を移動する事になりますが、どうぞ学会だけでなく、会場移動も楽しんでください。

 皆様にご満足していただけますよう、主催者一同努力する所存です。多くの皆様のご参加をお待ちいたしております。何とぞよろしくお願いいたします。