第45回 日本産婦人科手術学会

第45回 日本産婦人科手術学会

会長挨拶

金沢大学医薬保健研究域医学系医学類 生殖・発達医学領域産科婦人科学
教授 藤原 浩

 本年11月に第45回の日本産婦人科手術学会を金沢で主催させていただくことになりました。学術講演会のテーマを「改めて考える手術の役割」と定め、現在この視点から教室員とともに学術講演会の企画・運営の準備を鋭意進めております。

 学術講演会のプログラムですが、初日にはこれまで本学会の発展に多大なる貢献をいただきました平松祐司先生に名誉理事長講演として学会のこれまでの歩みや目指すべき方向性などについてご発表いただく予定となっております。また特別講演として永田一郎先生に「あらためて考える産婦人科手術の基本・開腹手術・腟式手術―鏡視下手術世代での役割―」との演題で“20世紀の手術”から “21世紀の手術”の土台となる事項をご考察いただきます。さらに5つのシンポジウムを用意して、それぞれ高齢癌患者、生殖医療、周産期医療、悪性腫瘍における手術の役割と手術におけるFasciaの役割について討論いただくことにいたしました。若手の会員に対して産婦人科診療における手術の役割を考える機会を提供できれば幸いと考えております。講習会としては医療安全関連を準備しております。

 学会の開催形式は現地開催と主要な講演のライブ配信のハイブリッドおよびオンデマンド配信を考えており、現地での情報交換会も行う予定にしております。会員の皆様には是非現地へお越しいただき、活発な討論に参加いただきたいと思います。この時期の石川県は観光にも適したシーズンです。皆様の御来沢をお待ちしております。